Cthulhu-ML Parody & Junk List
最終更新2009/08/04(Tue)
☆ Cthulhu 神話文献一覧☆
★(パロディ&ジャンク編)★

この一覧は、Cthulhu-MLで話題に上ったクトゥルフのパロディ及び、クトゥルフ 神話から名前/地名等を借用した(又はしたと見られる)印刷出版作品を集めた物です。

よって、これらの作品群を読んでも、殆んど(全く?)クトゥルフ神話に関する本 質的な知識は得られませんので御安心下さい。(^^;

「番外の部」には、固有名詞さえ出てこないが、放っておくには惜しい「クトゥルフ神話」っぽい ものを入れておくことにします。

本リストには、出版社が不明などの不完全な部分があります。また、本リストに 掲載されていない作品も多数世に埋もれていたり、新たに 生み出されたりすることでしょう。それらに関する情報をお持ちの方は、ぜひ Cthulhu-MLかリストの管理人(count6618r@hotmail.com)まで お知らせください。


最新更新情報
2009/08/04「這いよれ! ニャル子さん 2」追加
2009/05/18「這いよれ! ニャル子さん」追加
2009/01/05「毘 -vi- 一、天と地と」追加
2007/12/20「まんがなぜなに教室」追加
2007/10/02「デッド・ロード」追加
2007/09/18「廃墟ホテルへようこそ。」追加
2007/02/07「バラージ 広江礼威アートワーク集」追加
2006/04/25「シャルロット・リーグ3 ワルプルギスの森で」追加
2006/04/20「グローバル・ヘッド」記述追加
2006/04/20「日本版オムニ1986年1月号」追加
2005/07/13「SFバカ本〜白菜編プラス」追加
2005/03/17「UMAハンター馬子 完全版1,2」追加

目次(出版社による分類)
ジャンクの部 「あ」行
「か」行
「さ」行
「た」行
「な」行
「は」行
「ま」行
「や」行
「ら」行
「わ」行
アルファベット
番外の部

★ジャンクの部

☆『あ』行 ------------------------
●秋田書店
○週刊少年チャンピオン
「学校怪談」(16 Apr 1998頃) by 高橋葉介
※第3巻において、後書きに「狭いトンネルや通路を、 床から天井までいっぱいの怪物がゴロゴロと転がりながら 追いかけてくるという幻想は、ラヴクラフトの『狂気の山にて』 に出てきたと思うんですが」と、第3巻 第37話「ごろんごろん」 について書いてある。
クトゥルフモンスターガイド2に載っている、ワンプそっくりのモンスターが、 単行本の10巻、第162話の「こんにちは赤ちゃん」に出て来る。 後書きによると、『狂気の山にて』に出てくる 「古のものども」をモデルにしたらしい。

※1999/07/10頃発行の号で「インスマス・スイミングスクール」が出てくる。

「エイリアン9」 by 富沢ひとし
※No.16で、主人公の一人の蔵書の中にクトゥルー神話が…。

「学校怪談」13 by 高橋葉介
※「絵画怪談」は小説では簡単なのにマンガでは難しいと高橋氏が後書きで 愚痴をこぼしているが、そこで「ピックマンのモデル」に触れている (1999/11/16 追加)

「学校怪談」15 by 高橋葉介
※「プロポーズは唐突に」(第258話)で、棟方教授が九段先生に結婚の申込みをする場面 において、
以下引用-----
実はアメリカのミスカトニック大学超常現象研究チームに招かれているのだ
引用終わり---
という台詞がある(2000/08/14 追加)

「恐怖症博士」第1話 by 高橋葉介
※作中で『"恐怖は人間の根源的な感情である"──H・P・ラヴクラフト』 と、ラヴクラフトの言葉を引用している(2002/08/08追加)

○少年チャンピオンコミックス
「KUROKO-黒衣-」 by 高橋葉介
※ラヴクラフトの「ダニッチの怪」が元ネタであると第2巻の後書に書いてある。 物語の筋は『アリシア・Y』によく似ている (2001/08/07追加)
※第1巻収録の「人魚の末裔」は「インスマスを覆う影」が元ネタ。 また第4巻あとがきに、"名無しの神"はクトゥルー神話に由来する と書いてある。第4巻には朝松健をモデルにした荒松健太郎 という作家も登場する(2001/10/09記述追加)

●朝日ソノラマ
○ソノラマ文庫
「私闘学園」 by 朝松健
※「私闘学園」シリーズ。(お笑い:格闘ギャグ) 沖縄空手「クルルンファ」を主人公が思い出すときに 「クトゥルー、いやク・リトル・リトル・・・いやいや  ズールー・・・」とかいう感じで、やったりする。 また、ちょっとだけ呪文で「ヨグ・ソトース」とか出たり…。 シリーズ全体にその傾向が有る。

「マリオネットの譚詩(バラード)」 by 菊地秀行(1994)
※最終章「邪神封印」で突然ラヴクラフトとクトゥルー神話に関して 言及される。この作品では、ダーレスの解釈(善神VS邪神)の方が 正しかったという事になっている(2000/06/23詳細追加)

「逆宇宙ハンターズ」 by 朝松健(1986〜1987)
※仇役として苦止縷得宗なる魔教が登場 (2000/06/23追加)。

「D - 邪神砦」 by 菊地秀行
※吸血鬼ハンター・シリーズ第13弾。 この世を消滅させる邪神クルルが登場する (2002/02/13追加)

○ソノラマノヴェルス
「比良坂ファイル 幻の女」 by 朝松健(1992)
※桃園書房「月刊小説」に不定期連載(1990年〜91年)された連作。
「逆宇宙ハンターズ」で死んでしまった比良坂天彦が主人公。
ラブクラフト「闇に這うもの」に出てきた黒魔術秘密結社・星智教 (Starry Wisdom)が仇役(2000/06/23追加)

○眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
「栞と紙魚子の生首事件」 by 諸星大二郎
※連作物で、そのうちの2編(『クトルーちゃん』、『ヨグの逆襲』)がクトゥルフもの となっている。 "団一知"というお父さん、謎のお母さん、"クトルーちゃん"という 女の子、"ヨグ"というペットなどが出演。 雑誌ネムキに連載されていたものが、1冊になった。

「栞と紙魚子と青い馬」 by 諸星大二郎
※雑誌ネムキに連載されていたものの2冊目。 相変わらず、作家の "団一知" 先生、謎の巨大お母さん、 "クトルーちゃん" が出てきて、「テケリ・リ、テケリ・リ」 と叫ぶ(1998/11/10加筆)

「栞と紙魚子 殺戮詩集」 by 諸星大二郎
※雑誌ネムキに連載されていたものの3冊目。
相変わらず、クトルーちゃんとヨグが出て来る。また、 団先生のかっこいいところや栞の看護婦姿も見られる(2000/02/22追加)

「栞と紙魚子と夜の魚」 by 諸星大二郎
※『栞と紙魚子』シリーズの最後の巻。相変わらずクトルーちゃん一家は 大活躍し、深きものどもを連想させる「直立魚類」も出てくる (2001/08/23追加)

「栞と紙魚子 何かが街にやって来る」 by 諸星大二郎
※お馴染み、クトルーちゃん一家が出てくる (2004/03/01追加)

○高橋葉介漫画文庫
「夢幻紳士1」 by 高橋葉介
※「山案子亭」なる短篇に『ネクロノミコン』『妖蛆の秘密』 『屍食教典儀』などがぞろぞろと登場。
魔術師が死霊を操るために邪神(アザトース・クトゥグア・アトラク=ナクア など)の名前を唱える場面がある。
また、『クトゥルー 闇の黙示録』(青心社)を参考文献として使ったことが 明記されている(1999/02/15 詳細追加)

「帝都物語」 by 高橋葉介
※荒俣宏の同名小説の漫画化(戦争篇)。
同時収録の「影男」シリーズ中の一話「独裁者を撃て」に 「ティンダロスの指輪」なるアイテムが登場。
また、「ヨグ=ソトゥート4世」なる皇帝も出てくる。

「猫夫人」 by 高橋葉介
※「Haunted House」という短編にレッドフック街が出てくる (1999/11/22追加)

「夢幻外伝1 死者の宴」 by 高橋葉介
※「いない・いない・ばあ」という話に「未知なるカダスを夢に求めて」のガグが 出てくる。作中では明示的には書かれていないが、作者本人によると確かにガグであるとのこと (2004/11/15追加)

○伊藤潤二作品集
「屋根裏の長い髪」 by 伊藤潤二
※主人公の部屋の本棚に『ラヴクラフト全集』がある。
伊藤潤二恐怖マンガCollection 10あやつり屋敷にも収録されている。

●アスペクト
「そろぞろ」by 唐沢俊一・唐沢なをき(1999)
青林堂版の再刊(新作を1編追加)。 各作品には作者による解説付き。
「らくだ」に登場したハーバート・ウエストは映画『死霊のしたたり』 が元ネタであることが明記されている。また、表題作「そろぞろ」は "何やらクトゥルー神話めいた神様を出している" とのこと (2000/06/23追加)

●アトリエOCTA
○幻想文学
第52号
※「猫の妖、猫の幻」という特集を組んでおり、「ウルタールの猫」が紹介されて いる(2001/05/02追加)

第67号
※最終号。中島晶也氏の「モダンホラーと東洋嫌悪――ダン・シモンズ『カー リーの歌』管見」に「レッド・フック街の恐怖」や「インスマスを覆う影」への 言及がある(2003/07/23追加)

●エニックス
○血の12幻想 by 山村正夫 他
※山村正夫の「吸血蝙蝠」にラヴクラフトの本が出てくる。
以下引用-----
「本箱には彼が学生時代に愛読したゴシック・ロマンの怪奇小説の類がずらりと 並んでいる。ポーやホフマンやラヴクラフトにまじって〜」
引用終わり---
●エンターブレイン
○ファミ通文庫
「アストラルギア(1) 魔法少女はつらいよ」 by 弓原望
※流塁江という町を舞台に、格闘技マニアの女子高生が アストラルギア(霊装強化服)の力でロリな魔法少女に 変身し、<旧き者>と対決する話(2001/08/23追加)

「秘神大作戦 歌う虚(うたううろ)」 by 木村航
※"秘神" は "ひめがみ" と読む。深きものっぽいモンスター、クトゥルフっぽい邪神、 などが出てくる。イラストを見ると、そのものずばり。
ヒューペルボリアも名前だけ出てくる(2003/09/12追加)

「シャルロット・リーグ3 ワルプルギスの森で」 by 吉岡平
「踊る人魚」が収録されている (2006/04/25追加)
●旺文社
「日本版オムニ1986年1月号」
ハーラン=エリスンの「大理石の上に」が掲載されている。クトゥルー神話作 品ではないが、プロヴィデンスを舞台にした話で、ラヴクラフトの名前が 出てくる(2006/04/20 追加)

●太田出版
「マンガゾンビ」 by 宇田川岳夫
「禁断の作品群から見る戦後マンガの地下水脈」なんてことが帯には 書いてある。
「忘れ去られたマンガ家」あるいは「有名なマンガ家の忘れ去られた側面」を 紹介しようという本だが、ドリュイエという人を紹介した項に 「ラブクラフトのクトルー神話の旧支配者たちのような」という比喩が 出てくる(2000/01/19 追加)。

「と学会年鑑2002」 by と学会 編
※『大復刻 怪獣ソノシートブック』(朝日ソノラマ) が紹介されている。で、これに入っているソノシートの付録の小冊子 に「アーカムの目なし男」というものが紹介されて いる。ラヴクラフトの注釈も書かれており、短いな がらも適格な内容(2002/02/04 追加)

●オークラ出版(1999/10/07 出版社判明)
○PIXY COMIX
「ミルフィーユはシモン味」 by 破軍星
※悪魔が召喚された時に「いあ いあ はすたぁ」と叫びつつでてくる。

☆『か』行 ------------------------
●学習研究社
○NORAコミックス(DX版?)
「紅色魔術探偵団」 by 山田章博(1999/03/02 情報追加)
※「エーリッヒ・ツァン」の名前と、レコードが出てくる。 NORA休刊に伴い、絶版になる可能性大。絶版になった。
しかし復刊した。変更点は、
・日本エディターズ
・ペーパーコミックス
未収録作品(第九話)とあとがきをプラスし、表紙絵が変わっている。 あとがきの作品解説の中で、「ラヴクラフト」「クトゥルー」と ちゃんと言ってくれている。

「ドリーマー」 by 矢野健太郎
※星間渚がゲスト出演している (2001/04/23追加)

○学研ポケットムー・シリーズ
「白魔術・黒魔術」 by 長尾 豊(1984刊)
※真面目(?)な魔術の解説書のハズだが、"召喚と喚起" という項に、喚起の対象となる存在として
以下引用-----
 5)謎の存在 − ヨグ・ソトート、ハストゥールなどと呼ばれる正体不明の  存在。さいわいなことに喚起成功の報告はまだない。
引用終わり-----
という記述が有る(2000/05/08追加)。

「焦熱の波濤4 出撃!豪州攻略艦隊!!」 by 林譲治
※架空戦記だが、この作家は作中にSFやアニメのギャグを入れる事で(悪)名高い。 この作品には整備下士官の回想でKという測量技師が出て来る。このKなる人物曰く、 技術屋の使命は「それは故障を直すことではない。古き物達を現代に再び蘇らせる こと」。さらに「いつも洋書を抱えていましてね。私らなんかには意味のわからない 言葉をつぶやいていましたよ。一度、持っている洋書を見せてくれと言ったら、 『お前らが読んだら、気が変になるからだめだ』と言われましたよ」という回想が。   で、このKなる人物は、軍に協力するよりも、街で玩具の修理をしたりするような事に 自分の能力を使いたいという意味の事を言っていたという(1999/09/14追加)。

「焦熱の波濤8 猛撃!ブリスベーン大空襲作戦!!」 by 林譲治
※欧州でヒトラーを暗殺しようと国防軍の陰謀が進んでいた。 SS長官ヒムラーは「総統にはヒアデス星団のアルデバラン近くの 暗黒星の加護がある」とうそぶきながらも、星型の不思議な石の護符を渡す。
大形爆撃機で東部戦線を目指すヒトラーに襲い掛かる戦闘機、迎え撃つSS迎撃機。 死闘の末についにヒトラーの乗る爆撃機が撃墜されようとする。 そして、ヒトラーは最後の手段として呪文を唱える。
「いあ! いあ! はすたあ! はすたあ! くふあやく ぶるぐとなむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむっ! あい! あい! はすたあ!」(爆)
爆撃機に止めを刺そうとした暗殺者の目に、爆撃機から 「翼のある怪物」が飛びさったように見えた。
この爆撃機に乗っていた人間でヒトラーの死体だけが発 見されなかった。又、ヒトラー暗殺直後の国防軍のクーデ ターにより、ナチの高官は逮捕されたが、ヒムラーのみが 行方不明となった。
十年後、スペインで「ヒアデス星団のアルデバラン近く の暗黒星」で修行をしていた、ヒトラーとヒムラーが目撃 されたという。
という壮絶な展開となった。なんと言っていいのや ら(苦笑)
他に、「SSの探検隊が南極で氷に覆われた都市を発見」 とか、SSの暗号が「千匹の仔を孕みし森の黒山羊」だっ たりとかしている(2001/03/16追加)

