がるぅの骨折日記

     ●楽しいGWスキー&温泉旅行 [4月26日()〜5月2日()]

     ●事故発生(山形県蔵王温泉スキー場) [5月1日()]

●診断(山形県上山市みゆき会病院、I医師) [5月1日()](事故当日)

●宣告(済生会横浜市南部病院、Y医師) [5月2日(金)](事故2日目)

●入院までの3日間 [5月3日()〜5日()](事故3日目〜5日目)

●入院 [5月6日()](事故6日目)

●手術(Y医師) [5月7日()](事故7日目)

●術後〜退院[5月8日(木)〜10日(土)](手術2日目〜4日目,事故8日目〜10日目)

 

  ●自宅療養 [5月11日()〜14日()](手術5日目〜8日目,事故11日目〜14日目)

●通勤開始 [5月15日()〜20日()](手術9日目〜14日目,事故15日目〜20日目)

  ●抜糸 [5月21日()](手術15日目、事故21日目)

 

  ●術後6週の診察 

  ●術後10週の診察

●楽しいGWスキー&温泉旅行 [4月26日()〜5月2日()]

妻(ちゃありぃ)が元旦に骨折(右足関節外顆骨折)。このためGWは、がるぅはスキー、ちゃありぃは温泉リハビリを計画。草津温泉、志賀、八方尾根、野沢温泉、蔵王温泉と今シーズンゲットしたMt6シーズンパスをフル活用。ちゃありぃも外湯堪能の旅の始まり。初日、草津温泉の外湯に入った後、志賀高原で滑走(ちゃありぃは車の中で仮眠と読書)、2日目、3日目は八方尾根を満喫! ちゃありぃは骨折後の初滑りを八方で1日だけ実践。まだ長距離は疲れて歩けないのに、スキーはなかなかのものでびっくり。がるぅは内心心配していたけど、滑れて良かった良かった。4日目はがるぅは野沢でスキー、ちゃありぃは外湯巡り。4時間で11箇所を入ったとか。骨折以来、最も長時間の歩行。でも、温泉に入って関節を暖めた後に少し歩く、の繰り返しなので、リハビリには効果満点だった様子。5日目は長野(野沢温泉)から新潟経由で山形県蔵王温泉へ。日本海の海岸線ドライブ、新潟の酒と鮨を堪能。知らず知らずのうちに、Xデーは刻一刻と近づいてきていたのであった。

 

●事故発生(山形県蔵王温泉スキー場) [5月1日()]

朝起きると季節外れの雪景色。1cm程、雪が薄っすらと積もっていて、気温は低いが晴れで、絶好のスキー日和。宿の温泉朝風呂に入って、ちゃありぃを残していざ出発。8時前に中央ロープウェイ乗り場に到着。しかし、ロープウェイは8時半からだって、ぐっすん。ダラダラ準備をしていたら、バスから降りてきた観光客軍団がロープウェイ乗り場に猛ダッシュ。ゲロゲロ、出遅れてしまった。。。100人乗りのロープウェイだけど、強風のため50人までということで、3台目になってしまった。つまり、団体客が100人も居た!(もう樹氷もないから、わざわざロープウェイで上がらなくても、エコーラインから見る景色の方が雄大で綺麗なのに、、、)

8時40分頃、やっとロープウェイに乗って山頂到着。残念ながら樹氷原のロープウェイは付け替え工事で運休。このため、滑走可能なゲレンデも半分以下。いよいよ滑走開始。

ゲロゲロ、新雪が全く滑らない!!そう、野沢で滑った後に塗ったワックスは当然、春雪用。今日の粉雪に合う訳がない。平地では全く滑らす、雪の上を歩くのみ。斜面ではピタッと貼りつくように急ブレーキでバランスを取るのが難しい。でも風が強かったのか新雪は斑で、新雪が乗ってない所がカチカチの氷で気持ちよく滑れる(足にガタガタ響くけど)。つまり、新雪を避ければなかなかグッド。1本滑って、気持ちよくリフト乗り場へ。しかし、まだ9時前でリフトもあまり動いてなさそう。降りたゲレンデ周辺の各コースを1本づつ滑ることに。

