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熊窪山=くまくぼやま(1254m)

長野県 2003.11.23 妻同行 マイカー
コース 林道ゲート手前(9.15)−−−林道終点(9.50-55)−−−送電鉄塔(10.15)−−−熊窪山(10.35-55)−−−林道終点(11.25)−−−林道ゲート(11.50)
山頂付近、霧氷のカラマツ林
家内と出かけた初冬の熊窪山は、長野市の市街地からのぞめる小さな里山。登山口までは自宅から30分もかからない。

須坂から国道406号を菅平方面へ向かい、仙仁温泉の前で国道と分かれて右へ斜めに上がって行く細い道へ入る。国道を左下に見て林の中の林道へと入って行く。途中右へ分かれる道と、その先で今度は左へ分かれる道があるが、そちらには入らないようにする。
10分そこそこでゲートの前に着く。右手に3台分の駐車スペースがあってここから歩く。この先通行禁止の道標があるが、ゲートは開放されていて、車の轍が通行車の多いことを物語っている。しかしこの先まで車で入ってしまうと、せっかくのハイキングも歩くところがなくなってしまう。

ゲートから林道を行くが、最初に林道がY字に分岐するところでは右手に、すぐにまた分岐するがここには送電巡視路標識NO.54方向の左へ進む。ゲートからゆっくり歩いて35分で林道の終点となり、ここは小さな広場になっている。赤テープが見える踏跡が、植林の中を上がってゆくのが見えるが、ここでは巡視路NO.54の指し示す平坦の道へ入る。すぐにジグザグの急な登りとなる。
明るい幼木の植林帯だが、曇りがちで展望はない。
約20分の急登で鉄塔の尾根に登り着く。北へ向かえば妙徳山、左が熊窪山となる。

鉄塔からは、熊窪山の北側に鉢巻き状につけられた水平道を行く。踏跡程度の道だ。やがて水平道と分かれて山頂へと向かう薄い踏跡がある。霧氷のカラマツ林をひと登りすると山頂である。三角点を探すと、笹の中の隠れるようにして三等三角点が見つかった。三角点からやや北へ寄ったところが切り開かれていて、天気が良いと北アルプス方面が望めると思われる。
熊窪山を示す山頂標識のたぐいや、私製のプレート類は一つとしてない。訪れる人も稀な山と思われる。道標の方も、ゲートからここまで一つとして見えなかった。

下山してから須坂の温泉でのんびりと汗を流してから帰宅した。

鉄塔から山頂までは、鉢巻状のコースを取らずに、尾根通しに笹を分けて直登することもできそうだが、この場合はやぶ漕ぎななるかもしれない。時間は大差ないと思われる。
 
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