「シック」 by ジェイ・R・ボナンジンガ(1996)
※サイコ・ホラー物の長編。主人公はアーカム出身の女性で、第三部は 「アーカム」と題されている(冒頭にラヴクラフト「異次元の色彩」 が引用されている)(2000/06/23追加)

○ウルフノベルス
「UMAハンター馬子 闇に光る目」by 田中啓文
※「伊豆鼠」(いずまうす)とか「阿亀」(あかめ)という地名が出てくる (2003/07/23追加)

●角川書店
「ΑΩ」 by 小林泰三
※「久都流川」という川が出てくる(2001/08/08追加)

「玩具修理者」 by 小林泰三
※日本ホラー大賞受賞作。
「ようぐそうとほうとふ」とか、それっぽい名前があるだけ。
・作者のコメント
家内がホラー好きで,角川書店がホラー小説の募集をしている のに気付いて最初は自分が書くなどと,大言壮語していたんで すが,結局1行もかけませんでした。それで,諦めるかと思い きや,彼女は僕に望みを託しました。
その口車に載って書いたのが「玩具修理者」です。
基本的には SF 好きなので,ホラー小説への道を開いてくれ たラヴクラフトに敬意を表して,「ようぐほうとそうとふ」で す。(^^) 本人はラヴクラフトワールドを日本の風俗習慣に移 植したつもりだったのですが,どんな印象を持たれたでしょう か?
賞をとれたのはラッキーだったとしか言いようがありません。 後で思うと,題名も「ハーバート・ウエスト−−死体蘇生者」 のパロディになってますね。無意識のうちにやってました。
その他の呪文にも意味はあるんですが,ラヴクラフトには無関 係です。すみません。
「人獣細工」 by 小林泰三
※6月27日発行予定の短編集「人獣細工」所載の作品「吸血狩り」に Azatoth の息子となのる人物が登場します。
#他にも1か所ありますが、それは内緒...
(上記は御本人のコメントです)

「密室・殺人」 by 小林泰三
「肉食屋敷」 by 小林泰三
※表題作は実は「脈打つ壁」を改題したものです。したがって、 「千の仔を孕んでいる」という台詞があります。
また、収録作「獣の記憶」には「アーカム保護施設」という言葉が 登場します。(1998/11/18登録)

「ネフィリム」 by 小林泰三
※超吸血幻想譚の副題。主人公の一人の名前が「ランドルフ・カーター」(2004/09/20追加)

○角川文庫
「魔界医師メフィスト 夢盗人」 by 菊地秀行
※後書きに、ロフトプラスワンでの、トークショーの話が書いてある。

「ネクロマンサー」 by 牛島慶子
※ネクロマンサーの呪文が「ネクロノミコン断章」からの引用。

「ディープブルー」 by ケン・グリムウッド
※「ク*トリル」というイルカが出て来る模様。
名前が怪しい。(^^;
全然関係無い?

「SF大辞典」 by 横田 順弥 他
※『半魚人』の項に
以下引用 -----
「半魚人の出てくる小説に恐怖小説の大家 H・P・ラヴクラフト『インスマスの影』があり、 この半魚人は人間と魚の合いの子として描かれている。」
引用終わり -----
という記述がある(2000/06/19追加)

「古えホテル」 by 菊地秀行(1991)
※「ラヴ・レター」という短編の主人公 "僕" は電車の中でラヴクラフト の文庫本を読んでいて、
以下引用 -----
村人のひとりが、ほんの一瞬垣間みた怪物の姿を述懐するシーンに さしかかり、僕は恐る恐る娘の方を見た。
別段、縄がより合わさったような胴体もしていなければ、その上に 人間の何十倍も大きな顔が乗ってもいなかった。

引用終わり -----
という記述(pp.175-176)が有る。

「帝都物語8・未来宮篇」 by 荒俣宏
※ゴールデン・ゴブリン・プレスが出てくる (2001/04/12追加)

○角川ノベルズ
「絆〜ホラー・アンソロジー」 by 瀬名秀明、小林泰三 他
※「パラサイト・イヴ」の瀬名秀明、「玩具修理者」の小林泰三、 「リング」「らせん」の鈴木光司など、豪華作家陣によるホラー アンソロジー。
小林泰三の「兆」という短編に「ミスカトニック○○」とかいう マンションが出てくる。
例によって、名前だけ。
・作者のコメント
最初,編集者 (♀,既婚,35) に「『ミス・カトリック』って なんですか?」と言われて,ショックを受けました。
当初の題名は「カーテン」というもので,本文中にも「兆」と いう言葉は使わず,例のやつらは「吸血鬼」となってました。

編集者 「こういうの吸血鬼とはいわないでしょ」
「でも,こんなのが吸血鬼なんです」
編集者 「いや。違うな」
「……」
編集者 「ねえ。吸血鬼ってするのやめましょうよ」
「じゃあ,『兆』にします」
○角川ホラー文庫
「ゆがんだ闇」 by 瀬名秀明、小林泰三 他
※「絆〜ホラー・アンソロジー」の改題、文庫化 小林さんの「兆」に「ミスカトニックマンション」が出てくる。
また、あとがきでは、
「瀬名秀明と同じ理系出身とはいえ、小林泰三の作品の奇妙な味は、  明らかに文系よりの才能によるものであり、ルーツを辿って行くなら ラヴクラフトにまで行き当たるに違いない。」
「人獣細工」 by 小林泰三
※朝松健氏による解説の題名が「ゆっぐごとおうふの実存と自傷について」。 また「司祭なしゅととかまん=たあ」なる言葉も出て来る(2000/01/02追加)。

「幽霊屋敷」 by 友成純一(1995)
※河童伝説の残る熊本の奥地の山村でハーバート・ウエスト博士の死体 蘇生の研究を継承(2000/06/23追加)

「魔術師」 by 井上雅彦・編
※朝松健の「超自然におけるラヴクラフト」が再録されている(2001/01/15追加)

「塔の物語─異形アンソロジータロットボックスI」 by 井上雅彦・編
※ダーレスが17歳の時に書いた「蝙蝠鐘楼」が収録されている。 これ自体は神話作品ではないが、解説にはクトゥルー神話への言及がある (2001/04/12追加)

「くらら 怪物船團」 by 井上雅彦
   
  • 漁村が舞台
  • 「来歴の不明な異国の神を祀ったとされる深淵神社」がでてくる
  • その神社には「蛸や烏賊を思わせる」仏像が置かれている
  • p.288とp.307に、狂った親父が「く・らら・る・いえー・うがなぐる・ふたぐん!」
(1998/12/14 追加)

「ホラー・ガイドブック」 by 尾之上浩司 編
※「海外編」にラヴクラフトとクトゥルウ神話の紹介がある。 内容は、ラヴクラフトの原神話についても、ダーレス神話についても、共通に当てはまる程度の大ざっぱ なもの。むしろ「日本編」で、いくつかのクトゥルウ・ジャパネスクが紹介 されている事の方が注目に値する(2004/07/14追加)

○角川スニーカー
「戦え!イクサー1(全2巻)」 by 会川昇
「ギャラクシートリッパー美葉」 by 山本弘
※作品の途中で、美葉がCthulhu神話の駄洒落で、敵を倒すシーンがある。

○A’DASH(創刊号)
「玩具修理者」 by 作画:MEIMU
※原作を良い意味で膨らませた作品。
原作者も知らない主人公の名前がわかる。(^^;

○あすかコミックスDX
「パラサイト・イヴ」 by 原作:瀬名秀明/作画:しかくの
※ラスト近くで、テレビに出演してミトコンドリアの説明をしている のがミスカトニック大学教授。

「辺境警備」 by 紫堂恭子
※インチキアイテム「賢者の護符」に「イヘーの護符」が描いてある。 また、呪術師カイルの隠れ家の扉に「コスの記号」が。 探せばまだあるかもしれない。

○季刊The Sneaker
The Sneaker '94年秋号
「踊る人魚」(シャルロットホームズの冒険より) 文:吉岡平、絵:竹本泉
※CTHULHUオタクパロディ、CTHULHUオタクの生態が示されている。

○コンブコミックス
「DEATH MASK(全4巻)」 by MEIMU
※一応、ベースにクトゥルフ神話があるらしい。

「翡翠峡奇譚」1、2(単行本2巻でうちどめ) by 広江礼威
※第二次大戦以前にナチスが集めていたオカルトアイテムの中に、なぜか 「グラーキの黙示禄」があった。マンガ自体もそこそこ面白い(1999/08/10追加)

「宇宙英雄物語(第2巻)」 (※コミック・コンプ廃刊に伴い絶版、ホーム出版へ版権移動) by 伊東武彦
※「あすたぁ様」の儀式の全貌が明らかに…。

○ニュータイプ100%コミックス
「北神伝綺(上)」 原作:大塚英志 作画:森美夏
※主人公は兵頭北神という名前で、柳田國男の弟子。民俗学の暗黒面、 "邪学"唯一の継承者、更に山人の末裔という設定。 この兵頭北神のモデルは実在し、同姓同名で、東京の本郷界隈で 古本屋を開業しつつ、拝み屋みたいな商売もし、 さらにラブクラフトのクトゥルフ神話やチャーチワード「失われたムー大陸」 などを私家版で翻訳(盗用による翻訳本)していたと、 あとがきに書かれている。

●角川春樹事務所
○ハルキ文庫
「真夜中の切り裂きジャック」 by 栗本薫
※<新日本久戸留綺譚>猫目石集録。

「比良坂ファイル 幻の女」 by 朝松健(1999)
朝日ソノラマ版の文庫化 (2000/06/23追加)

「魔術戦士」 by 朝松健(1999〜2000)
大陸書房版の文庫化(第7巻は書き下ろし) (2000/06/23追加)

「暗黒太陽の目覚め・下」 by 林譲治
※本文ではなく、あとがきが「インスマウスを覆う影」の 翻案になっている(2001/09/19追加)

○ハルキノベルズ
「名探偵Z 不可能推理」 by 芦辺拓
※史上最狂(?)の名探偵Zの迷推理の炸裂する所、珍発明はビームを発射、 怪獣は街を壊し、最終戦争が勃発、そして少女怪盗は空を飛ぶ!という、怪作。
アルハザードの名前が言及され、名探偵が「クトゥルー神話の世界からはみ出して きたような醜悪きわまりないあの怪物」に残殺される(が、生き返る)。
なお、芦辺拓は歴史クトゥルフの傑作「大平天国殺人事件」の小畠逸介と同一人物(2002/05/28追加)

○ハルキ・ホラー文庫
「魔障」 by 朝松健
※本書に収録されている「追ってくる」という短編に、 恐ろしい呪文が登場し、その効果の紹介に『Ct..., Yo...』 という名の神が出てくる。たぶん、『..hulhu,..g-sothoth』と続く。
この両神にすがろうとも、逃れることができない呪文に よって引き起こされる恐怖を味わうことができる。
※同じく収録されている短編「魔障」にも、Cthulhuの 神を魔術に用いようとしたり、召還しようとする人たちが 登場する。ジャンクというより、パロディな作品。
内容は、彼が、法の書発行の企画を立て、出版にこぎ着けるまでに 起きた話をコミカライズに綴ったもの (2000/12/08追加)
●河出書房新社
「サセックスのフランケンシュタイン」 by H・C・アルトマン(1972)
※ラヴクラフト作品のパロディっぽい短編がいくつか含まれているが、 その一つ「コンラッド・トレゲラスの冒険」に、
以下引用-----
それは自然に逆らう逆行だった、明白な妄想だった。ハワード・P・ ラヴクラフトのペンから生まれた精神錯乱だった。
引用終わり-----
という記述(p.179)が有る。
また、訳者の種村季弘氏による「資料と解説」の中に、アルトマンの 詩的散文風日記『昨日を索めて あるいは熱い小麦パンの上の雪』の 中からラヴクラフトとその作品に言及した箇所が引用されている (2000/06/23追加)

○河出文庫
「悪魔の中世」 by 澁澤龍彦
※“悪魔像の起源”の章の最初の方で、HPLの有名な文句 (『人間の持つ感情のうち…』)が引用されている (2001/06/22追加)

●弓立社
「はっぱ64」 by 山本直樹
※ソープランド「ねくろ(ねくら?)のみこん」が…。(^^;

●久保書店
○?
「ICZER-ONE 黄金の戦士」 by 平野俊弘
※敵の名前やデザインがそのまんま。(^^;
○フィルムストーリーブック
「イクサー1」 by 平野俊弘


○ワールドコミックススペシャル
「リターン」 by 兆豪筋
※ガタノトーアという邪神が出てくる。
●勁草書房
「SF 稼働する白昼夢」 by パトリック=パリンダー
※ラヴクラフトに関する記述がある(2001/01/23追加)

●ゲームフィールド
「ランド・オブ・ザ・ギルティ」 by 鈴吹太郎/FEAR (ファーイースト・アミューズメント・リサーチ)
※「魔性の落とし子」というシナリオフックが完全に 「ダンウィッチの怪」のパクリとなっている(2002/02/19追加)

●研究社出版
「翻訳街裏通り─わが青春のB級翻訳」 by 井上健
※翻訳に関する四方山話を綴った本。学生時代に仲間と怪談大会を開いたこと を回想したくだりがあり、「マッケン風やラヴクラフト風もどきの話をするもの もいた」と記してある(2001/05/16追加)

●幻冬舎
「白い館の惨劇」 by 倉阪鬼一郎
※伊具町なる地名が登場する 伊具=いぐ=イグ?(2000/12/08追加)

○幻冬舎ノベルス
「ゲームデザイナー -虚栄の掟-」 by 佐藤大輔
※夜遅くまで残って会社に泊まった社員が、朝になって寝袋から 起きてくる様子が「インスマスの半魚人のような」と表現され ている。
●廣済堂出版
「ラヴ・フリーク」 by 倉阪鬼一郎
※ラヴクラフトについて、ほんの少しだけ言及されている。

○廣済堂文庫
「死の影」 by 倉阪鬼一郎(1999/07/21追加)
※登場人物のひとりの女性の出身がミスカトニック女子大(P105)。
以下引用-----
久野麻亜子(くのまあこ)・作家、ルポライター。一九七二年、東京都出身。 ミスカトニック女子大卒。
引用終わり-----
また、以下の記述もある。
以下引用-----
唐沢はゴキブリが最後から二番目に嫌いだった。 最後はいわゆる「名状しがたいもの」で、架空の存在である。
引用終わり-----
(2000/06/23詳細追加)

「SFバカ本〜白菜篇プラス」 by 岬兄吾:大原まり子編
※バカSFアンソロジーである。
野阿梓「だるまさんがころんだ症候群」が ラヴクラフトの宇宙的恐怖を扱っている(2005/07/13追加)

「SFバカ本〜だるま篇」 by 岬兄吾:大原まり子編 (1999/03/01追加)
※バカSFアンソロジーである。
井上雅彦の「フィク・ダイバー」に、以下の記述がある。
以下引用-----
「・・・・ク・・コン・・・」
どこかで聞いたあの魔道書の名前。
「・・・・ク・・コン・・・ク・・コン・・・」
確かあれは、ラヴクラフトの魔道書か。
引用終わり-----