4〜5本目だろうか、運命の9時半。大きく迂回したコースに新雪が綺麗に見えていたので、(何を間違えたか)そこを目指す。人が居ないので(当時、ゲレンデ全体で10〜20人程度?)、新雪新雪。。。でも、やはり全く滑らず、ピタッ、ピタッ、と板が止まって危ない。新雪を諦め、カチカチフラットバーンへ。気持ちい〜い。斜度が10度程度の斜面だけど、バーンが硬いので、スピードに乗れる。斜度が殆どなくなったので、直滑降でリフト乗り場方向へ、、、。少し直滑降で滑った先に、巾1〜2mの新雪の帯が斜面を横切っている。あまり気にせずに直滑降で滑り込んだ。

瞬間、板が新雪でピタっと止まって、体だけは前へ、加重がトップに移動して、(どのような加重状態になったのか)両足のトップがどんどん開いていく。。。ゲッ!、と思った瞬間、右肩を硬い氷の斜面に強打。倒れたまま背中のリュックを下にして20m程滑走し、仰向けになって停止。強打した肩を触って一応生きていることを確認。倒れたまま軽く動かしてもOK。ゆっくり起き上がって、腕をまわしてみたが、痛みはあるものの回る。良かった。でも右手は使えそうにない。外れた板を左手で持って、ゲレンデの端の方へ移動。やはり痛い。腰を下ろしてちょっと休まないと動けない。胸を強打して息が詰まったような痛さだ。でも、肩や腕は動くし、押さえても痛くないし。大丈夫そうだ。

ゆっくり腰を下ろして休憩。さっそく、今日1本目のビールを飲むことに。うーっ、美味しい。。。(ちなみに、今日は昼頃早めに上がる予定だったので、普段より持参する量を減らして、ビール350ml3本、カクテルパートナー350ml2本、ツマミとお菓子がリュックに入っている)。

折角の10年振りの蔵王。中央ゲレンデのリフト2本だけで帰るのは寂しいので、一通りゲレンデを回ってから、予定よりちょっと早めに帰ろう、そんなことを思いながらビールを1本空ける。まだ痛いけど、休んでばかりは居られないので滑走開始。やはりストックを突くのは怖いので、手に持ってバランスを取るだけ。もう10時前だから奥のゲレンデに向かう。真平な所をスケーティング。でも新雪は走らないし、ストックは突けないし。。。それでもなんとか奥のパラダイスゲレンデ乗り場へ。まだガラガラだ。リュックを下ろして身軽になってゲレンデへGO。でも、右腕をかばって、ストックは軽く振ってタイミングを取る程度。折角の急斜面もズリズリ、転倒を絶対しない滑りで面白さも半減。それでも、何本か滑って一休み。うーん、ビールが旨い。その後も少し滑って11時を過ぎたのでロープウェイ山頂駅方面へ。途中パトロール小屋があったので覗いてみたが誰も居なかった。11時40分の下りに乗車。山麓駅で病院を確認したが、蔵王の整形外科は今日は休診、明日は午後からということで、山麓の山上市まで行くしかないとのこと。

駐車場を出たところで、なんと、外湯めぐりを終えたちゃありぃに遭遇。がるぅ車が駐車場に見えたから行こうとしていた所とか。虫の知らせとは恐ろしいものだ。。。

●診断(山形県上山市みゆき会病院、I医師) [5月1日()](事故当日)

