HUDSON JERICHO941

ハドソン・ジェリコ941  個人的にはチェコ製CZ75のクローンという印象が強くて、B級拳銃というイメージを持っていた。そのためトイガンとして発売される可能性は低いと思っていたが、今はマンガやアニメの影響もバカにならないらしい。

 実銃はイスラエル製の軍用拳銃。部品は殆どがイタリア製。多くはTZ75やTA90と同様のパーツが使われている。
 ジェリコはイスラエル東部にある町の名前で、何千年も昔から戦いの儀式が行われた町。おそらく戦いに備えるという意味を持たしているのだろう。実銃は銃身とリコイル・スプリング・アッシーを交換することで、口径(9mmと41AE)を換えることが出来る。

 トイガンといえども構成はCZ75と良く似ている。通常分解も同じ要領で行える。
 スライドとバレルのかみ合わせはタイトで、作動時の摩擦を減らすためにスライド側にはABS樹脂の突起が4カ所設けられている。

 前作のトカレフやグリースガンでは可変ホップアップシステムを搭載していたが、ジェリコは固定ホップアップを採用しているとのこと。そのわりには弾をホップさせる突起が見当たらない。これノンホップじゃん…。

スライドとフレーム分離
 基本的にエアーソフトガンの性能としてはお勧め出来ないトイガン。兎に角ガス漏れが多く、最低でもガスガンを扱ううえでの要領やマガジンの分解が出来ないとエアガンとしての機能の維持は厳しい。
 ユーザーが各々で調整する必要が出てくるので、トイガン初心者には全く向いていない。玄人向け・上級者向けともいえるが、そうだとしても少々自虐的と言いたくなるガンだ…。つまりは製品自体が機能的な問題を持っている。

 ホップが無いため今時のガスガンとしては弾道が「やまなり」で、5メートル先の的でもかなり下に着弾する(エクセル0.2gの場合・弾を選べばよっぽどマシにはなる)撃つという行動には適していない事は先刻承知していなければならない。

 文句が多くなりがちだが、トイガンを買う理由のひとつに「映画や小説への憧れ」というのがある。このトイガンの場合はアニメだが、ジェリコ941はその意味では成功している。製品としてはダメダメだが。

 こういう方向製はトイガン業界の画一的なラインナップを崩す良いきっかけになると思う。「なにもベレッタやグロックばかり出さなくても…」と思っている人も多いだろう。そうなればトイガン業界のラインアップが拡がりを見せて、購入する側としては嬉しい環境になる。

作動方式=セミオート(シングル/ダブルアクション)ガス・ブローバック
 装弾数=24+1
 全 長=207ミリ
 重 量=760グラム
 ※初期型はノン・ホップアップ、現行型は可変ホップアップ搭載。

 2007.3.4
 ハドソンウェブサイトからの通信販売で現行型にコンバートする部品を購入したので、簡単なインプレを。価格はスライド・バレル(アッシー)ピストンセットが割引価格で¥5500。ハドソンの電話対応の口ぶりからこの割引価格で対応しているっぽい。
 組み込み部品は説明書も何もなく部品だけ送られるので、簡単な組み込み説明書が欲しい所だ(電話口で聞けば教えてくれるだろうが…余談ながらアームズマガジンの2003.11月号にジェリコの分解方法が載っていた、古本を¥100で買いました)

 ホップアップはパッキンを通ったあと、ラバーの出っ張りに引っかけるタイプ。遠射はしていないので能力は解らない。
 エンジン交換後はあきらかに「普通のブローバック」が出来るガンになる。只自分の個体は最初ジャムを頻発し(というかジャムばかり)多少の慣らしが終わると少し落ち着いた。今のところ弾の相性は相当にある。素人の考えではマガジンリップとチャンバーの間に相当な空間が空いているので、次弾がチャンバーに押し込まれる際、勢いで弾が浮いてしまうのでは?
 デジコンの.3gを使用すると良いが、エクセル.2gだともう駄目。初弾装てんでジャムる(笑)
 まぁおいおい調子を見て遊ぼう…。

 2007.3.8
 さてさて(なにがさてさてだ)その後ハドソン産業にジャムの件をメールで伝え、何か知恵を貸してくれないか。とお願いしたら、マガジンリップの内側にBB弾を保持する突起があり、それを削ったら良いでしょう。との事。
 早速作業してみたら、ジャムは相当に緩和されました。まだ調整する幅はあるが、当面これで楽しんでみるつもりだ。

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