「SFバカ本〜ペンギン篇」
※歌と神秘主義を結びつけた怪作「演歌の黙示録」(牧野修)で、新人 演歌歌手・大安宝珠が邪神を召喚して世界を滅亡させる。
大安宝珠はダイアン・フォーチュンのもじり、その他の登場人物名も 有名な神秘主義者や魔術師の名をもじっている (2000/11/30追加)

「リモコン変化〜SFバカ本」 by 岬兄吾:大原まり子編 (2000/03/18追加)
※バカSFアンソロジーである。
  • 「怨臭の彼方に」 by 田中啓文
     出てくる宇宙人の名前がよりにもよって、『ク・リトリス・リトリス』。
  • 「如何なる神酒より甘く」 by 久美沙織
     マサチューセッツにある、とある村の村長さんがラヴクラフトという名前。

「水妖〜異形コレクションV」
※朝松健の「水虎論」に本筋とは関係ないところに、ぽつりと 「ショゴス」の記述が有る。(「詛蜈守」) また、「五芒星神」と言うのも出て来る。

「チャイルド〜異形コレクションVII」
※朝松健「かいちご」に「(前略)…詛蜈守(しょごす)なる 巨大な魔神が…(後略)」の記述。
井上雅彦「十月の映画館」中に、「(前略)…ダンウィッチの怪物 とも…(後略)」の記述。

「GOD〜異形コレクションXII」
※「茜村より」(by 倉阪鬼一郎)に、交野東亜(かたのとうあ)なる画家が登場する (2000/11/30 追加)

「俳優〜異形コレクションXIII」(1999/10/26追加)
※倉阪鬼一郎 作「白い呪いの館」に以下の記述がある。
『続く展開にはラヴクラフト「アウトサイダー」の影響が見られた。』

●講談社
○小説現代5月増刊号 メフィスト
「獣の記憶」 by 小林泰三
※アーカム保護施設が出て来る。

「名探偵Zの超絶推理」 by 芦辺拓
※アラブ人アブドゥル・アルハザードが書いた 魔導書云々という下りが有る。
ジャンルは「馬鹿ミステリ」(本当)。

○メフィスト 2002/05月号
「蓬莱洞の研究」 by 田中啓文
※私立田中喜八学園高等学校の新入クラブ勧誘の光景にて、
以下引用-----
「果たしてダーレスはラブクラフトの正しい継承者なのか。クト ゥルー愛好会に入会すれば千の邪神の名前が覚えられますよっ」
「こちらはクトゥルー親睦会です。うちなら二千の邪神の名前と 住所が……」

引用終わり---
とある(2002/05/13追加)

○講談社文庫
「創竜伝(3、4巻)」 by 田中芳樹
※講談社ノベルス版の文庫化
台詞の中に「クートゥール神話」なるものが出てくる(3巻)。
アメリカ人の鱗に対する恐怖心(嫌悪)の表現で、H・P・ラヴクラフト の「クートゥール神話」がその先駆けであると提示されている(4巻)。

「世界SFパロディ傑作選」 by 風見潤・安田均編
※『昏(くら)い世界を極から極へ−続「フランケンシュタイン」』 by スティーブナトリー&ハワード・ウォードロップに、 「胴のふくらんだ円錐型の体」をした生物がでてくる。
また、「不定形の悪魔」が前者をおそったりする(笑)。 鳥が「テケリ・リ」とないたりもする。

「戸隠伝説」 by 半村良(1980)
※『ク・リトル・リトル神話集』に収録されたヒールドの「永劫より」の 翻訳者である野村芳夫(井上昭)が主人公。古代の戸隠における神々の 戦いに巻き込まれてしまう(2000/06/23追加)

○講談社X文庫
「白銀に眠る妖魔」 by 風見潤(1996)
※<妖魔監視員(ゾンビウォッチャー)>シリーズ第5作。
ダゴンが登場。作中でラヴクラフト「インスマウスの影」の内容が紹介 されている(2000/06/23追加)

○月刊アフタヌーン
「BLADE」 by 弐瓶勉
※1995年10月号、596ページの右下のコマに『A HISTORY of THE NECRONOMICON』(書籍)と「Weird Tales」が出てくる。
アシスタントの趣味かも…。

「ニライカナイ」 by 岡田芽武
※1999年10月号。(1999/09/10 記述追加)
古きもの(Great Old one)といわれる旧支配者?とそれに敵対?する 神という言葉が出てくる。

「ニライカナイ」 by 岡田芽武
※2001年2月号。
ニャルラトテップが登場する。しかも見開きで (2000/12/28追加)

「坊主戦隊ジュゲム」 by 駒井悠 (1998/12/10 判明)
※増刊で連載。現在はKCDX(講談社)にて単行本発売中(全1巻)。
アーカム財団(スプリガンからの借用)という言葉が出てくる。

○週刊少年マガジン
95年3・4合併号&5号
「MMR マガジンミステリー調査班」 by 石垣ゆうき
※「MMR新たなる挑戦 甦る1999ノストラダムス暗黒新予言」
(説1)ある企業に勤めている人が、社内で「開かずの間」とよばれている 部屋のドアが開いていたので入ってみたら、そこは膨大な蔵書数を 誇る図書室。ふと辺りに目をやると、机の上に開きっぱなしの古い 本が。
ちょっと目を通してみたものの、何が書いてあるかわからず、とり あえずメモを取っていたら、上司に見つかって、そのままクビに。 で、メモを調べてみたら、その本は、何と「ネクロノミコン」だっ た!(爆笑)
#この時点で胡散臭さ120%
で、まあ、例によって例の如く謎の教授が出てきて訳わかんない事 言うわ、解釈間違えるわ(「旧神」等のダーレスが持ち込んだ解釈 をラヴクラフトが考えたものとしている)して、キバヤシが出した 結論。
「ラヴクラフトが作品中で言及している神々は宇宙人だ!彼は自ら の作品で宇宙人の侵略を予言していたのだ!」

(説2)ある日、マガジン編集部に真っ黒い封筒に入った差出人不明の手紙が届く。 手紙はある組織に所属している人物から届いたもので、その組織の秘密の資料庫で その人物が「ネクロノミコン」を発見した。と言うものだった。 早速MMRは、私立M大学の稲村教授なる人物に話を聞きに行く。 稲村教授は、「ネクロノミコンはラヴクラフトが書いた物で、ラヴクラフトは実は予言者だった」 と言う説を語る(2000/08/12記述追加)
なお、このエピソードは単行本には収録されておらず (謎の人物からの次の手紙にペストの事が書いてあって、 ペスト→ノストラダムスに繋がって、ノストラダムスの事を調べたら、 第6巻5番の詩が出てきて、そこからサリンの話になって。 このエピソードの二ヶ月後に実際に地下鉄サリン事件が起きてしまったためらしい)、詳細を確認することが困難なので、両方の説を 記述した。

○ワイドKCアフタヌーン
「そんな奴ァいねえ!!」 by 駒井悠(2000/07/11詳細追加)
Vol.2 p.3 相田紫さんの欄に「神か悪魔かはたまたクトゥルー神の化身か?! その正体は・・・よぅ知らん」とある(2000/07/11追加)
Vol.3 p.11 相田紫さんの欄に「学園に巣喰うヨグ・ソトホートを 見た少女は叫んだ「テ・ケリ・テ・ケリ!」と!!・・・次回「超常現象の現場」につづく!!」 とあり、手に持っているのは無名祭祀書(1998/12/10 記述追加)
Vol.5 p.69 佐々木亮介くんが体育帽を半分にして冠って 「「インスマスー」と言って人々を混乱におとしいれた!!」とある。欄外には、クトゥルーの魚人間 という解説もある(2000/02/22 記述追加)
p.80 相田DEチェックに「9.ラブクラフトは無論読破済み。」 の項目がある(2000/02/23追加)


○講談社ノベルス
「黒い仏」 by 殊能将之
※クトゥルフ神話に基づく「妙法蟲聲經」なる経典を巡るミステリ。 ちなみに、「ネクロノミコン」のアラビア語原典である「アル・アジフ」とは、 魔物の声とみなされていた虫の音のこと (2001/01/15追加)

「スパイダー・ワールド〜賢者の塔」 by コリン・ウィルソン
※主人公の名前がナイアルで、仲間にハストゥールというのがいる。
話自体は、25世紀の地球で巨大なクモに支配された世界が云々という ファンタジー系の話(2001/05/02追加)

「スパイダー・ワールド〜神秘のデルタ」 by コリン・ウィルソン
※「賢者の塔」の続編。主人公の少年の名前はローマ 字ではNiallと綴るらしい。したがって、作者がNyarlathotepを 意識して主人公の名前を決めたのかどうかは微妙なところ (2002/03/20追加)

「歪んだ創世記」 by 積木鏡介
※第6回メフィスト賞受賞作。狂った「作者」が 主人公たちを殺そうとする、という「出来のイイ」とは言えない メタフィクション。クライマックスで、なりふり構わなくなった 「作者」が、海からクトゥルフを、空から火星人の円盤をくり出して 襲い掛かる場面がある。クトゥルフの描写はそれなり (1999/05/04追加)

「夏の魔術」 by 田中芳樹
※クートゥール信仰」なる言葉が出てくる。また、 有名な怪奇幻想文学の作家として、ラヴクラフトの名前が 出てくる。
徳間書店より版権移動、現在シリーズ3巻まで出ている (2002/03/20追加)

「蓬莱洞の研究」 by 田中啓文
※初出はメフィスト 2002/05月号(2004/09/27追加)

○月刊マガジンZ2002/06月号
「リセット」 by 高橋葉介
※妄想の中に「ティケリ・リ ティケリリ」と叫ぶ 怪物が出てくる(2002/05/13追加)

○講談社現代新書
「悪魔の話」 by 池内 紀(いけうちおさむ)
※二章「悪魔学入門」冒頭において、「世にも恐ろしい絵」のサブタイトルで「ピックマンのモデル」のあらすじが書かれている (2004/08/04追加)

●光文社
「夜の果ての街」 by 朝松健
※「デ・ウェルミス・ミステリーズ」という名前のカクテルが出てくる。 和訳すると「妖蛆の秘密」となり、ルドウィク・プリンが書いた魔道書。
また、阿久湊の米軍基地が出てくる。これは「秘神」に出てきた地名(2000/10/11追加)

「トカジャクソン」 by 戸梶 圭太
※収録作のひとつ「歌舞伎町スラッシュ」で、 不倫の仲の男女が二人でホテルに入ろうとするけどどこも満室…… というくだりで、「ラヴクラフト」や「クトゥルー」なんて名前の ホテルが出てくる(2003/12/19追加)

○光文社コミックス
「悪魔くん 世紀末大戦」 by 水木しげる(1989)
※東考社版『悪魔くん』の続編だが、海底に封じられた邪神クルール に仕えるアンドリアス一族(ダゴンに似た、半人半魚の巨大種族)が 最終話の仇役として登場する。悪魔くんによると「地獄の悪魔軍団 も手が出せないほど恐ろしいやつだ」ということだが、その割には あっさりとやられてしまう(2000/06/23追加)

○光文社文庫
「百怪祭」 by 朝松健
※「水虎論」(初出は廣済堂文庫『水妖〜異形コレクションV』)が 収録されている(2000/11/30 追加)

●コアマガジン
○ホットミルク・コミックス
「プリンセス・オブ・ダークネス」 by 田沼雄一郎
※今はメジャー(?)でも書いている田沼雄一郎の、 初期に書かれたエロマンガ。
アルハザードという魔道書がでてくる。意外とこいつが影の主人公かも。
一番最後に「ネクロノミコン」が出る。
それから、アルハザード(本)だが、「11番目の弟」と、 ネクロノミコンを操ってる(あるいはネクロノミコンに操られてる?) 奴が言っている。作者本人に言わせると、「ネクロノミコン攻略本」って 事らしい。
表紙は3回ほど変っている。

●国書刊行会
「モンスター・ショー」 by スカル・J・デイヴィッド
※ホラー映画の怪物について語った本。ラヴクラフトがちょっとだけ出てくる。
「闇の桂冠詩人」とか「パルプ雑誌のプリンス」と呼ばれており、 次のような逸話が紹介されている。
凡庸な作家だったブラム=ストーカーの作品の中で『ドラキュラ』だけが 際立っているのはなぜか? という疑問に対し、実はストーカーの 原稿を誰かが書き直していたのだという説があるそうだ。
ある女性にストーカーが『ドラキュラ』の原稿を見せて手直しを 依頼した。報酬の点で折り合わなかったので結局は別人が原稿の 推敲をやることになったのだが、自分はその女性と面識があると ラヴクラフトは知人宛の手紙に記しているという(2000/08/11追加)

●国文社
「SFの変容〜ある文学ジャンルの詩学と歴史〜」 by ダルコ・スーヴィン
※数カ所でラヴクラフトに言及しているほか、 クトゥルー神話に触れたくだりも一カ所だけある(2000/12/24追加)
☆『さ』行 ------------------------
●彩文館出版
「ら〜じPonPon Overflow原画集」
※アダルトゲーム「ら〜じPonPon」(Overflow製)の 原画集。
ゲームの主人公の勤務先の説明に、
引用開始-----
「ジョゼフ・カーウィン社の青色塩がどうだの、ティンダロス ハウンドのブリーダーがどうだのと、何かと怪しい取引を繰り 広げている謎の会社。旧支配者を奉ずる秘密結社だというウワサ もあったりなかったり……」
引用終わり---
また、主人公の元恋人及びその上司の勤務するSSS(超科学特捜 警備隊)の秘密基地の図解の説明に、
引用開始-----
天体望遠鏡: 外宇宙の変化を監視する超高性能望遠鏡。ハッチが 開くとベテルギウスからのお告げを受けるゲートにもなるのだ。
光の戦士像: 社内ではノーデンスの使者とも呼ばれる光の戦士を 模した像だ。
標本室: ルルイエから持ち帰ったタコ型怪獣のクローンや魚人間 の標本などがある。地球を狙う旧支配者や外なる神の眷属に関す る研究をしているのだ。

引用終わり---
とある(2001/10/05追加)

●三五館
「彼らはあまりにも知りすぎた」 by 濱田 政彦 (199907/06追加)
※副題「UFOをめぐる宇宙的沈黙の系譜」
ISBN4-88320-149-X
220ページから234ページまでの間に、 「怪奇小説家としてしられるH・P・ラグクラフト.....」で始まり 「闇に囁くもの」を引き合いに出している。
内容はUFOものだが、今までの切り口とは異なり楽しめる。
●CQ出版
「インターフェース」
1999年4月号
"Journey Beyond the Network" by 祐安重夫
※クトゥルーMLの会員でもある祐安さんが連載しておられるエッセイ。
ウィルマース=ファウンデーションのホームページが紹介されている (文中に登場するURLは実在のものとは限らないと断られている)。
タイタス=クロウ・アンリ=ローラン=ド=マリニーが出てくる。
タイトルと小見出しはラヴクラフト作品の題にちなんだもの ("The Festival"とか"The Silver Key"とか)(1999/03/05 追加)

1999年7月号
"Journey Beyond the Network" by 祐安重夫
蜂蜜酒が取り上げられており、『永劫の探求』も紹介されている。 また、5月号の誤植も訂正されている。(1999/05/27 追加)
"フジワラヒロタツの現場検証"
題が「故障修理者」となっており、文末で『玩具修理者』が参 考文献として紹介されてる(1999/05/27 追加)