強打の話をしたところ、骨折経験者のちゃありぃは直ぐに病院に行くことを提案。一旦宿に帰って着替えをして、病院に電話。早い方がいいということで、昼食も取らずに病院へ。12時半頃には到着したが、午後の診察は14時から。でも特別に診てくれそう。「Iさ〜ん(がるぅの名前)、手の空いた先生を探しているので、先にレントゲンを撮りましょう」、ということで、レントゲン室へ。立って1枚、寝て1枚。楽にしていていいですよーと言われて、その間にレントゲンを確かめている様子。。。もう一度こちらへ、と立っての撮影。今度は印を付けてなんだかピンポイントで2枚。ひょっとすると、、、。撮影後、明るい声で「やっぱり折れてますか〜?」と聞いてみたが「先生から説明があります」と素っ気無い回答。まっ、レントゲン技師としては仕方ないか。。。ちゃありぃの所に戻って「やばそう」と事情を話す。少し待って、やっと先生の診察。

入るなり「折れてますね」とレントゲンを見せられる。やっぱり。。。先ほどのレントゲン技師の様子から薄々察していたが、、、。と思いを巡らせていると突然、軽いめまいが、、、。直ぐ横のベッドに横にならせて貰って休憩。やはり、骨折はショックだった。休み明けには大事な展示会とその後はテーマヒアリング。。。休めないよー。

先生曰く「手術するかどうかは美容的なものだけです」。えっ、それなら手術しないに決まっているじゃん。幸い肩の筋肉(脂肪?)が多いので、骨の出っ張りは注意して見ないと気づかない程度だし、特に痛みもないし。良かったー。でも最後に「まだ若いし、私なら手術を勧めます。でも、地元の先生と相談して決めて下さい」とのこと。応急処置は肩バンドを装着しただけで終了。特に何も気にしなくても良く、手術するにしても連休明けになるだろうから、急いで地元の病院に行かなくてもいいですよ、とのアドバイス。そこで「温泉に入ってもいいですか?」と聞いたところ、「暖めない方がいいので、温泉は入らない方がいい」とのこと。えっ、今日は蔵王の大露天風呂を楽しみしていたのに、、、。気持ちいい宿の温泉にも入れないの。。。ということで、急遽、今日の宿泊は止めて帰ることに。今日帰れば、明日、金曜日に先生に見てもらえる。そう、ちゃありぃの行っている病院の新患担当の先生が誰かを考えての行動でした。

後で湿布くらい貰っておけば良かったと後悔したが、幸い、正月に骨折した妻が持参していたので、宿に戻ってから湿布を貼る。大急ぎで遅い昼食。キッチン付きなのでレトルトカレーを食べて、宿を16時過ぎに出発。冬なら山形市方面に出て、大回りするところだが、この季節になれば蔵王エコーラインが使えるがエコーラインは17時半で閉鎖なので、急いで山道へ(ドライブ好きのがるぅは片手運転であっても、山道が好きなのだ。。。)。雄大な景色だで前も後ろも車が居ないので少し慎重運転。折角の山道なので運転の楽しさは半減、でも安全第一。

高速に乗るまでわからなかったが、片手運転では高速でウインカーが出せない!! 一般道ではハンドルを一瞬離して左手で右にあるウインカーを出せるが、スピードの出ている高速でハンドルから一瞬でも手を離すのは恐怖。1回やっただけで、これは危ないと止めました。(以降適当に運転して)無事、横浜の自宅に到着。400km弱で5時間程。いつもの白馬から300kmより下道が少ない分、早く到着したかな、意外と近い。

余談1: ちゃありぃも免許を持っているが、山道・高速は危険なので、がるぅが運転。幸い、鎖骨の骨折は全く痛みもなく、左手1本で問題なし。ちなみに、がるぅの趣味はスキーとドライブ。山道の片手運転にも慣れているので、左手のみで問題なし。(山道で前の車がチンタラ走っていると、ついつい、片手のみで遊ぶ癖があるんだよね)。

余談2: スキー保険を利用するには、リフト券など、そのスキー場で滑ったという証明が必要なんです(これも妻の骨折のお陰?J皆さん、覚えておくといいですよ)。 でも、最近はICチケットなので、リフト券は返却。今回はMt6シーズン券なので領収書もなし。ということで、中央ロープウェイの係りの人もどうしていいのか時間が掛かりまくり。

 

●宣告(済生会横浜市南部病院、Y医師) [5月2日(金)](事故2日目)

