echigo013    「山岳巡礼」のトップへ戻る  越後百山一覧表へ戻る

 

越後百山 大地山(646m)

登頂年月日 
2004.05.13
天候 曇り 単独 マイカー 2等三角点

林道宮の河内線(10.15)−−−大地山(10.45-10.50)−−−下山(11.10)


≪佐渡の山≫

大地山2等三角点
350号線の金井から長谷寺(ちょうこくじ)方面への県道を走る。長谷寺を通り過ぎ、細くなった道をさらに南進、矢倉峠へ向けて標高を上げ行く。狭い道をダム工事のダンプが頻繁に往来しているので気を使う。
トンネルを抜けて矢倉峠に着くと十字路となっている。多田へ向かって直進する道と直角に交わる道が林道小佐渡線で左が四十八ヶ所越え、右が女神山・経塚山方面である。ここで左の四十八ヶ所越方面へ向かう。一部未舗装部分もあるが立派な林道である。
大地山を探しながら進むが、似たような山が目について大地山を特定できない。目立つ山が左方に見えてきてこれが大地山かどうか確認するためにカーナビの地図を見ると国見山だった。大地山はとうに通り過ぎていた。カーナビに大地山のあらわれるのを逃がさないようにゆっくりと林道を戻って行くと、ようやく大地山の所在をつかむことができた。

林道宮の河内線の道標を見つけてこの林道へ入る。すぐに広場があってここに車を止める。樹林に覆われた大地山らしい円頂が右手に見える。
 大地山には登山道がないと聞いていた。
林道宮の河内線に沿ってコンクリートの側溝がある。広場から側溝をまたいで藪に入ると、側溝に合流している小さな沢が目につく。この沢沿いにかすかな踏跡が認められたのでこの踏跡を追う。すぐに沢は二又となり,ここで踏跡はわからなくなった。左の沢は赤い地肌がむき出している。二本の沢の中間を、山頂と思われる方向を目指して、藪の薄いところを選びながら強引にはい上がって行く。山頂からやや右手に寄っているのを意識したが、そのまま登って行くと小尾根状になる。そのまま尾根をたどると稜線に出ることができた。

稜線にはどこから来ているのかわからないが、明瞭な踏跡がある。この踏跡を左方向に5分も進むと小さく刈り払われた大地山の山頂だった。小佐渡の最高点である。
2等三角点の標石以外、大地山を示す手製のプレート一つなく、潅木に囲まれて展望も得られない地味な山頂だった。

下山は登ったルートを少し外したが、迷うこともなく広場まで戻ることができた。


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