1999年11月号
"Journey Beyond the Network" by 祐安重夫
「地の底深く」のパロディになっている。 その旨は文末に明記されている(1999/10/07 追加)

2000年1月号
"Journey Beyond the Network" by 祐安重夫
クトゥルー神話の 反啓蒙主義的な性格が指摘されるとともに、例外としてコリン=ウィルソンの 名が挙げられている(1999/11/30 追加)

2000年6月号
"フジワラヒロタツの現場検証 修行としての ソフ トウェア(p.206)"
漫画の中に「いんすます」が登場し,本文中にも「クトゥルー」が 出てくる。


2000年10月号
"フジワラヒロタツの現場検証"
漫画の中に「ハーバート=ウェスト」が登場する(2000/08/30追加)


2001年03月号
"Journey Beyond the Network"
クトゥルー神話に言及している。
ダーレスのこしらえたクトゥルー神話を現代の作家たちが書きつづけている 背景にあるものとして、「世界の百科事典化への意思」が指摘されている(2001/01/31追加)

2002年01月号
"フジワラヒロタツのよりぬき現場検証(別冊付録)"
※いままでの連載をまとめて書き下ろしを加えたもので、クトゥルー神話ネタが ちょこちょこと出てくる。狛犬(こまいぬ)ならぬ「こまいんすます」とか (2001/12/01 追加)

2003年04月号
"IPパケットの隙間から" by 祐安重夫
※COMやNETの他にも秘密結社用のドメインとしてSECがあると書いてあり、 WILMARTH.SECやSTARRY-WISDOM.SECやDAGON.SECなどが紹介されている。いま祐安さんが引き受けている仕事は、 YOG-SOTHOTH.SECという新ドメインの立ち上げ。そこまで原稿を書いたところで、 人間のものとは思えぬ足音が戸口に……。
なお、「本稿の内容に関しましては、本号の月号表示をよく御確認のうえ、お読みいた だけると幸いに存じます」と編集部の注がついている (2003/02/28 追加)

2003年05月号
"IPパケットの隙間から" by 祐安重夫
※「先月号の原稿のせいか、ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)の祟りか、ナイアル ラトホテップ(Nyarlathotep)の呪いにでもかかったかのような気分である」と か、「どうやら、古の邪神(Great Old Ones)の呪いではなかったようだ」とい う記述がある (2003/03/27 追加)

●実業之日本社
○ジョイ・ノベルズ
「魔指淫戯」 by 菊池秀行
※魚怪(恐らくダゴン)がでてくる。ただし、ダゴンという言葉は出てこない。 インスマス、キングスポート等の固有名詞が出てくる。また、 インスマス(魚怪との合の子)人が出てくる。(1999/09/21追加)

●思潮社
「デッド・ロード」 by ウイリアムS.バロウズ(著), 飯田隆昭(訳)
※296〜299ページにティンダロスの猟犬が出てくる。
バロウズはメキシコシティ大学でマヤ語などを勉強しているが、そのとき 彼の先生だったのが、ラヴクラフトの遺著管理者ロバート・バーロウだそうだ(2007/10/02追加)

●社会思想社
○教養文庫
「T&T ソロ・シナリオ集 第二巻、カザンの闘技場」by W・ヴァニング/K・S・アンドレ 著、清松みゆき/高山浩 訳
※出てくる敵の中に、ショゴスがいる。

「T&T RPGシナリオ・追加ルール モンスター!モンスター!」 by K・S・アンドレ/D・V・マーチ 著、清松みゆき 訳
※モンスターカタログの一項目に、「クトゥルフ神話のモンスターたち」 という項目があって、グール、クトゥルフのしもべ、ショゴス、 ツァトゥガ、夜のゴーントが記載されている。

●JICC出版局
「真・女神転生のすべて 徹底攻略編」 by 成沢大輔・編
※18Pにダゴンが、悪魔のデータとして載っている。

●ジャイブ株式会社
○JIVE AMERICAN COMICS シリーズ
「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」 by アラン・ムーア
※「アランと裂かれたヴェイル」という短編小説が併録で、 これにはランドルフ・カーターが登場する(バロウズの火星シリーズ のジョン・カーターもランドルフ・カーターの大叔父として登場!)。
マイ・ゴウ(ミ・ゴウ)はウエルズの『タイムマシン』のモーロック族 と同一の存在として登場し、さらにユゴスやロイゴール(ロイガー)や イタカも出てくる。
この他、別のページにも「リチャード・ピックマン画伯」の名がチラッ と出てきたりする(2004/04/13追加)

●ジャストシステム
「グローバル・ヘッド」 by ブルース・スターリング
※短篇集。
「考えられないもの」の文中に、かつてアメリカが開発した最強の兵器 として、「アザソズ爆弾」と言うものが出て来る。
その描写として、「永遠の中心で涜神の言葉をつぶやく、かのおぞまし き放射」とされているので、ほぼ間違い無し?
(何故アメリカがそのような兵器を作ってしまったかについては、「大戦 中に日本軍がゴジラや大魔神を暴れさせたから」らしい…。(^^;)

※原書によると、「旧支配者の永劫に比べたら、 我々の痛ましい50年など何だというのだ?」というセリフもある。ジャンクというよりは正典に近い作品ではない かと思われる(2006/04/20記述追加)

●集英社
「砂の本」 by ホルヘ・ルイス・ボルヘス(1980)
※「人智の思い及ばぬこと」に、"ハワード・P・ラヴクラフトを偲んで" と献辞がある(2000/06/23追加)

「三人のゴーストハンター」 by 田中啓文・牧野修・我孫子武丸
※田中氏、牧野氏、我孫子氏による連作短編集である。
このうちの田中氏が書いている一編に
「フングルィィィィ・・・」
「ヨグ=ソトホートにも匹敵するような・・・」

という記述がある(2002/05/23追加)

○ジャンプスーパーコミックス
「海竜祭の夜−妖怪ハンター−」 by 諸星大二郎
※短編連作集。
「肉色の誕生−ホムンクルス−」の中でホムンクルス(人工生命)を 作ろうとしている主人公の友人の本棚に「ネクロノミコン」がある。

「天崩れ落つる日」 by 諸星大二郎
※初期短篇集(らしい)。 妖怪ハンターなどとは方向性の違う作品が納められており、 ギャグが上滑りしていてかなり寒いようだ。(^^; 『逆立ち猿人』のなかで、猿人が「テケリ・リ!テケリ・リ!」と叫ぶ (元ネタはポーかもしれないが、他にもHPLのパロディを描いて いるので記載する)。

○週刊少年ジャンプ(1997/4/7 No. 19号)
「小人の作り方」 by たなべもりお
※読みきり作品。
「ネクロノマコン」という言葉が出てくる。

○週刊ヤングジャンプ(1998/4/16 No. 16 号)
「“殺医”ドクター蘭丸」 by 梶研吾 作 井上紀良 画
※ハスターウィルス という名前のウィルスが登場。
風の様にどこからでも侵入するというところから、 風の神「ハスター」の名が付けられたということ。

○集英社文庫
「神秘学マニア」 by 荒俣宏
※"70年代のラストヒーロー" と言う章で、 竹内文書の説明に「日本のネクロノミコン」というフレーズがある。

「聖楽堂酔夢譚」 by 夢枕獏
※「流石にネクロノミコンなどは〜」と言う記述がある。

「ブックライフ自由自在」 by 荒俣宏
※荒俣宏コレクションII本の愛し方人生の癒し方。太田書店から出た本を再版したもののようである。 「わが青春のラヴクラフト」という章があり、 ラヴクラフトへの熱い思いを語ってくれている(2001/01/23追加)

○コバルト文庫
「陰陽師九郎判官」 by 田中啓文
※源義経は実は安倍晴明の末裔で陰陽師だった、という設定の伝奇物。
「壇ノ市」なる怪法師、壇ノ浦に眠る海魔「クスリ」、呪文 「糞狂い・無狂うなふ・クスリ・鶴家・うがな狂う・ふたぐん」などの記述あり (2003/12/03追加)

●出版芸術社
「百鬼譚の夜」 by 倉阪鬼一郎
※収録作品「底無し沼」で「よぐだごないあらくと...」という 真言が唱えられている(2000/12/08追加)
●小学館
○週刊少年サンデー
「ARMS」 by 皆川亮二(1999/01/06 作者変更)
※ミスカトニック大学の調査団が調査した・・・という物体??が登場。 ちなみにこれは "珪素生命体「アザゼル」"。 「南米(?)の小国カダス」でのテロの話もあり。 1998/12/26現在連載中。

「ゲメル宇宙武器店」 by 藤田和日朗 2000年1/8号
※宇宙怪獣ツアトーグア(地球を襲い、コンクリートが主食で その他の物質はすべて吐き出す性質)が登場 (1999/12/11 追加)

「かってに改蔵」 by 久米田康治
"アトラス=ナクア" が出てくる (2000/05/03 追加)

「風の伝承者」 by 山本智(絵)・若桑一人(原作) 1999-No.51
※『九闘流』(「くとうりゅう」と読む)という名前を持つ 敵が登場した。魔物の軍勢を率いており、これまで封印されていた とのこと(2000/05/03 "番外の部" から移動)
・原作者の若桑さんからのコメント
チャットの友人、クトゥルーに(もちろんHN) 「禍」の資料等の協力をしてもらい、そのお礼に、 どこかで出演させてあげようと言うことになり、ああなったわけです。(笑)
間接的にですが、クトゥルーから取ったことになるでしょう。
もっとも、九闘流編、はじまった途端に終わったのですが。(笑)
若桑さん、わざわざ連絡いただき、ありがとうございました。

「KUNIE(第51話・再開の海)」 by ゆうきまさみ in 2002.6.19号
※最後のコマで「テケリ・リ」 と乗組員が叫んでいる(2002/06/06追加)

「KUNIE(第52話・化石の荒野)」 by ゆうきまさみ in 2002.6.26号
※18世紀において、カラバオ島を「テケリ・リ」と呼んでいたとの 記述がある(2002/06/12追加)

○スーパークエスト文庫
「マジカル・シティ・ナイト II-1 凍殺のステルス」 by 朝松健
※最初に『エイボンの書』からの引用があり、 コーヒースタンド『ロイガー』などが出て来る。

「魔術戦士」 by 朝松健(1997〜1999)
大陸書房版をリライトして文庫化(第3巻までで中断) (2000/06/23追加)

○少年サンデーコミックス
「スプリガン」 by たかしげ宙 作/皆川亮二 画
※アーカム財団が出てくる。全11巻完結。

「ARMS」 by 皆川亮二
※中東の小国「カダス」、ラヴィニア・ウェイトリィ嬢が出てくる。
彼女はダンウィッチ出身の超能力者という設定。(1999/10/07記述追加)

「ジーザス」(全12巻) by 七月鏡一 作/藤原芳秀 画
※章の名前を「狂気山脈」、敵の名前を「ナイト・ゴーント」としたり、 エーリッヒ・ツァンの音楽を登場させたりしている。

○月刊サンデーGX
「ネコの王」第13話 by 小野敏洋
※タイトルが「大いなる深淵の主」となっている。 この回では深海にてクトゥルフのような怪物がでてくる(2001/08/07追加)

「ブラック・ラグーン〜phantom BULLET〜」 by 広江礼威
※2003年8月号別冊付録。
2000年にコミックガム誌に掲載されたものの再録。
1944年、ポーランド。特別執行部隊の暴虐の中で、復讐を誓う少女は 禁断の書物を手にする。「這い寄る混沌」と「拳銃使い」の終わりなき物語の1章 (2003/08/01追加)

○小学館コロコロ文庫
「ドラえもん(恐怖編)」 by 藤子・F・不二雄
※1997刊行のこの本は朝松健氏が巻末解説を書かれており、 「人間の感情の中で何よりも古く、何よりも強烈なのは……」 というラヴクラフトの有名な文章が引用されている (2004/07/23追加)

「バラージ 広江礼威アートワーク集」 by 広江礼威
「Phantom BULLET」が収録されている (2007/02/07追加)
●小学館プロダクション
○小プロワールドコミックス
「バットマン/ヘルボーイ/スターマン」 by マイク・ミニューラ
※アメコミの3大ヒーローが協力して邪神シュゴー・ヨグロスと戦う話。
以下引用-----
「旧支配者? ラヴクラフトの小説に出てくるアレかな?」
「ああ。程度の差こそあれ、ラブクラフトは事実を書いたってワケさ」

引用終わり---
(p.137)という会話もある(2000/11/30 追加)

「バットマン:アーカム・アサイラム」 by ディブ・マッキーン
※ジャンクネタはタイトルのみ。「アーカム・アサイラム」とは、 バットマンに捕まった犯罪者が入れられる専門の精神病院 (2004/09/24 追加)

●祥伝社
○祥伝社文庫
「奇憶」 by 小林泰三
※いつものように、作中に「ショゴス2号」「這い寄る混沌」「ぬわいる れいほうてぃーぷ」といった言葉が出て来る(2000/11/06追加)

「文字禍の館」 by 倉阪鬼一郎
※大石凝言霊学における「ス」について、「クトゥルー神話におけるヨグ ソトースみたいなやつですね」という台詞がある(2000/11/06追加)

○祥伝社ノン・ノベル
「首のない鳥」 by 倉阪鬼一郎
※p.157に「まさか、そんなクトゥルー神話まがいのことはないだろう けどね」という台詞がある(2001/01/15追加)

「魔界都市ブルース 闇の恋歌」 by 菊地秀行
※"新宿"の他にも世界にあと三つある魔界都市の一つとして、 アーカムの名前が挙げられている(p163)(2003/12/16追加)

「大鬼神 平成陰陽師国防指令」 by 倉阪鬼一郎
※主人公の職業が、クトゥルー神話作品を執筆中のホラー小説家 (2004/09/06追加)

●少年画報社
○ヤングキングコミックス
「マサイ」 by 高港基資
※主人公の名前が「ナ゛ィアルラトホテップ」。現在まで3巻まで発行。

●松文館
○エース・ファイブ・コミックス
「猫よりたいへん」 by 五藤加純
※正しくは、「たいへん」の後にハートマークがつく。H系の漫画。
この本に収録されている「移動性つくばちゃん」の5話目の「移動性とらぶる」 (これのみ、中森愛と合作)で、主人公つくばちゃん(女の子)の蔵書に、クトゥルー、ネクロノミコン、 そして、関係あるかは不明だが、アトラクヒマとう 名の本が出てくる(2000/06/23追加)

●新紀元社
「幻想動物事典」 by 草野巧
※ラヴクラフトの被造物として、ダゴンとショゴスが紹介されている。 クトゥルー神話大系そのものには まったく言及していないので、ジャンク扱いとする(2000/11/06追加)

「魔法事典」 by 山北篤 監修
※クトゥルー神話について説明している(2001/03/02追加)

「西洋神名事典」 by 山北篤 監修
※クトゥルー神話について説明している(2001/03/02追加)

「悪魔事典」 by 山北篤 監修
※クトゥルー神話について説明している(2001/03/02追加)

●新樹社
「ポオ収集家」 by ロバート・ブロック(2000)
※「冥府の守護神」にはプリンのサラセンの祭儀の章に関する言及が有る。
表題作「ポオ収集家」の主人公の蔵書には「蛆虫の秘密」や「エイボンの書」が 含まれている(2000/06/23追加)