山形のみゆき会病院のI先生の「手術するかどうかは美容的なものだけです」という言葉を胸に、手術好きの先生が集まる病院へ出陣。でもそれまでに、どこの病院にするかの葛藤が、、、。

   横浜市大病院(横浜市大系(東大系?)): 皮膚科を利用(持病の尋常性乾癬)。他科の先生は薬の相性を気にされるが、同じ病院なら、皮膚科に電話して確認して貰えるので第1候補。しかし、念の為インターネットで調べてみると、教授、助教授、助手、大学院生、、、。ヤバイ。鎖骨の手術なんて簡単だろうから、きっと学生の実験台。第1候補だったが、パスすることに。でも、この病院は綺麗で、かつ、手術の人の取り違え事故以来、空いていて良さそうなんだけど。。。

   港南台病院: ちゃありぃが骨折の時、地元で最初に見て頂いた病院。でも、もし手術となれば結局、済生会横浜市南部病院への紹介状になるので、2度手間。ここもパス。

   警友病院(みなとみらい)(慶応系): ちゃありぃの産婦人科病院。ここは非常に看護婦さんが美人!!さらに、人員配置に余裕があって非常に親切。また、隣はインターコンチネンタルホテルで、眺めの良さも抜群。唯一の欠点は桜木町駅から遠いこと(徒歩15分位?)。ちゃありぃ骨折時の第1希望はここ警友病院だったが、流石に足の骨折では退院後の通院が困難と判断して断念。がるぅも通院を考えて断念。でも、がるぅの「一度は入院したい病院ランキング第1位」です。

   済生会横浜市南部病院(慶応系): 自宅から最も近く(徒歩7分程度)、金曜日の初診担当が優しくて(カッコいい)Y先生だったので、結局、ちゃありぃと同じ病院に。でも、ここの先生は切ったハッタが好きそうなんだよね。。。ちょっと心配。後でお母さんから聞いた話だけど、整形外科の先生が、なんか今日は元気がいいなーと思っていたら、手術が入っている日だとか。整形外科の先生は手術が好きなのかな?。。。

○補足1:慶応系は、あくまでも整形外科の話です。

○補足2:Y先生をインターネットで検索したところ、専門は足、外反母趾、スポーツ医学の様子。ちなみに、ちゃありぃさんのI先生は背骨が専門。

 

 さて、この病院は混雑で有名。朝一に行って午前中潰れるのは当たり前。10時の予約の人が12時過ぎて「まだですかー?」と聞いている様子も何回か目撃している。事前に初診用の用紙に記入して(ちゃありぃの時に予備を貰っていた:-)、8時過ぎに病院へ。8時半からの受付を済ませて整形外科へ。今日は連休中日のためか空いている(隣の外科は大混雑)。Y先生は今日は初診のはずだが、Y先生の9時予約の人がどんどん呼ばれる。10時になってやっと初診の診療開始。診察室に入ると、既に先生は山形で頂いたレントゲンのコピーを見て(余談: コピーでもちゃんとしたレントゲンなんですね、知りませんでした)、「手術ですね!」との一言。看護婦さんにオペノートを貰って、悩み始めた。えぇー、選択枝はないのー?そう言えば、ちゃありぃも「ファイナルアンサーも聞いて貰えなかった」って言ってたっけ。でも、ファイナルアンサーどころか、ファーストアンサーすら聞いてくれないぞー。しかし、先生は何を悩んでいるんだろー? ノートを見ると手術スケジュールがびっしりだ。明日からGW後半の3連休だから、連休明けは手術が溜まっているんだろうなー。ちょっと不安に思いながら(手術は嫌なのに、スケジュールが空いてないと困る、、、)、先生を見守っていると、意を決したかのように、電話を掛け始める。そう、ここは先生が、オペ室、麻酔科、病室の確保など、電話を掛けまくるのである(他の病院でも同じ?)。この時の先生は、皆さん嬉しそう。でも、こんな雑用を先生がやっているから、患者は待たされるんだよねー。最初の電話はオペ室。「僕のオペが2つ入っているんだけど、その後に入れられませんか?最初の抜釘が10分、その次の外反母趾が1時間半、鎖骨遠位端骨折が2時間」。えっ、先生、手術日の水曜日は、午前は外来の日で、その後、3つも手術やるの。。。大丈夫?と思ったが、背の高い、カッコいいY先生は、体力ありそう(そう言えば、妻が退院時の消毒をY先生にして貰ったんだけど、あんな太い指で手術出来るのか?と言っていたのを思いだす)。先生「あれ?麻酔科に先に聞くようになったんでしたっけ?」と言いながら、なんとか大好きな手術を入れるために低姿勢。その間、我に返って、中待合に居るちゃありぃに「手術だ」と一言声を掛けて、診察室に入って貰う。先生は相変わらず、麻酔科と病棟に電話。

