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保基谷岳=ほきやだけ(1539m)

長野県 2003.05.01 単独 マイカー
コース 東豊林道途中駐車(7.15)−−−登山口(7.30)−−−祠のあるピーク−−−保基谷岳三角点(8.00)−−−登山口−−−駐車場所(8.35)
根子岳(左)と四阿山・・・山頂手前の尾根から

野市の最高峰は飯縄山1917メートルである。言わずと知れた名山で知名度も高い。次に高い山が保基谷岳だということを知った。周囲を山ばかりに囲まれた長野市が、2番目に高いのが1529メートルの山だと聞いて意外だった。この程度の山は信州には腐るほどある。

その保基谷岳へ登ってきた。
菅平の西に位置している。菅平高原から林道東豊線が整備されて、登山口までは車でわけはない。この時期まだ雪が残っていて、車がどこまで入れるかわからないので、一応そのつもりで出かけた。
長野市岩穂から国民宿舎へ通じる道を駆けあがり、高原の野菜畑の広がる三叉路を右にとる。畑中をしばらく行くと農具格納庫の建物があり右へカーブして行く。すぐに左へそれる林道があるが無視して直進、今度は右に下っている林道を見るがこれも無視。
昨夜は遅霜注意報が出るような低温で、路面の水溜りには氷が張っている。

残雪が林道をふさいでいるところで駐車して歩きはじめる。北風がさすように冷たい。10分ほどで林道開通記念碑のある広場となる。何十台も駐車可能なスペースで、雪がなければここまで車で来る事になる。
碑の前には倒れた道標があり、『保基谷岳』とある。ここが登山口である。
登山道に入るとカラマツの林からすぐに雑木林に変り、明るい尾根道を行くようになる。
雑木の途切れからは根子岳、四阿山が間近に藍色のシルエットを見せている。歩いたという気がしないうちに石祠のあるピークに達した。
北面の展望が開けているが、北アルプスなど遠方の山は、春霞に融けこむようにして淡い姿しか確認できない。  最高点の三角点はこの少し先にある。三角点まで行く人は少ないのか、笹に覆われて廃道同然の踏み跡をたどると、数分で笹薮に隠れるような三等三角点があった。周囲はカラマツの自然林に囲まれていて展望はない。
三角点を確認するとすぐに同じ道を引き返した。
 
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