●新潮社
「武満徹著作集 3」 by 武満徹
※1973年に私家版で発表された小説「骨月 - あるいは a honey moon」 の冒頭に、H・P・ラヴクラフトの「クートウリュウの呼び声」から ネクロノミコンの引用がある(2002/02/13追加)

○新潮文庫
「キャリー」 by スティーヴン・キング
※「彼女の顔には……アーカムのラヴクラフトを連想させる 奇妙にひきつった表情が浮かぶ」という記述がある。

「ファイアスターター」 by スティーヴン・キング
※「いまだかつて、このような暗闇のなかに置かれたことはなかった。尻の下、 それに手にさわる椅子の感触さえなければ、どこか光のないラヴクラフトふう の宇宙の深淵に浮んでいると言ってもよかったかもしれない(深町眞理子訳)」 という記述がある(1999/09/21追加)

「クージョ」 by スティーヴン・キング
※永井淳氏による解説に
以下引用-----
ポーやラヴクラフトに代表されるロマンティックで耽美的な 恐怖小説
引用終わり---
という記述がある(2001/01/23追加)

○新潮OH!文庫
「妖怪馬鹿」 by 京極夏彦、多田克己、村上健司
※妖怪を愛する3人+馬鹿編集者たちのバカ話。
クトゥルフ神話について2度程言及があり、簡単な解説 も出ている。クトゥルフ馬鹿の立場からは「違うだろう」と言いたい所も あるが(笑)(2001/03/16追加)

●青弓社
「夢魔」 by ロバート・ブロック(1993)
※「蛇母神」では蛇神イグの名に言及されている。
表題作「夢魔」は「闇の魔神」(青心社版)「暗黒界の悪霊」(ソノラマ版) の異訳(2000/06/23追加)

●青心社
「世界はぼくのもの」 by ヘンリー・カットナー
※カットナーがラヴクラフトから受けた影響のことが解説に書かれている。
また、この本の巻末に附されている作品リストによると、カットナーの作 品が『SFマガジン』の1971年10月臨時増刊号に掲載されているそうだ。荒 俣宏の訳で、「ダゴンの末裔」という題とのこと (2001/04/23追加)

○ガイアコミックス?
「仙術超攻殻オリオン」 by 士郎正宗
※九頭龍、セラエノの図書館などフレーバー満載。

●青土社
「怪物の事典」 by ジェフ・ロビン(鶴田文訳)
※クトゥルー神話について説明している

●青林工藝舎
「近未来馬鹿」 by 唐沢商会(作/唐沢俊一・画/唐沢なをき)
※怪しげな神像の前でヤクザが踊り狂いながらバイアクヘーの名を 連呼する場面がある。とぎれとぎれにではあるが、 ヨグ=ソトースにも呼かけている。なお、これは青林堂から出版されたものに1作品 追加して再版したもの(1999/10/18 追加)

「快傑蜃氣樓」 by 谷弘兒
※邪神物「ニューグサ」、夢の都市セレファイスに言及した「それは、 六月の夕べ…」「小さな風景画」「イップ君の思い出」などの作品 を収録。
解説において南條竹則氏は“その世界にプロヴィデンスの隠者の影 が落ちている”と評している(2002/02/13追加)

●青林堂
「そろぞろ」 by 唐沢俊一・唐沢なをき(1991)
※実業之日本社「週刊漫画サンデー」に連載(1989〜90年)された落語の パロディ漫画集。
「らくだ」には"ご典医のハーバート・ウエスト"が登場して、河豚の毒 にあたって死んだ殿様と若様の死体蘇生を行う(2000/06/23追加)

「薔薇と拳銃」 by 谷弘兒
※表題作には血笑鬼シュガーという人物が登場し、“フングルイ  ムグルウナフ クトゥルー ルリイエ ウガフナグル フタグン” と呪文を唱える九唐流骸之魅剣(クトウリュウムクロノミケン) という武術を使う。
また、「怪人・蝿男/妖夢の愛液」という短編で、冒頭に出てくる 闇暗惑星ヒィアーデスは、“永劫の昔、蛇神クトゥルフに見捨てら れた”星という設定である。
「摩天樓の影」はラヴクラフトとウェイトリーが登場する短編(2002/02/25追加)

●(株)ソニーマガジンズ
HyperプレシステーションRe-mix(?号)
※「公開されなかった手記」についてのコメントが掲載されている。
「モダンホラーである。ラヴクラフト系のスカしたコズミックホラーでも無く、 ましてやモダン焼きでもない。そしてさらに『公開されなかった手記』は, 古き良き時代の清く正しい勧善懲悪ホラーだ。さあさあ,猟銃もってGO!」
ラヴクラフト系の「スカした」ってなに?(^^;

「地球はウルトラマンの星」 by 切通理作(2000)
※小中千昭へのインタビュー&批評において、ウルトラマンティガ最終話 の背景となったクトゥルー神話について解説されている(2000/06/23追加)

●ソフトバンククリエイティブ
○GA文庫
「廃墟ホテルへようこそ。」 by 松殿 理央(著), がんぽん(イラスト)
※「薔薇の福音」をもたらす超能力を持つ少女と妖怪屋敷 の気の良い住民たちとの交流を描いたライトノベル。
  1. ハスター急便(宅配便の会社)
  2. バイアキー中野(上の配達員らしい)
  3. ハイパーボリアネット(インターネットプロバイダ)
等が登場する。(2007/09/18追加)

「這いよれ! ニャル子さん」 by 逢空 万太(著), 狐印(イラスト)
※ナイアルラトホテップがヒロイン(?)の馬鹿小説(ほめ言葉)。
  1. ニャルラトテップ星人
  2. 名状しがたきバールのようなもの
  3. 宇宙CQC
等がキーワード(2009/05/18追加)

「這いよれ! ニャル子さん 2」 by 逢空 万太(著), 狐印(イラスト)
※クトゥグアのクー子が登場するなど、一巻よりネタが多い。 クトゥルーネタだけじゃなくて、ジョジョネタとかもある (2009/08/04追加)

●ソフトバンクパブリッシング
「Beep 復刻版」
※1987年8月号の特集「ホラーゲームで背筋がゾ〜!」の中で、 「クトゥルフ神話のおぞましい世界 part1」として、「クトゥルフの呼び声」のリプレイが、 編集者が登場人物に扮した写真、佐藤敏己氏のイラストとともにカラー6ページ分ほど縮刷されている。
イラストは体中から血を吹き出して死ぬ男、球体の中に浮かぶ脳、緑色の巨大なクモといった形状の ショゴスが男に食らい付いて辺りが血の海、といったところ (2004/04/13追加)

☆『た』行 ------------------------
●大洋図書
○新映画宝庫
「Vol.3 スプラッターカーニバル」 ISBN:4-8130-0474-1
※ホラー・スプラッター映画特集のムック。
第三章「悪魔と邪教」の導入コラムでは、「コズミック・ホラー」という段落を設けて、 クトゥルー神話とラヴクラフト映画の説明とリストに 2/3ページほども裂いている。また、ヘス・フランコ監督と女優リナ・ローメイ の関係を「愛と欲のネクロノミコン」と読んでみたり、その他、個々の 映画解説の中でもここかしこに、(たとえクトゥルー映画と呼べるものでは ないにせよ)その映画においてラヴクラフティアン要素と呼べる点をいち いち抜き出して説明するのが目立つ。
とにかく、この本の編集者は 並々ならぬラヴクラフトに対する思い入れの持ち主だと思って、巻末の 執筆陣一覧を見てみると……、
なんと!というか、やっぱり!というか、井上雅彦先生と菊地秀行先生が 名を連ねている(2001/09/21追加)

●大陸書房
「ノストラダムス 今世紀最後の大予言」 by 秋津邦彦
※著者紹介に、
「一九二九年、アメリカはロード・アイランド州プロヴィデンス市アーカム生まれ。 ミスカトニック大学神秘学部中退、ネクロノミコン秘法研究。   世界ノストラダムス学会名誉会員。現在、九頭竜川流域に隠棲中。」とある。
多分、確信犯。

「暗黒細胞 ―猟奇一族―」 by 友成純一
※カバーの「作者のことば」及び「あとがき」でクトゥルー神話について 触れられている。この作品も独自の神話大系を創造しようと書き始め たのだそうだ(2000/11/06追加)

○大陸ノベルス
「魔術戦士Vol.2 妖蛆召喚」 by 朝松健(1989)
※この巻はラヴクラフト「ダンウイッチの怪」の本歌取り (2000/06/23追加)

「魔術戦士Vol.3 牧神召喚」 by 朝松健(1990)
※この巻はマッケン「パンの大神」の本歌取り (2000/06/23追加)

「魔術戦士Vol.4 星辰召喚」 by 朝松健(1991)
※この巻はブロック「星から来た妖魔」の本歌取り。
作中の呪文に邪神ツァトゥグアの名が出てくる。 また、崑央(クン・ヤン)の妖虫が登場する(2000/06/23追加)

「魔術戦士Vol.5 白魔召喚」 by 朝松健(1991)
※"蛸のような神"、"円錐形をした神"、"崑央(クン・ヤン)の神々を連想 させる" といった記述がある(2000/06/23追加)

「魔術戦士Vol.6 冥府召喚」 by 朝松健(1992)
※シスターレオーネが謎の女についてスキャンを行っていると、トランス状態に 入るや、彼女の口から "Ubbo-Sathla"、"Kthulhut"、"Yok-Zothoth"、"ZHOTHAQQUAH"といった 神名が出てくる(p.93)(2000/06/23追加)

●竹書房
○BANBOO COMICS
「いきなりドンちゃん」第2巻 by 森村あおい
※118ページの「天文学とロマン」という題の作品で、 男性が‘H.P Lovecraft’という言葉の入った服を着ている。

○まんがくらぶオリジナル
「踊る!恋愛道」 by 荻野眞弓(2000年8月号)
※OLが主人公の恋愛求道モノ(?)
以下引用-----
1:『図書館でクレバーな出会い!』
2:『「届かないの」大作戦!』
  男「これですか?」
3:女「ありがとうございますー」
  男の持つ本のタイトルは『クトゥルー神話大系』
4:男「思うにインスマウスの比喩系は・・・」
  女(うわーーーーっ、本を選ぶんだったー)
引用終わり-----
てな感じ。 ちなみに出てくる男は、メガネをかけたいかにもオタク的な奴(笑)(2000/07/24追加)

●辰巳出版
「アリスったらもお!」 by マイケル原腸(1998/12/10 題名その他訂正)
※ハーバードウエストさんから貰った蘇生薬が…。
2つの出版社から同一タイトルで2冊刊行されているが、中身はだぶりが多い。 最初に出たのは辰巳出版。次に出たのが青磁ビブロス。 ペンギンクラブにて現在も連載中。

●筑摩書房
○ちくま学芸文庫
「幻想の地誌学」 by 谷川渥
※元々は解散したトレヴィルから薄幸^H^H発行されていた一冊。
本書の「地底の旅」の章で、ポオ(「アーサー・ゴードン・ピム」)との絡み で「狂気の山脈にて」について、若干語られている (2000/12/08追加)

●地人書館
「星百科大事典」 by R.バーナム Jr.著 ; 斉田博訳
※この本は、全天の星座とその主要な星、天体について、 天文学的側面、伝説・神話的側面、観測の歴史、文学作品での言及などについて の記事が満載されており、天文ファンのみならず専門の研究者も 使っている名著であるが、おうし座の章、ヒアデスの項目中に、ラヴクラフトにつ いての記述がある。
原書の記述はラブクラフトがクトゥルフ神話を創ったことになっているという 勘違いはあるもののまあまともなのだが、翻訳が
Cthulhu Mythos → "チェルフ・ミトス"
Old Ones → "遠い昔の人びと"
となっていたりして、ジャンクとしての価値がみいだされる (2004/11/01追加)

●中央公論社
○C*NOVELS
「屍食回廊」 by 朝松健(1989)
※田外竜介を主人公とした<民族遺産監理室の謀略>三部作の完結編。
屍食鬼が登場する。また、クライマックスの<火の王>を召喚する場面に、
以下引用-----
夢のなかに存在する時にのみ発音可能な超古代の神名を振動させた。 それは、強いてアルファベットで表記するならば、Cで始まり、U で終わる七文字の言葉であった。
引用終わり-----
という記述(p.229)がある(2000/06/23追加)

●東京三世社
○マイコミックス
「エナメルタイプのエスキス」 by 加藤雅基
※「漂魄」・「電話」中に「ネクロノミコン」に出ている魔方陣を アレンジした物を使用している。

「DAVID」 by 板橋しゅうほう
※アルハザード奇脳本、というものが出てくる。

以下引用-----
かつてそれは錬金術と黒魔術の理論と儀式が書かれたアルハザード無名写本呼ばれてい て、正当な科学の裏側に神秘的知識欲を書きたてられた人間が、何十人にもわたってその 悪魔的実験を実践、本の新たなページに書き足していった
引用終わり-----
とあり、歴史の裏側を点々とし幾つもの戦争と犯罪の因子になったそうだ (2001/02/05追加)

○ドゥコミックス
「まんがなぜなに教室」 by まぐろ帝國
※子供向け学習マンガの凶悪なパロディなのだが、 お姉さんが『ねくろのみこん』を持っている場面がある (2007/12/20追加)

●東京創元社
○創元推理文庫
「Comical Mistery Tour3 サイコの挨拶」
※「ようぐそうとほうとふ」にダッチワイフが持ち込まれるという4コマを、 いしいひさいち氏が描いている。

「黒魔術の娘」 by A・クロウリー
※解説で『最近ではクロウリーとラブクラフトを結びつけるのがはやっている』 と言う記述がある。

「ダーコーヴァ年代記シリーズ」 by マリオン・Z・ブラッドリー
『宿命の赤き太陽』
『ダーコヴァ不時着』
『時空の扉を抜けて』
『ナラベドラの鷹』
『禁断の搭』
『ホークミストレス』
『ハスターの後継者』
『惑星救出計画』
『ドライタウンの虜囚』
『ヘラーズの冬』
『カリスタの石』
『はるかなる地球帝国』
『ストームクイーン』
『オルドーンの剣』
『ギルガードの狼』
『炎の神シャーラ』
『惑星壊滅サービス』
※登場人物や地名にラブクラフトの クトゥルフ神話の影響を受けている(ハスター家、ハリ湖など)。
話自体は、クトゥルフ神話では無い。

「アヌビスの門(上)」 by ティム=パワーズ
※「ラブクラフト的な世界」という記述あり。

「黒後家蜘蛛の会4」 by アイザック=アシモフ
※「獣でなく人でなく」という話にラヴクラフトの名前が出て来る。
ゲストの姉は宇宙からの侵略者という妄想にとりつかれており、 怪しげな教団に入信している。その理由はポーとラヴクラフトの読み過ぎ。

「ソーラー・ポンズの事件簿」 by オーガスト・ダーレス
※「消えた住人」 怪しい屋敷で失踪事件が相次ぐという話(ホラーでは無く、推理物)。
第二の失踪者の名前がダンウィッチ公爵の息子クライド・リーで、第 三の失踪者が作家ハワード・エリオット。

「ワイルド・カード」シリーズ by J.R.R.マーティン編
※ティアマットの別名として「クトゥルー」という名が出てくる。
この「ティアマット」が意味しているのは宇宙の彼方から飛来する集合 知性生命体のこと。

「ドラキュラ戦記」 by キム・ニューマン
※19世紀末ロンドンが舞台の吸血鬼もの「ドラキュラ紀元」の続編。
他の小説の登場人物が大挙して登場するのが特徴。
前作では「呪われた町」や「奴らは渇いている」で主役をはった吸血鬼が 端役で登場していたが...
今度の舞台は第一次世界大戦。
あろうことか、連合軍の軍医にハーバート・ウェストがいる。
死んだ兵士を蘇えらせているかどうかは未確認。:-)

「ドラキュラ崩御」 by キム・ニューマン
※ハーバート・ウェストが出てくる。 また、ウェストの説明の欄にHPLの名前も出てくる(2002/02/04 追加)

「コナンと毒蛇の王冠(コナン・シリーズ6)」 by R・E・ハワード & スプレイグ・ド・キャンプ & リン・カーター
※「ひきがえる神ツァトググアの祭壇から、まだほかにも持ち出した品が ありはせぬか?」という一文がある(2000/08/15追加)

「闇がつむぐあまたの影 ケイン・サーガI」 by カール・エドワード・ワグナー
※冒頭に「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」からの引用文が掲げられている。
ハワードやラヴクラフトの影響を受けつつも、極めて強い独自色を打ち出すことに成功している 稀有なヒロイック・ファンタジー作品だが、初版が1991年10月30日。ということは……? この作品の続刊が12年近く出ていない (2003/03/26追加)!?