 ――― 先生の手術のための折衝は続く ―――

 やっと電話が終わって、連休明けの6日(火)入院、7日(水)手術、とのこと。

 早速、質問開始。

がるぅ「手術しかないんですか?」

Y先生「手術ですねー」

がるぅ「手術しないとどうなるんですか?」

Y先生「そのままだと、関節の近くで絶えず骨が動くので付かないで、偽関節になり、そこが痛くなることがある。また、靱帯(鳥口鎖骨靱帯と言うらしい)も切れているだろうから、腕の重みで肩が凝ったりする」

などなど。そうだよね、山形の先生が言った「美容的」って、何か変だなーと思っていたんだよね。

事前に準備した先生への質問リストには「手術した時としない時の短期的、長期的なメリット、デメリット」と「鎖骨の働き」を聞く予定だったけど、先生の分かり易い説明で手術の決心ができました。

 最後にちゃありぃが「山形の先生は美容的意味しかないって話だったんだけど」とジャブを出してくれましたが、今後のデメリットがあるのであれば手術をする方が賢明ですよね。

でも実は、手術好きの先生が集まっている済生会横浜市南部病院を選んだ時点で手術は決定だったのね。。。

連休明けの仕事はビッグ行事が続くけど、まっ、諦めるしなないですね。メンバー(上司、部下)には迷惑を掛けるけど。。。

 

先生は気持ちを楽にさせるためか、相互信頼を得るためのテクニックか、手術に関係のない質問をいくつか。

「この時期まだスキー出来るんですか?スキーといえば3月ぐらいまでかと思った」とか、

ちゃありぃ(妻)が1月に骨折してI先生に手術して貰って、来月には抜釘予定など告げると、

Y先生「スキーしたんですか?」

ちゃ「I先生にスポーツしていいですか?って聞いたら、テニスはまだ駄目って言われたんだけど、スキーは?って聞いたら駄目って言われそうだから聞かずにしたんです。」

という話をしたら、すかさず

Y先生「I先生〜、Iさん(ちゃありぃ)先生に内緒でスキーしちゃったんだって!」

って隣の診察室の方向へ大きな声で冗談めかして叫んでいました。

しかも、I先生がもう居ないことを知ってて。。。。。お茶目なY先生。

そういえば、ちゃありぃが自分の抜釘手術の時の麻酔について相談したら、診察料請求しますよ〜っていう冗談も言っていました。(^_^;)

 

というわけで、夫婦でお世話になることに。

でも時期がずれてて良かった。しかも、ちゃありぃの骨折の後だったため、ちゃありぃは親切だし。

(ちゃありぃは、結構スパルタなので、もしそうでもなかったらぼろくそに言われそうだったので、ラッキー)

●入院までの3日間 [5月3日()〜5日()](事故3日目〜5日目)

