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雁田山〜屠屋場山かりださん・とやばさん(786m)

長野県 2003.03.31 単独 マイカー
コース おぶせ温泉(10.55)−−−登山口(11.00)−−−ベンチ(11.35)−−−雁田山一等三角点(11.45-12.05)−−−千僧坊(12.35)−−−屠屋場山三等三角点往復−−−千僧坊(12.45)−−−岩松院(13.10)−−−小布施温泉(13.40)
雁田山一等三角点

今年1月末に登ったばかりの雁田山への再登。  
通院から帰宅した時間が早く、おりしも陽気はぽかぽかの春の日和、家にいるのが勿体なくなって小さな山でも一つ登ろうかと考えたところ、頭に浮かんだのが雁田山。前回は真冬の雪山、加えて小雪の舞う天気で期待の北信五岳も目に出来なかった上に、雪に埋もれた一等三角点も確認できずに心残りとなっていた。  

今日は好天、春霞は立っているが五岳も望めそうだ。  
小布施町の登山口まではマイカーで20数分、“小布施の湯”近くの空地に車を止めて出発。雪はすっかり消え失せ、遊園地の草むらにはイヌフグリの花が一面に咲きそろっている。  
冬にはわからなかった立派な登山道がついている。野鳥のさえずりにも活気が感じられる。まったく別の山を歩いているようだ。雪を踏み、苦労して登った急登も嘘のよう。コナラなどの雑木林はまだ芽吹き前、梢からはうららかな春の陽がこぼれ落ちている。  
汗を流して30分余、ベンチのある弛みに着く。ここから一等三角点までは一投足の距離。    

この前雪を掘って探したが見つからなかった一等三角点標石は、山頂の隅にちゃんとあった。地面から頭を数センチしか出していなかったために見つからなかったのだ。  
霞んでいて明瞭ではないが、白一色の飯縄山、黒姫山、妙高山、斑尾山がのぞめる。五岳残りの戸隠連峰は霞みのためか、目を凝らしても見えなかった。飯縄と黒姫の間に焼山がびっくりするほど大きい。樹間には志賀の笠ケ岳や岩菅山も垣間見ることができた。  
前回はこの先雪が深くて引き返してしまったが、今日はここから小さな縦走コースに入る。  

深い雪に埋まっていた登山道も、今はわすがに消え残っているだけ。四阿屋の建つピークを過ぎ、志賀方面の展望の良い物見岩、北信五岳の見える姥石など、岩塊のピークを上下して行く。全部で数個のコブを越えて縦走コース北端の千僧坊となる。
この小さな山塊の最高点は、千僧坊から5分ほどのところにある三等三角点、地図には山名は載っていないが『滝の入城跡』」という立派な標識が立っていた。屠屋場山という名前があるらしい。一等三角点雁田山より17メートルほど高い。コナラやカラマツなどの樹林に囲まれていて展望はない。

千僧坊からは岩松院という寺に向かって、急坂を一気に下って行く。長々とつづく丸太の階段が歩きにくい。案内書には50分となっていた下りだが、所要25分余だった。
北斎の天井画で知られる岩松院からは、遊歩道をのんびり歩いて駐車場所へと戻った。

標高800メートルにも満たない低山、標高差も400メートル弱しかないが、コブをいくつも上下して行くコースは、ほどよいハイキングコースであった。

2003.12.07(曇り)・・・忘年山行・・・カモシカさん、啓ちゃん同行

おぶせ温泉付近登山口(10.35)−−−雁田山一等三角点−−−千僧坊−−−屠屋場山三等三角点往復−−−千僧坊−−−大城−−−小城−−−岩松院(13.10)−−−登山口(13.250)

メル友と3人、1年ぶりの忘年山行。小さいながらも岩場あり、急登あり、アップダウンありで、忘年山行にはかっこうの縦走コース。
あいにくと北信五岳は望めない曇り空ながら、健脚ぞろいの楽しい山行となった。
下山後は小布施温泉穴観音の湯に浸かり、長野市内へ移動して酒盛り。質より量重視の山男らしい料理を肴に、美酒に酔い、話も弾んだひとときを過ごした。
 
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