○創元SF文庫
「アヴァロンの闇(上)(下)」 by ニーブン&パーネル&バーンズ
※ミスカトニック川が出てくる。

「アヴァロンの戦塵(上)(下)」 by ニーブン&パーネル&バーンズ
※アヴァロンの闇の続編。
前回に引続きミスカトニック川が出てくるのに加え、 ラブクラフトの名前が出てくる (1998/12/10 追加)

「影が行く」 by ディック・クーンツ 他
※解説にウィアードテイルズとラヴクラフトのことが書いてあり、1950年代の ホラーSFの源流にはラヴクラフトがあると記されている。またC.A.スミ スの「ヨー・ヴォムビスの地下墓地」が収録されている。ただしこれは神話作品では ない(2001/05/18 追加)

作品紹介の部分のヴァン=ヴォークトの紹介
例:フレドリック=ブラウンの「未来世界から来た男」の ヴァン=ヴォークトの紹介欄。
以下引用-----
「宇宙船ビーグル号」などでみせるベムの描写には、ブラックウッドや   ラヴクラフトの影響もうかがえる。
引用終わり---
ヴォークトの紹介の載ってる本を列挙するとキリが無いので、ここにまとめる(2002/08/08追加)

「エヴァンゲリオンの夢」 by 大瀧啓裕
※南極の話が出たところで、ラヴクラフトの名とショゴスが出て来る(2000/10/27追加)

●東販出版
漫画「玩具修理者(台湾版)」
※「玩具修理者」、「人獣細工」、「兆」はそのままの題名だが、 「吸血狩り」は「獵殺吸血鬼」、「本」は「書」となっている。
Cthulhu 関係は
「ようぐそうとほうとふ」「用具僧徒方塗布」
「ていーきらいらい」「討厭死了死了」
「ぬわいえいるれいとはうていーぷ」「鳴哇哇要給我謝禮哦」
「くとひゅーるひゅー」「裏面的(足艮)秘湯水水水」
●同文書院
「夢の断片悪夢の破片」 by 倉阪 鬼一郎
※ヨグソトースとナイアルラトホトップが「闇の祭壇」 という作品について述べている(2000/05/08追加)。

●同朋舎
「日本怪奇幻想紀行 二之巻 祟り・呪い道中」 by 小松和彦、加門七海他
※「幻想文学」の東編集長が「霊木と怪石の 祟り話を探して」という文を書かれている。霊木怪石 を求めて熊野を彷徨うという内容である。
その中で、神倉神社という神社の御神体が「ゴトビキ岩」 という岩で、このゴトビキというのはカエルを意味す る言葉だという記述がある。そこで東編集長はゴトビキ岩を見て 「ツァトゥグア」や「黒い岩(by R.E.ハワード)」等とクトゥルー神話マニア 特有の妄想を膨らませるのであった。なお、脚注には、「ツァトゥグア」、「黒い岩」、「クトゥルー 神話」といった言葉のていねいな説明が書かれている(2000/07/19追加)
●東洋書林
「クライヴ・バーカーのホラー大全」 by クライヴ・バーカー&スティーヴン・ジョーンズ
※AからZまで26の章を設け、ホラー文学・映画について縦横無尽に語った本だが、 「カオスのC」という章は丸ごとラヴクラフトのために割いてある。
ちなみに、スティーヴン・ジョーンズは「インスマス年代記」の編者で、 ラヴクラフト&ヒールドの「博物館の恐怖」にも同名の美術鑑定家が登場するが、 これは偶然の一致のようだ (2002/08/08追加)

●徳間書店
○トクマノベルス
「炎都」 by 柴田よしき
※巻末の参考文献リストに、なぜか「クトゥルー神話事典」の文字が有る。
内容は、現代の京都を舞台に妖怪が暴れると言うもので、 クトゥルフ的なフレーバーは有るが、実際に出て来るのは 「九頭竜」という名の龍くらい。

「宙都 第一之書 美しき民の伝説」 by 柴田よしき
※『炎都』『禍都』『遙都』に続くシリーズ第4弾。 今までの巻では参考文献に『クトゥルー神話事典』が挙げられて いたにもかかわらず、それらしきモノは登場しなかったが、 この巻のラストに、遂にクトゥルーのような神が登場する (2001/10/05追加)

「宙都 第二之書 海から来たりしもの」 by 柴田よしき
※『シリーズ第5弾。この巻には、ついに「ふんぐるい・むぐるうなふ」 とか「うがなぐる・ふたぐん」といった呪文が出てくる (2002/02/13追加)

「ベルゼブブ」 by 田中啓文
※呪文の中に「るるいえ」「うんでぃご」などがまぎれこんでいる (2002/02/19追加)

「現代の小説1998」
※早川書房、SFマガジン10月号(1997)に掲載された、 「時計の中のレンズ」を集録。

「屍船」 by 倉阪鬼一郎
※「茜村より」(初出は廣済堂文庫『GOD〜異形コレクションXII』)が 収録されている(2000/11/30 追加)

「ボーイソプラノ」 by 吉川良太郎
※近未来のフランスが舞台のハードボイルドっぽい作品。
「クトゥルフの呼び声」と名乗る猟奇 殺人者と探偵との戦いを描いている。途中、「クトゥルフからの手紙」 という章もあり、ラブクラフトおよびクトゥルフに関する蘊蓄が語られている(2001/09/19追加)

○ハイパーゾーン
「最後の城主」 by ゆうきまさみ(1998/12/10 作品名その他判明)
※「ザ・キープ」のパロディ小学館の短編集コミックス「となりの異邦人」に収録。
作者曰く原作を読んで描いたとのこと。

○キャプテン
「アルプス伝説1」 by 田丸浩史 (1998/12/10 作者判明)
※馬剃の妹のすきな小説家の中にラブクラフトの文字が。

○少年キャプテンコミックススペシャル
「KAZE」 by 神崎将臣
※掲載誌廃刊の為、11巻で中断。 第9巻で、「ネクロノミコン」が登場。 続いた場合、JUNK扱で無くなる可能性も有ったが…。

●トレヴィル(発行) ※発売はリブロポート。会社解散により、 古書か店頭在庫のみ。
「ネクロノミコン1」 H・R・ギーガー
「ネクロノミコン2」 H・R・ギーガー
※映画「エイリアン」のアートワークなどで有名なギーガーの画集。

☆『な』行 ------------------------
●日本エディターズ
「ボーナス・トラック(短編集)」 by 山田章博
「ジュディと燃える秘宝の谷」
※「ラブクラフトもどきの分際でぇ!!」と言う台詞が有る。 ついでに悪役が言及する「ハイボリア時代」と言うのが、なんとなくハイパーボリアに似てる。ような気 がしなくも無い。更に、山田氏の奥方の描かれている4コマ漫画内、大量に積み上げられた本の中に「クトゥルー」と「秘 神」がある。
☆『は』行 ------------------------
●白泉社
○JETS COMICS
「ホスピタル」 by 唐沢なをき
※女子高生の作った西先生ファンクラブのTシャツの文字が良い。 最終話で西先生の呼び出す存在もなかなか。

○花とゆめコミックス
「パタリロ!」 by 魔夜峰央
※第6巻「プリンスマライヒ」の回において、 納骨堂を調べに行くパタリロが、 「その納骨堂に隠された秘密とは何か   遠い魔界の妖魔が巣くっているのか   はたまたはるかかなたな宇宙から   クトウルフ神話の邪神達がよみがえってきたのか     おお今こそアーサー=マッケン   H・P・ラヴクラフトら狂気の怪奇作家達の   世界へ足を踏み入れる時だ!」 と言う台詞を言う。
第62巻「再び東カリマンタン」 パタリロが、知合いのオカマバーからの招待状に書かれたオカマダンサ ーの踊りに関して次のようなセリフを漏らしている。 「いや、取り越し苦労はやめにしよう。クトゥルーの邪神が宇宙の深淵 から攻めてきたらどうしようと心配するようなもので、可能性はほとん どゼロに等しい。ああっしかし完全にゼロではないとすると‥‥」
第69巻「バンコランVSベールゼブブ」というエピソードに、パタリロ6世の 日記の引用としてクトゥルフ神話が出てくる(2001/01/15追加)

「白花繚乱始末人」 by 明智抄
※「水上夢幻始末人」に、「病いの公子のヒラマヤン」というクトゥルー神話 を基にしたと言われる小説が登場する。ただタイトル だけなんでどういった話かは分からない(2000/06/23追加)


○白泉社文庫
「パタリロ!」選集2 美しき男達の巻 by 魔夜峰央
※単行本第6巻と同様。

○ヤングアニマル
2000/08/25 No.16号「女刑事ペルソナ」 by 原作:出海まこと、画:高橋雄一郎
※「るるいえ」という名の豪華客船が登場する(2000/08/22追加)。

「妖怪缶詰」第2巻 by 魔夜峰央
※降霊術師が"N'gha... Sothoth..."と呪文を唱える場面がある。

●早川書房
「血は冷たく流れる」 by ロバート・ブロック
※短編集。
「うららかな昼さがりの出来事」という作品にラヴクラフトの名が出てくる (2001/04/23追加)

○SFマガジン
「時計の中のレンズ」 by 小林泰三(1997年10月号)
※「イタカ雪原」という言葉がぽろっとでてくる。 確信犯らしい。(^^;

「ゾスの足音」 by 朝松健(1994年2月号)
※注によると、ゾス(Zos)とはヨグ・ソトートに近い存在。(2000/06/23追加)

○ミステリマガジン
2001年4月号
※ジョン・ディクスン・カーとい うミステリ作家の特集が組まれていて、カーに関係のある人物の事典が載っている。
その中に、「ラヴクラフト」の項目がある。いちおう、クトゥルー神話 にも言及している。主なつながりとしては、カーが「ウィアード・テール ズ」の愛読者だったこと、初期作品にラヴクラフトの影響が見えないこともな いといったところ(2001/02/28追加)

○早川文庫SF
「リングワールドふたたび」 by ラリー・ニーヴン
※ぽつりと「クトゥルー」の文字が…。

「リングワールドの玉座」 by ラリー・ニーヴン
※謎の人物たちに仮の名前を割り当てる時に、 ブラム、メアリ=シェリー、ラヴクラフト、コリアー、キングと 名前を振っていった。

「太陽系辺境空域」 by ラリイ=ニーブン
※短篇集。 「無政府公園にて」という作品に以下の記述がある。 『立ち去れ。ここを通れるのは不滅のクトゥルーのみ−−−』

「楽園の泉」 by アーサー・C・クラーク
※p47にミスカトニック大学出版局の本が引用されている。

「忠誠の誓い」 by ニーブン&パーネル
※360P中の台詞。 「以前の生活に戻れ。ここは不死なるクトゥルー以外は何人も 通れはしない」

「獣の数字2」 by R.A.ハインライン
※420P『………、ラブクラフトなどのファンタジィ作家』 428P『H.P.ラブクラフトは、あのリストにあるかい?』 428P『クトゥルーに感謝を!』

「火星年代記」 by レイ=ブラッドベリ
※焚書された本の著者としてラブクラフトの 名が上げられている。

「闇の聖母」 by フリッツ・ライバー
※クラーク=アシュトン=スミスが非常に重要な役割を演じ、 ラヴクラフトの名前も頻繁に出て来る。またナイアーラトテップに言及した箇所がある (2001/03/30追加)


○早川文庫NV
「ファントム」 by D・R・クーンツ
※『このラグクラフト流の悪夢から…』と言う一節がある。

「北人伝説」 by マイケル・クライトン
※典拠、いわゆる資料の一般参考書の部分に以下の記述がある。
以下引用-----
アブドゥル・アザレット著『ネクロノミコン』(H・P・ラヴクラフト編)
プロビデンス、ロードアイランド、1934年。
引用終わり---
この本の内容は、西暦921年にバグダッドのカリフから使節として派遣さ れた人物がヴァイキングと呼ばれた北人たちとともにスカンジナヴィアへと 赴き、さまざまな事件に出会うというものだが、この中で死者を常食し、 スカンジナヴィア人、いわゆるバイキングの人々を襲う「ウェンドル」とい う種族が出てくる。
資料や脚注ではネアンデルタールを思わせるような表現や内容だが、その 登場の仕方や物語での描写、ウェンドルの母親といった存在がまるでヴーア ミスや邪神の類を思わせる。
また、この物語を著したのは実際にはヤクート・イブン・ファドランという 実在のアラブ人であり、彼が遺した稿本をラテン、アラブ、また英語やギリ シャ語などさまざまに翻訳され各地の大学や古文書保管所に保管された後世 の手稿や未公刊の論文の断片などと突き合わせて、一つの物語としたという 設定になっている。

「闇の祭壇」 by ショーン・ハトスン著(茅 律子訳、絶版)
※巻頭にH.P.L.の言葉が引用されている(2000/05/08追加)。

○早川文庫JA
「グイン・サーガ」 by 栗本薫
※ク・ス=ルーの神々と言う存在が、ちらりと出て来る。 (『七人の魔道師』、『幽霊船』、『夢魔の四つの扉』) 本編に絡めば神話かも。 外伝「七人の魔道師」には、敵役でラン=テゴスの信者が出てくる。 『夢魔の四つの扉』中には、ク・スルフという神が登場。

「目を擦る女」 by 小林泰三
「蚊―か―コレクション」に載っていた「刻印」が収録されている。
「『古ノモノドモ』ヤ『大イナル種族』トノ闘争ニヤブレテ」 という記述がある(2003/09/29追加)

「蹴りたい田中」 by 田中啓文
「怨臭の彼方に」が集録されている。登場する宇宙人の名前がジャンクねた (2004/06/15追加)