 がるぅは超楽天的なのか、入院が一大イベント化していて、遠足前の子供のように、持ち物準備に力が入る。

 テレビは有料だったから、アンテナを分岐してノートパソコンで見れるようにしようと道具を準備したり(IOデータのUSBチューナーをなぜか持っている:-)。

 でも流石に骨折の炎症のせいか、ちょっと疲れて朝寝て、昼寝しても、夜も寝れる。

丁度、ちゃありぃが連休明けの発表準備で忙しそうだったので、邪魔をしないように、夕食を食べたら一旦寝て、0時頃に起きて風呂で背中を洗って貰って、ちゃありぃは就寝、がるぅは再び活動開始(^_^)。

●入院 [5月6日()](事故6日目)

いよいよ入院日

今日はとても暑い。駐車場にバックで入れるのと、車を自宅まで戻すのが面倒なので、入院荷物を持って徒歩で病院へ。

張り切って準備した入院グッズが意外と重く、ちゃありぃのお父さんに車の出動をお願いすれば良かった。(帰りは分割して事前に持ち帰れば問題ないだろう。)

 同室の人は4名。

 今日同じ入院日のSさんは同じY先生が主治医で外反母趾の人。手術のスケジュールががるぅの1つ前。高齢の方だけど、昨日までスポーツクラブでトレーニングしていたと、いたって元気。でも片足づつの手術だから1ヶ月半後に再び手術だとか。また、リュウマチ性の外反母趾で握力もなく、松葉杖が使えないかも知れないとのこと。大変だ。

 Aさんは5/2に手術をして、明日から松葉杖で階段の練習をしましょう、とのこと。えぇー、ちゃありぃはそんな練習なかったのに、ちゃんとやって貰えるのね。そのことをちゃありぃに話をして判明したことは、「自宅は大丈夫ですか?」と聞かれた時に「階段が心配」と回答したか(Aさん)、既に松葉杖で正月休みを過ごしていたので「大丈夫です」と答えたちゃありぃの違いだったみたい。ちゃありぃはそのおかげで 松葉杖の使い方のページを知るまで階段を上る時の松葉杖を突く段を間違えていて苦労したそう、皆さん、ご注意を。

  隣のベットのNさんは椎間板ヘルニアで手術をするか検査中とのこと。この人は若くて一番元気だ。

 

        食事:意外とボリュームがある。これだと途中抜け出して外食できないかな?

        看護婦さん:優しいの一言。

        睡眠:自宅では昼寝をしていたのに、今日は昼寝なし。ちょっと緊張?夜は消灯の9時過ぎにさっと眠ったが、なぜか11時半に目が覚めて、2時過ぎくらいまでテレビを見ていた。自宅なら色々活動できるが、深夜ではキーボードも耳さわりなので自重。6時起床のところ、4時半には起きて、再びテレビを。がるぅは外出先では熟睡できないんです。まっ、そのうち、昼寝ができるようになるかな?

        番外:蒸し暑い。空調は入っているが、温度は高め。ということで、飲み物の消費量が多く(1日1.5L程度?)、ウチワを持ってきてもらう。ちゃありぃが100円ショップで電池式小型扇風機を買ってきてくれて、大活躍。ちょっと周りにはうるさいかも。

 

そうそう、入院病棟の婦長さんは、婦長と言いながら男性みたい。ちょっと謎です。

 

○補足1:看護婦さん(もとい、看護師さんですね)に聞いたら、正式名称は「科長」なんだって。我々素人用に婦長って使ったんだと思います。

○補足2:全く関係ない話ですが、この病院の寮が自宅の直ぐ近くにあるのですが、そこに赤いステージアが時々止まっていて、そのナンバーが「119番」なんです。さて、彼氏が消防士さんなのか、それとも、救急車の方なのか、ちゃありぃさんは真相を知りたくて夜も寝れなくなっています:-)。

ということで、今回、ちゃありぃさんが親しくなった看護士さんに調査依頼をして、今は報告待ちです。

●手術(Y医師) [5月7日()](事故7日目)

5月7日(水)手術日

 

いよいよ、手術日だー。

Y先生、今日は大張り切りだろうなー。だって、午前中外来診療の後、午後は手術が3つも入っている。

色々な人の噂では、手術のある日に張り切る先生が多いとか。がるぅは最後の手術で(直前決定なので)17時開始。先週の外来の日、手術ノートを見ながら、抜釘10分、外反母趾1時間半、鎖骨遠位端骨折2時間と言っていた。なかなかハードな1日。先生、大丈夫? 

