ミノキシジル

ミノキシジル(Minoxidil)とは

ミノキシジルは元々は血管拡張剤であり高血圧の治療薬として開発されました。ところが、臨床試験中に毛髪のない被験者の頭髪が生えてきたことから脱毛治療用の外用薬としても利用されることになりました。ミノキシジルが頭皮の血流を良くし、脱毛した頭髪に発毛刺激を与えるメカニズムの詳細はまだ解明されていません。1988年に米国で2%のミノキシジルの外用剤が初めて承認されました。1997年には5%のミノキシジルの外用剤が処方薬として承認されています。
ミノキシジルは主に頭頂部の脱毛の改善に効果がありますが、前頭部及び生え際の脱毛には効果が認められていません。また、ミノキシジルは脱毛が始まって間もない人の脱毛を防ぐのにも効果が認められます。なかにはミノキシジルを使っても効果が出ない人もあります。ミノキシジルの働きは脱毛症を根本から治すのではなく、新しい毛の発毛を促進することで脱毛を発毛で補い抜け毛が増えないように安定化します。したがって、ミノキシジルの使用を中止すると発毛効果が失われ、元のように脱毛が進行することになります。
副作用としてはミノキシジル溶液の使用で7パーセントの人に刺激(焼けるような痛み、かゆみ、赤らみ)が起こるかもしれません。

米国における2%ミノキシジルを使った臨床試験では以下のような発毛の有効性が示されています。

発毛の程度

ミノキシジル(期間)

偽薬(4ヶ月)

2%(4ヶ月)

2%(12ヶ月)

発毛なし

68%

42%

16%

僅かな発毛(産毛程度)

31%

32%

36%

確かな発毛

9%

24%

40%

完璧な発毛(完全再生)

2%

2%

8%

また、5%ミノキシジルは2%ミノキシジルと比較して45%も増毛効果が優れていることが報告されています。1991年の女性に対して行われた4ヶ月の臨床試験でも、偽薬(1.9%)に比較して2%ミノキシジルを使用したグループは42.5%も毛髪重量が増えていたことが報告されています。

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参考資料
1)Spindler JR. The safety of topical minoxidil solution in the treatment of pattern baldness: the results of a 27-center trial. Clin Dermatol. 1988 Oct-Dec;6(4):200-12.
2)Whiting DA, Jacobson C. Treatment of female androgenetic alopecia with minoxidil 2%. Int J Dermatol. 1992 Nov;31(11):800-4
3)The Mystery of Alopecia  by US Pharmacist   Issue date: April 1997
4)Studies with 2% Minoxidil by www.keratin.com