「UMAハンター馬子 完全版1,2」 by 田中啓文
『闇に光る目』に数百ページの書き下ろしを加えたもの(2005/03/17追加)


○ハヤカワミステリ文庫
「死の蔵書」 by ジョン・ダニング
※登場人物が掘り出し物について熱く語る場面で、 「・・・ラヴクラフトが二冊と、〜」と言う台詞が…。

○早川FT
「時の車輪シリーズ第3部 神竜降臨 魔人襲来」 by ロバート・ジョーダン
※野田昌宏大元帥による解説の中にラブクラフトの名前がある。

○早川文庫NF
「古書店めぐりは夫婦で」 by ローレンス&ナンシー・ゴールドスミス
※41ページにH.P.ラヴクラフトの本を探す件がある。 その中にラヴクラフトの描写およびアーカムハウス本の説明がある。
なお、本文中に著作の紹介として「壁のなかのネズミ」「死体安置所で」 「戸をたたく怪物」が紹介されている(1999/09/21追加)

○早川文庫HB
「花輪竜一郎さんの優雅な生活」 by 神月摩由璃(1991年)
※作家の花輪竜一郎さんが、ある日目覚めてみると、そこは神話・伝説 の生き物たちが日常生活をしている不思議な世界だった。この世界で はクトゥルーやシュブ・ニグラスも生活しているようだ。 (2000/06/23追加)

○SFマガジン
2001年2月号
※朝松健の「彌猴秘帖」という作品に、彌猴(みごう)とか由蜈守(ゆごす) といった名称が出てくる(2001/01/15追加)

○ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション
第2回配本「海を見る人」 by 小林泰三
※「時計の中のレンズ」に「イタカ雪原」という地名あり。
「天獄と地国」に「禁断のカダスの地を〜」という文あり (2002/06/06追加, 2002/06/12記述追加)

「楽園の知恵,あるいはヒステリーの歴史」 by 牧野修
「演歌の黙示録」が収録されている(2003/12/05追加)

●ビー・エス・ピー
「バカミスの世界」 by 小山正とバカミステリーズ編
※「ホームズ対クトゥルー」というパロディが実在するそうである。残念ながら未訳 作品らしい(2001/05/02追加)

●白夜書房
「魔王(ナッシュ)の子供達 Complete」 by 武依舞依
※以前出版されていた、魔王の子供達関連の単行本を纏めた物 (若干未集録の物有り)。 Completeで年表が公開されたが、『ルルイエ期』という時代がある。

「魔王(ナッシュ)の子供達 The Next Millenium」by 武依舞依(1999/07/28追加)
※年表にはでていたルルイエ星系の花が出て来る。
宇宙空間から地上まで伸びる位の花。

●フィルムアート社
「デストピア聖典」 by 鷲巣義明
※「人類終焉映画」について語った本である。
たった一行に過ぎないものの、「人類以前に邪神が存在したが、 神によって封印されたというのがテーマだ」とクトゥルー神話に 言及しており、ラヴクラフトの流れを汲む映画として ジョン=カーペンターの『マウス・オブ・マッドネス』を挙げている。
また、邪神の復活を描いたマンガが巻頭と巻末に添えられており、 その中で世紀末の東京に降臨する邪神はクトゥルーにしか 見えないし、ナイアーラトテップを髣髴とさせる「黒い男」も 登場するが、クトゥルー神話であるとは明記されていない。
米国・中国・ロシアなど各国が東京を核攻撃することに決定したと 発表する首相が小淵敬三にそっくりなのには笑わされるが、 核爆発による熱線を全身に浴びながら微動だにしない ラストシーンのクトゥルーは恰好いい。(2000/10/27追加)
●富士美出版
「シャーリィ=ホームズ」 by 後藤寿庵
※「ふっふっふ。シャーロック=ホームズが実在の人物だとしらないのは、 世界中で日本人だけなのだ。ほんとほんと、トウチョトウチョ人だって 知っているんだから」のセリフあり。

●富士見書房
○富士見ドラゴンブック
「魔境遊撃隊 ナイルの呼び声」 by 栗本薫原作、永橋隆執筆
※魔境遊撃隊の後日談のゲームブック。
以前の事件を語るのに「クトゥルーが云々」とか言う記述がある。

「アイテム・コレクション」 by 安田均/グループSNE
※クトゥルー関係のものとしては、 「眼鏡」の項に「異世界を見通すレンのガラス」というものと、  「呪文書」の項で「クトゥルフ神話では禁断の書が役に立つ」と書かれている。
また、参考文献に何冊かクトゥルー関係の本が載っている。

「戦え!!イクサー1」 by ?
詳細不明

○富士見ファンタジア文庫
「マジカル・ハイスクール」 by 朝松健
※「クトゥルーか,ク・リトル・リトルか云々」のくだりが入っている。 他に、倉太宇一(くらふとういち)作「魔術の幻影」とかいう本が出て来る。 オカルト関係の書籍を発行している出版社の内輪ネタ等、 話のすじとは関係ない話の方が面白いという変わった小説。

「スクラップド・プリンセス」3.異端者たちに捧ぐ鎮魂歌 by 榊一郎
※呪文で風の神として「イタクァ」がでてくる。Itaquaのことでしょう。 後書きでも、ハスターとか言ってるので、間違いはないでしょう。(1999/09/30追加)

○富士見ミステリー文庫
「マンイーター」 by 吉村夜
※あとがきにヨグ・ソトースやら、シェブ・ニグラスの呪文が載っている (2001/08/07追加)

●扶桑社
○扶桑ミステリー
「やつらは渇いている(上)」 by R・R・マキャモン
※431Pで、少年が『ラブクラフトの小説を読んで…』とか述懐している。

「トウモロコシ畑の子供たち」 by ステーィヴン・キング
※「キャンパスの悪夢」中で、ネクロノミコンが登場する。

「魔法の猫」 by キング他
※題名の通り、猫にまつわる話ばかりを集めたアンソロジー。 「ウルタールの猫」も収録されているのではないかと期待させるが、ラヴ クラフトは意図的に排除した旨が前書きに明記されている。

「不思議な猫たち」 by ダン&ドゾワ編
※「魔法の猫」の続編。 フリッツ=ライバーを解説した文章に、「ポオやラヴクラフト以来の 最高級のひとり」という記述が出てくる(2000/06/06追加)

○「週間SPA」8月13・20合併号
「パラレルワールド通信」
※「2年生Q男の前世は聖魔界の支配者ネクロノミコン。弱者をいじめ小 動物を虐待する残虐性は前世のカルマのせい」 どうも、神戸市の小学生殺害事件の後、どうすればこのような事件を 防げるかと言うのを、ジョーク形式で書いたものらしい。


●双葉社
「慎治」 by 今野敏
※教師が自分の趣味を通じて、イジメにあっていた慎治と いう少年にイジメに勝つ力を与えていく話。と、これだけ 聞くと「感動の小説」(笑)なのだが、この教師の趣味 が「ガンダム専門のモデラー」という所がミソ。感動 のストーリーの筈が、ガンダムについて熱く10頁位語っ てくれたりする。
クトゥルフは、教師の語る熱きガンダム話の中で比較の 対象として出て来る。「(ガンダムの世界も)クトゥル ー神話のような壮大な歴史観をつくる可能性もあった」と いう扱われ方。

「現代コミック 水木しげる集」 by 水木しげる(1970)
※ラヴクラフト「異次元の色彩」の題名をもじった「異次元の色気」と いう短編が収録されている(内容は関係ない)(2000/06/23追加)

○双葉文庫
「ネリモノ広告大全 ちくわ編」 by 中島らも
※「死体蘇生者ハーバート=ウェスト」を映画化した 「リアニメーター」に触れている。 以下はその部分の引用。
以下引用-----
最近見たB級ものでは「リアニメーター」という ホラー映画のビデオがおもしろかった。 死体をよみがえらせる特効薬を発明した学者が、 やたらにあっちこっちの死体にブスブス注射するもんだから、 ひと騒ぎもふた騒ぎも持ちあがるんである。 一番ケッサクだったのは、首を切り落とされた教授が、 自分の胴体にその首を持たせてあっちこっち走りまわり、 よからぬことやエッチなことをするというシーンである。
引用終わり---
氏によれば、このエッチシーンは『B級ホラー映画2大爆笑エッチシーン』 のうちの一つだ。ちなみにもう一つは「バスケットケース」で、元二重胎児の 双子のお兄さんが、弟の彼女に夜這いをかけるシーン (2000/12/22 追加)

●二見書房
○サラブレッド・ブックス
「ユダヤの禁書 ネクロノミコン秘呪法」 by マーク矢崎
※恋が叶うおまじない付き。(^^; しかし、邪神召還の正確な日取りが記されているのであなどれない。

●フランス書院
○フランス書院文庫
「美教師」 by 蘭光生
※本書に収録されている「拾った女」に、 「アーカムハウス」なる名の飲み屋が登場する。
名前の由来は、かのアーカムハウス社で、HPLの 作品を出版している会社として紹介されている。
話は、飲み屋「アーカムハウス」で知り合った男女が、 ホテルでSM的なHするというもの(2000/12/08追加)
●ぶんか社
「ネクラノミカン」 by ひのもとはじめ
※タイトルのみパロディ。

○ヤングテイオーシリーズ
「DEATH SHADOW 黒の黙示録」(全2巻) by MEIMU
※グルウー教団と言う過去の神を復活させようという教団と、 その復活を阻止しようとする主人公が戦うというもの。
教団の最高神官がアザートスという名前だったり、 神が復活すると人類は亡びるなどと言う所、物語には絡まないが、 禁断の書が出てきたりする所が…。

●文藝春秋
「IT」 by スティーブン・キング
※才能を認めてもらえないまま他界した作家としてラヴクラフトが 挙げられているが、彼の死因が「餓死」になっているのには笑わされる (1999/08/27 追加)

「ザ・スタンド」 by スティーブン・キング
※以下の記述がある。
引用開始-----
「視野狭窄とはありがたいものだ。選択的知覚とはありがたいものだ。だって、 それがなければおれたちはみんな、ラヴクラフトの小説世界にでもいるみたいな ものだからな」(深町眞理子 訳)
引用終わり---
また、「闇の男」の別名としてナイアーラト テップがあげられている(2001/04/03追加)

「フーコーの振り子」 by ウンベルト・エーコ
※クライマックスの狂乱の叫びの中に「クトゥルフ」という言葉が出てくる。

「図書館警察」 by スティーブン・キング
※2番目の「サン・ドッグ」という作品中に、ダンウィッチで 霊感トランペットを吹いて気が狂ってアーカムの病院に入れられた男の話が 少しだけ出てくるP322(1999/02/23 追加)

○文春文庫
「ミッドナイト」 by D・R・クーンツ
※最後のほうにちょっとだけクトゥルー神話とラブクラフト作品に関する記述あり。

「ニードフル・シングズ」 by スティーヴン=キング
※「レン平原のコカイン」なるアイテムが登場する他、 「ヨグ=ソトースの法則」という落書が壁にしてあるというシーンがある。
しかし原文では "Yog-Sothoth rules." となっており、「ヨグ=ソトースが支配する」と 訳した方がよいという指摘もある(2003/12/05記述追加)

「レベッカ・ポールソンのお告げ」 by スティーヴン・キング他
※「恐怖とエロス」がテーマのアンソロジー。
「ありふれたもののなかに潜む奇怪さの響き」というラヴクラフトの 言葉が前書きで引用されている。
また、クトゥルー神話との関係は不明だが、 ダーレスの『夜の側』がという本が机の中にちゃんとしまわれていることを確認してからでないと 夜は寝られないとの記述もある(1999/11/30追加)
『夜の側』は、ダーレスが1947年に編んだアンソロジー。ラヴクラフトの「異次元の色彩」も 収録されているから、クトゥルー神話とまるっきり無関係というわけでも なさそうだ(2001/05/28記述追加)

「痩せゆく男」 by リチャード・バックマン(スティーヴン=キングの変名)
※「ハスター・ラウンジ」という店が出て来る。それが潰れたあとに新しく できた店の名前は「キング・イン・イエロー」 (2000/01/17追加)

「髑髏島の惨劇」 by マイケル・スレイド
※あの大怪作『グール』のスレイドによる4作目。
又しても連続する猟奇殺人。事件の影には、黒魔術と切り裂きジャックが?  犯人スカル&クロスボーンズは、<探偵>達を髑髏島に招く。 嵐の孤島に孤立した一行を必殺の殺人機械が襲う。果たして、生き残るのは誰か、 いや誰か生き残れるのか。
スレイド作品で重要な役割を果たすディクラーク 警視正のラヴクラフティアンぶりが明らかになる。
警視正の短編ホラーのベストは「壁の中の鼠」(長 篇のベストは『ジキル博士とハイド氏』)だし、彼 のホラーコレクションの出発点となったのはアーカ ムハウスの『「アウトサイダー」その他』だったと 語られる(2003/08/11追加)

○文春新書
「ドリトル先生の英国」 by 南條竹則
※『闇に囁くもの』の一節を引用して『ドリトル先生と月からの使い』の一節と 比較し、ロフティングとラヴクラフトが同じ時代精神を共有していたと語って いる。ちなみに『文学における超自然的恐怖』の発表と『〜月からの使い』の 刊行は同じ年(2002/02/13追加)

●ペヨトル工房
「夢幻城殺人事件」 by 陰溝蝿兒
※「陰溝蝿兒」は谷弘兒の別名で、作中の探偵の名前でもある。 この本に収録された短編「骸之魅魂」には、中世アラビアの魔道士 アブドル・アルハズレッドの魔道書にしるされた死者蘇生の秘法 「骸之魅魂」(ムクロノミコン)が出てくる(2002/02/25追加)

●芳文社
○まんがタイムきらら Vol.9(まんがタイムオリジナル 4月号増刊)
「こちら★世界征服同好会!!! 妖神ブルマの巻」 by 上原甲斐
※クトゥルフ関連ネタ満載
  • 呪文1
    「アブラカダブラ アブラカダブラ
    おお!大いなる千の仔を孕みし千の黒山羊よ!
    我は求め訴えたり!!
    臨兵闘者皆陣烈
    南無妙法蓮
    オンキリキリ
    祓い給え 清め給え
    ドーマンセーメーゴコーノスリキレー
    テクマクマヤコン ネクロノミコン
    ミンキータッチでマハリクマハリター!!」
  • よくわかる降霊術の歴史
    Golden Dawn関連の団体として「銀の黄昏練金術協会、ダゴン秘密教団、死ね死ね団」が。
  • 「巫女」のミコという音はアブドゥル=アルハザードの魔道書 「ネクロノミコン」の「ミコ」と同一のものを指し召していて (中略)
    巫女=ミコ=ミゴであり、これは冥王星こと別名ユゴス星に 棲息するといわれる超自然の存在ミゴを指し示しており、 つまり巫女とは旧支配者(後略)
  • 呪文2
    「ベントラベントラ クトゥルフ ルルイエ ムナフタグン」
  • 儀式の参考書
    「ネクロノミコン秘呪法」「ク・リトル・リトル神話体系」
  • あと最後にクトゥルフらしきキャラクターが
(2003/03/26追加)