 前日21時で食べ物は駄目ということで、直前にバナナ2本を食べる(止められると食べたくなるよねー)。

 飲み物は朝10時までOKということで、前日500ml3本、今日2本とこちらも大量。後で良く考えたら、点滴を開始したらトイレが不自由になるんだよね。失敗。

 前日も風呂(シャワー)に入ったけど、今日も手術が遅いので依頼済み。ところが、10時にいきなり先生(ちゃありぃの主治医のI先生)が来て「点滴します」と宣告。えぇー!「まだお風呂入ってないんですけど」と言ったら「今日手術だよね。昨日入ってないの?」「昨日入りましたが、今日、手術が遅いので朝、シャワーOKと言っていたんですが、、、」「手術17時なら回診の後にしよう」と言われて、10時の点滴開始はパスできました。

急いで風呂の予約を取って貰って入浴へ。あれだけシャワー、シャワーと言っておきながら、部屋を出てから15分で戻って来たカラスの行水に、看護婦さんは大笑い。「もう帰ったんですか?」。

 先ほどの点滴をしにきた先生を見て初めて「点滴前にトイレに行かなきゃ」のプレッシャーが(そう、点滴が初めてなんです)。15分置き位に、そろそろ点滴の先生が来るかな?、とトイレに行く。最初のうちは沢山出ていたけど、昨日から2L以上飲んだとは言え、段々量が少なく。そうこうしているうちに、昼食タイム。これで13時くらいまでは点滴を免れた!とホッと一息。

 

昼すぎにK先生が来て、点滴。

横でみていたちゃありぃが、「すごく落ちる速度はやいよねー、大丈夫なのかなぁ。」と心配したとおり、1時間ぐらいで全部おちちゃった。ナースコールで終わったことを伝える。

K先生が来て看護師さんに「もう抗生剤にしちゃおうか?」というと

看護師さん「17時手術ですからそれは先生ちょっとはやすぎますよ。」

というわけで、もう1本の生食のおおきなボトルがセットされてしまいました。あーあ。

 

予定どおり、17時に看護師さんが迎えにきました。

麻酔は全身麻酔。手術室ってこんなところなんだーと思ったぐらいで,記憶はなくなりました。

 

手術室から病室に戻るとすぐに意識がもどる。すぐに患部がものすごく痛い。

寝巻きの折り目や、シーツの皺までもが気になる。

患部を少し高くしてもらうため、バスタオルを右肩に折って入れてもらうが、それすらも気になる。

座薬を入れてもらうが、1時間ももたない。

この薬は胃への負担が重く、6時間あけないと使えないそう。

 

看護師さんが、痛いですけど筋肉注射打ちますか?というので、考えますと一旦保留したが、痛みに耐えかねず再びナースコール。注射の痛みは患部の痛みに比べればたいしたことなく、大正解。随分楽になった。

 

この日8時ごろちゃありぃがY先生から術後説明と注意点を聞いて、メモを作成していてくれた。

手術後のY先生の説明

 

●術後〜退院[5月8日(木)〜10日(土)](手術2日目〜4日目,事故8日目〜10日目)

この日から、朝晩2回の抗生剤の点滴が続く。

ちょうど、最後の点滴は10(土曜日)の夕方で終わる予定とのこと。

と、隣のベットのNさんが、手術前の週末を家に帰る外泊の交渉を看護師さんとしていることを知り、

がるぅも点滴完了後、土曜のうちに退院したいと看護師さんに交渉してみると、あっさりOK。ラッキー。

ちゃありぃを呼んで退院してしまいました。

(が、これは担当の看護師さんが新入りさんだったためOKが出たようで、後で外来で通院したら、入院費を返却されてしまうというとっても迷惑なことだったようです。)

 

●術後6週の診察 

●術後10週の診察

 

 

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