H&K VP70M

タニオコバVP70M
 特徴のあるスタイルは当時のH&Kデザインのパターンだと思う。HK4やP9にも似ている。

 この拳銃の特徴はバースト・セレクターが付いたストックにあると思う。実銃ではシンプルなブローバックで9mmルガー弾を発射するあたり、興味深いのだがエアガンで「ただの」ブローバックでは余り面白みが無いだろう。

右側面
刻印と注意書き  刻印は実銃の雰囲気が良く出ている。ただしヘッケラー・アンド・コッホの表記は無し。最近のエアガンにありがちな配慮だが、模倣する事に意義が有るモノなのにこの業界はつまらない事で揉めていると思う。

 トリガーの形状が面白い。本物はダブルアクションなのだが、エアガンではインナーハンマーのシングルとなっている。トリガー下の丸いボタンはセフティ。マガジンキャッチと間違えてたまに押す(笑)トリガー上の金属部品はディスアセンブリ・ノブ、下に引き出すと分解出来る。操作感はワルサーP99に似ている。P99はコレを参考にしたのかな?

 セレクターを廻すとバースト・コントロール・アクティベイターが顔を出す。ストックを取り付ける際にはしっかりはめ込まないと、バースト・コントロール・アクティベイターが本体機関と干渉してセレクターが動かない。
フィールド・ストリッピング ハンマーにローラーが付いている
 レシーバーからスライドを外す時、何のストレスも無く簡単に通常分解出来る。バレルが固定された実にシンプルなピストルであることが判る。
 レシーバー側とスライド側に一個づつローラーが組み込まれている。実銃にもローラーは採用されている。機構は違うが意識して付けられたのかな?
 ストックに収納した状態。コンパクトとは言い難いが、保管は楽になるだろう。下の部品はベルト取り付け具で、ストックの両側面にあるスリットに取り付けると腰や工夫次第では脇の下に吊すこともできる。

 遅ればせながら実射した感想は、ストックが無いと余り面白みが無い、という感じ。本体のみではややシンプルすぎる印象が強い。
 またマガジン残弾が数発となると送弾されずにカラ撃ち状態になりやすい。バースト状態では症状が緩和されるので、ブローバックのスピードに送弾が追いつかないのかも…。一応マガジンの清掃をしたところ多少は改善された。弾との相性もあると思う。

 ともあれ個人的には気に入っている。価格はやや高いが内容を考えれば妥当であるし、似たようなラインナップが多い現状では存在自体が珍しいといって良いだろう。まぁこの手のモノが好きなら何も言わずに購入するだろうが…。

作動方式=ガス・ブローバック・セミ/三連バースト
 装弾数=27発+1
 全 長=204mm(546mm)
 重 量=840g(1240g)