「市立鋳銭司学園高校放送部」 by ふじもとせい
※以下の歌が。
♪あたしゃ おんがーくか 森のショブス
上手に口笛ふいてみましょー
テ・ケ・リリリ テ・ケ・リリリ
テ・ケ・リリリ テ・ケ・リリリ
いかーがですー
ショブスはショゴスの間違いであると思われる。
枠外に「クトゥ○フファン以外おいてけぼり!」とある (2003/03/27追加)

○まんがタイムきらら Vol.10
「こちら★世界征服同好会!!! トンマの内臓の巻(上)」 by 上原甲斐
※2号連続でクトゥルフネタ
  • キャラクター紹介
    ポチ:マスコット。正式名クトゥルフ訓なのだが、誰もそんな 名で呼ばないし、誰も正確に発音できない。世界一情けない全能の神
  • 「クトゥルフ大権現の大回転占いショー」
(2003/05/08追加)
●ホビージャパン
「ハイパーボリア」 by やまむらはじめ
※タイトルのみ。内容は関連無し。

「放課後怪奇くらぶ」 by ?
※帯にクトゥルフの文字が見える。

○コミックマスター?号
「Call of CTHULHU(クトゥルフの呼び出し)」 by 矢野健太郎
※夜中にクトゥルフに呼び出されたツァトゥグァは、 二人?でナンパしに行くが……。
本作品は、学研ノーラコミックス「邪神伝説シリーズCコンフュージョン」に 収録されている。

○ゲームぎゃざ
2000年10月号
※マジックには五色の色があるが、そのうちの一つの青色のカードにマーフォー クという種族の生き物がいる。要は人魚の事なのだが、これの由来を 探るという記事の中にラヴクラフトと神話の話が出てくる。「フェニキアの神の名前を借りてラヴクラフト はダゴンという神を創造した」という内容。
また、『ガンダムのTTRPGの変わった遊びかた』という内容の 記事もあり、「コロニー落としはじつはルルイエを狙って行われたものでPCたち はルルイエに潜りクトゥルフを倒さなくてはならない」などという内容が三つほ どならべてある(2000/10/11 追加)

●ホーム社
○ホームコミックス
「宇宙英雄物語(第2巻)」 by 伊東武彦
※角川コンプ・コミックスからの版権移動(実質、集英社)

☆『ま』行 ------------------------------
●マガジンハウス
「ダカーポ(444号)」
※「分野ごとベストナイン選出」なる特集を組んでいる。
ホラー・ミステリー・時代物といった各分野からキャラを選びだして 野球のベストナインをこしらえようという代物だが、ホラー部門の 4番センターが「クトゥルー」。
「全打席敬遠もありうる」などというコメントが添えられている。 ちなみに監督は「ハンニバル=レクター博士」

●みき書房
「愛してるかいSF」 by 夢枕 獏 他(対談集)
※夢枕獏と菊地秀行が対談しているが、 その中でラヴクラフトのことに菊地氏がふれている。(1999/12/09追加)

●ミリオン出版
○GON!(1998/5月号)
P98 (1999/04/28 追加)
※ラブクラフトとネクロノミカンに関する記述あり。

●Music in Amber
「毘 -vi- 一、天と地と」
※ドラマCD。実は美少女だった上杉謙信が武田信玄との川中島の決戦に臨む… と言う内容らしいが、「毘沙門天に封じられていた悪神」として ナイアルラトホテップが登場する(2009/01/05追加)

●メディアックス
○月刊花いちもんめ
「KAORU1−2−3」 by うらべすう (1998/12/10 出版社判明)
※連載第2回目にアーカム大学登場。

●メディアファクトリー
「SFバカ本〜天然パラダイス篇」by 岬兄悟・大原まり子篇
※小林泰三さんの短編「超限探偵Σ」に『馬鹿め。大虎は死んだぞ』 というセリフがある(2001/12/01 追加)

「夢魔たちの宝箱」 by 井上雅彦
※異形コレクションで活躍している作家さんたちとの対談集。 「ダ・ヴィンチ」に連載された対談の単行本化。
小中千昭、朝松健、高橋葉介らとの対談で、クトゥルーやラヴクラ フトに言及している(2001/12/10追加)

●メディアワークス
○電撃大王('97/09)
「とびうお」 by 八房龍之助(メディアワークスより発行の「仙木の果実」に収録されている)
※そのまんまのダゴンが出て来る 。

○電撃大王('98/06)
「高岩博士の異常な愛情」 by 八房龍之助
※『SANチェック失敗 9割切ったらドリームランドへウェルカム』の 文字が。

○電撃大王(2000/04)
「Angel Foyson」 by 澁澤工房
※ティティ(ネフェルティティか?)、ニャア君が登場  なんか、話の根幹に神話が絡んできそう。

○「電撃コミック ガオ!」or「電撃G’sエンジン」
「爆れつハンター」 by あかほりさとる
※死者の書としてネクロノミコンが出てくる。

○電撃文庫
「星くず英雄伝4」by 新木伸
※「大怪球の次はクトゥルフかい」というセリフあり。

「星くず英雄伝5 銀河大戦の乙女」by 新木伸
※敵生物への不確定名称として『ハストゥール』と命名している (1998/11/10追加)

「DADDY FACE」by 伊達将範
※「くずりゅう」と呼ばれる古武術が出てきて、 第3巻でクトゥルフに関連したような記述がある (2001/02/28追加)

「シャドウプリム」 by 出海まこと
※メイドさん物の連作集。第3話「ホフリノヤカタ」(初出は 電撃hpのVol.13)がクトゥルー神話ネタになっている(2001/12/10追加)

「E.G.コンバット (3rd)」 by 秋山瑞人
※『ン・カイ防空守備隊』という名前が出てくる(2004/06/28追加)

○電撃ゲーム文庫
「蚊―か―コレクション」 by 飯野文彦 他
※PS2ソフト「蚊」のノベライズアンソロジー。小林泰三さんの「刻印」という作品に、 「『古ノモノドモ』や『大いなる種族』・・・」というセリフがでてくる(2002/02/04 追加)

○電撃コミックス
「エンジェルフォイゾン」 by 澁澤工房
※完全なラブコメ。ナイアールとか、アザトースなどが登場人物として 出てくるが、あくまでも普通の人(?)のような扱われ方である (2001/04/09追加)

○電撃コミックスEX
「魍魎戦記摩陀羅」 by 田島昭宇 他
※設定の一部として、江戸時代に書かれた異本「ミロクネノコン (弥勒根之魂)」なる書物が出てくる。

☆『や』行 ------------------------------
●遊演体(ソフトバンク/BSSなども出版している)
蓬莱学園関係(幾つかは入手困難)
※旧図書館の蔵書が怪しい。

「ネットゲーム’88」
※蓬莱学園の前にやっていた郵便を使ったゲーム。
ティンダロスの猟犬とかが出てきてた。
ちなみに、怪物の中には「はいよる寒天」とかもいた(笑)。

●洋泉社
○映画秘宝シリーズ
※いかにラブクラフトの作品が、どーしようも無い物に したて上げられているかが判る。(;_;

映画秘宝コレクションNo.12「モンスター・メイカーズ」 by Studio28編・著(ISBN4-89691-424-4)
※"The Cry of Cthulhu"(!)という映画が計画され、結局中止になるまでの 経緯が語られている。他に、 「H.P.ラヴクラフトの小説に出てきそうな……モンスター……」 という文も見受けられる(2003/01/07追加)

「トンデモ ノストラダムス本の世界」 by 山本弘
※「ノストラダムス 今世紀最後の大予言」秋津邦彦/大陸書房の、 著者紹介の紹介を掲載。

「サウスパーク・コンプリート・ガイド」 by 高橋ヨシキ編著
※超御下劣アニメ「サウスパーク」の解説本。
以下引用-----
ハマンはペルシャ全土のユダヤ人皆殺しを企んだ宰相で、 旧約聖書の「エステル記」に登場する人物。もちろんあんな クトゥルーじみたバケモンではない。
引用終わり---
という記述がある(2001/01/23追加)

☆『ら』行 ------------------------
●Last Gasp Publishers
○COCAIN COMIX(No.2)
※まんま、コカインに関するコミック集(^^;
2号に、"THE SPAWN OF COKETHULHU"というのがある。
「THE SPAWN OF COKETHULHU(コークトゥールーの怪物)」
※さまざまなネタのごった煮だ。 過去のロンドンで時間旅行機の実験をやるあたりは、 H・G・ウェルズの『タイム・マシン』。
そして現代の貧乏青年の前に、小さなマシンに乗ったコカインが現れる。 ところが彼がそれを吸い込むと、いろいろな人物が目の前に登場した。 ヒトラー、蛮人コナン、シャーロック・ホームズ、その他モロモロ。 ホームズは実際にコカインをやっていたことになっているので、 こういった場合には当然の出演だろう。
そして最後に、 H・P・ラヴクラフトの<クトゥールー神話>をもじった、 葉っぱと注射器、かみそりと小型スプーンでできた怪物 「コークトゥールー」が現れる・・・・。

●ラポート
「放課後は魔道師」学園編/冒険編 by くら☆りっさ (1998/12/10 作者名訂正)
※無名ならぬ「有名祭祀書」が出てくる。(^^;

●リイド社
「猫じゃないモン!」 by 矢野健太郎
※もともと、集英社から2回ほど出ていたが(通常のコミック版(緑色のやつ)と大判)、最近リイド社から3度目の復刊となった。
2巻目に収録されている「海に陽に」 に怪談話の一つとして、クトゥルフ神話が登場する。
話者が「ふんぐるいむぐるふなふ...」といった例の詠唱を言ってたり クトゥルフや深きものが1コマ登場してきたりする。
「発表当時は全然反響が なかった」旨を作者(矢野氏)が欄外に書いている(2000/07/11追加)。
※6巻のエピソード0「6月の倦怠」に、「ルルイエ」というスナックが 登場する(2000/11/27 記述追加)

「パート退魔(タイマー)・麗(レイ)」 by 矢野健太郎
※「前世紀最大の霊能力者」を自称する老人が出てくるが、やけに 長ったらしい彼の名前は一部に「アルハザード」が含まれている(2002/02/04 追加)

●リクルート
「ダ・ヴィンチ」2000年12月号
※東京創元社の『ラヴクラフト全集』が紹介されている。 「ダニッチの怪」がおすすめとのこと。
『人獣細工』も取り上げられていて、「人間の尊厳を 逆撫でする恐怖がたまらない」というような評が添えられている(1999/11/11 追加)。

「ダ・ヴィンチ」2000年6月号
※「愛すべき『バカミステリー・バカSF・バカホラー』大全」なる特集を 組んでいる。東雅夫氏が「バカホラー」の元祖として 「死体蘇生者ハーバート=ウェスト」を挙げている(2000/05/08)。

●リブロポート
「悪夢の種子」 by ティム・アンダーウッド & チャック・ミラー
※スティーヴン・キングへのインタビュー記事を集めたもの。
「壁の中の鼠」は怖すぎたので読むのを何度か中断したといった具合に、ところどころでラヴク ラフトに言及している(2001/03/02追加)

☆『わ』行 ------------------------
●ワニマガジン社
○ワニマガジンコミックス
「昇天コマンド」 by 西川魯介
※サバゲー&エロな漫画。
漫画の中に、ダゴンが出てきたり、「いあ」とか「るるいえ」とかいう 言葉がでてくる。
タイトルにも「ク・リトル・リトルマーメイド」とか「クリスマスを覆う影」 とか「風邪をひきて喘ぐもの」とかついてる話がある。 後書きにも、クトゥルーの名前が出てくる。
漫画としての感想は、いまいち。 昔の「屈折リーベ」とかの方がいいなぁ。(1999/10/07 追加)

「初恋☆電動ファイト」 by 西川魯介
※「夢見る★電動人形」に、「ウェンディゴ」という名が現れる。
あと、「セトの花嫁」にセト=アポピス=ネイアルラテヘテプなる 名の神が登場する(2000/10/27追加)

☆アルファベット ------------------------
●KKベストセラーズ
○ワニの本
「ハイドラの弔鐘」 by 井上雅彦(1996)
※最後の方に、"本格的クトゥルー神話大作"映画『ハイドラの弔鐘』の 撮影場面が出てくる(2000/06/23追加)


★番外の部

●朝日ソノラマ
「怪談」 by 高橋葉介 (1999/03/04 追加)
※「混沌の島」という作品は、絶海の孤島を舞台にした話だが、この島の地底 には混沌が渦巻いている。
その混沌からは様々な異形のものたちが絶えず生み出されているが、彼らの うち大部分は地上に出ることができない。 その前に、自分を生み出した混沌に捕らえられて飲みこまれ、再び元の混沌に 戻ってしまうからである。
これはアブホースそのものだが、アブホースという名は出てこないし、そ の他のクトゥルー神話由来の固有名詞が作中で持ち出されることもない (しかし、どう見てもショゴスや 星の精としか見えないようなものが描かれている)。 ダーレスとスミスの長所がうまく融合しているというのが全体的な印象。

●グラフィック社
○マンガ技法シリーズ
「オカルトの描き方」 by ゴー・オフィスと林晃
※1999年刊。「マンガの描き方」の続編の一冊だが、第3章 「妖怪・悪魔と幻獣」の中に、「深き者」のサンプル画がある。残念 ながら「映画の妖怪、半魚人」とキャプションしてあるが、 「大アマゾンの半魚人「の「ギルマン」とは異なり、 後藤寿庵画伯や矢野健太郎画伯たちの描かれる「深き者」に間違いない。
他にも、「触覚タイプの悪魔」の画は、ナイアル ラトホテップと見えないこともない (2002/05/23追加)

●講談社
○モーニング(1998/8?)
「デビルマンレディー」 by 永井豪 (1999/02/26 番外の部に移動)
※恥ずかしい役で、クトゥルー似の魔神登場。

「ゴブリン公爵」 by 手塚治虫
殷の遺跡から発見された巨大戦闘メカを操って世界征服をもくろむ江青の甥を 倒すべく、日本人の少年・貫一が中国共産党とともに戦う。という結構すごい 話だが、「鞏龍山」という山が出てくる。 これで「ク・リュウ」と読ませるらしい。
●小学館
○少年サンデーコミックススペシャル
「海底人類アンチョビー」 by 安永航一郎
※ドゴンというクリーチャーが出てくる(2004/09/27追加)

●博品社
「鼻行類」 by ハラルト・シュテンプケ
※最近平凡社からも出た。
博品社版の69ページに載っているゴカイバナイカモドキの絵が、 まるでクトゥルーのようだ。
鼻行類は、鼻を多数持ち、それによって補食などをおこなうが、 このゴカイバナイカモドキは、鼻がまるでイカの触手のように なっている。
 顔の下に触手が生えている=まるでクトゥルー!
また、「クトゥルフモンスターガイド」のドリームランド編のブォポスの解説にも 原始スナウターという鼻行類の絵が載っており、鼻行類とクトゥルフ神話の関連を 暗示している。
「零式」という雑誌に掲載されている「ももえサイズ」に鼻行類が たびたび登場している(2000/12/22 記述追加)
●リイド社
「コミック怨・9月号、天国への怪談」by 竜巻竜次
※深きものが登場する。「深きもの」という名前では呼ばれて いないし、作者もそのつもりはないのかも知れない。オチとして 一コマのみの登場(2003/08/11追加)


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