echigo002    「山岳巡礼」のトップへ戻る  越後百山一覧表へ戻る

越後百山 大毛無山=おおけなしやま(1429m)
登頂年月日 2003/05/.04 天候 晴 同行者 単独行 マイカー利用
膳棚第一リフト終点(9.15)−−−山頂手前のピーク(9.35)−−−大毛無山(9.45-55)−−−膳棚第一リフト終点(10.10)

妙高山(左)と火打山(右)・・・・大毛無山々頂から

越後百山に関心を持つまでは、大毛無山の存在をまったく知らなかった。  
新潟県の山と言っても、長野からは比較的近くて県内の山と同じようなものだ、知らずにいたのが不思議だった。  

近年、この山の斜面に大規模スキー場が開設されて、新興スキー場の中では設備と、行き届いた運営で脚光を浴びているらしい。  
スキーリフトを使えば難なく山頂に立てるだろうと、ずるい考えで出かけた。それに今シーズン最後のスキーも楽しんで来ようというわけである。

8時半運行開始のゴンドラに乗り、さらにリフトに乗り継いで降りたところは、もう山頂に一投足という地点である。わが国でもトップクラスの豪雪地帯、5月だというのに山は深々と雪に覆われて白一色の世界。

スキー場の係員に登山の人は届を出すように指導される。リフトを使用した登山者については、スキー場が責任を持つということか、大毛無山から先へは行かないように、また小毛無山もダメという指示。
スキー靴を登山靴に履き替え、スキー板をデポして出発。
目の前に見える小ピークを目指して直登して行く。20分ほどで到着。ここまではスキーやスノーボードを抱えた人も登って来る。
小ピークから少し下ったあと、急な斜面をキックステップで10分ほど登ると、大毛無山の山頂だった。
二等三角点標石は、何メートルかの深い雪の下でもちろん確認はできない。広々とした雪の円頂で、一隅に潅木の叢があるだけで、360度の展望が広がる。少し霞みがかかって、日本海は海とも霞とも区別がつかないが、手の届きそうな頚城三山が素晴らしい。一昨日の堂津岳とは反対側から眺めているわけだ。
天狗原山、雨飾山、駒ケ岳、青海黒姫山などを一望してから、スキーゲレンデへ戻った。

気温が上がってベタ雪のゲレンデでは、スキーもあまり楽しくはなかった。


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