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小熊山=こぐまやま(1303m)

長野県 2003.11.25 単独行 マイカー
コース 自宅(6.45)===木崎湖キャンプ場(7.45-7.50)−−−木崎湖側登山口(8.40)−−小熊山(9.05)−−−黒澤高原側登山口(9.20-25)−−−林道・写真−−−木崎湖側登山口(10.15)−−−キャンプ場(10.55)
鹿島槍ケ岳

10日前に鹿島槍展望を期待して登った鍬ノ峰では、みごとに天候に見放されてしまった。
鍬ノ峰より300メートルも標高は低いが、今度は木崎湖畔の小熊山から鹿島槍を見るこにとする。

大町市木崎湖畔の西側に少し回りこんだところに木崎湖キャンプ場があり、隣の駐車場へ車を入れる。こり時期は料金係りの管理人もいない。

キャンプ場の前から西へ向かう林道=小熊黒澤線が延びている。入口には小熊山トレッキングコースの案内板などが立っている。
登山口までは標高差400メートル近い高度を林道でかせぐ。舗装された立派な林道だが車の影はほとんどない。落葉した樹間から見える木崎湖は、温泉のように湯気が立ち昇っている。今朝はかなりの冷え込みだった。
冬木立に降り注ぐ冬日を背に、ほどよく汗が流れるころ、50分ほどの行程で登山口となる。コース案内板と鉄の階段がある。山頂まで30分となっている。車でここまで来てしまうと、山頂まではわけない。

鉄の階段を上ったところは赤松の林だか、すぐに勾配が強くなって明るい潅木林なる。コースははっきりとしている。まだ北アルプスは顔を見せない。急登に汗を流して登り着いたところは木崎湖側が開けた展望台、眼下に木崎湖が小さく見える。三等三角点は西へ少し寄ったところにあった。
山頂からは黒沢高原の道標にしたがって、樹林の中を北へ向かう。案内板にあった展望広場というのがあるはずだ。緩く下って行くと、冬枯れの木々を透かして、待望の鹿島槍や爺ケ岳がようやく見えてきた。しかしそれらしい展望広場はない。ベンチが2脚設置された場所があるが、潅木が邪魔になって好展望地とは言えない。もっと眺めの良いところがあるだろうと思いつつ下って行くと、あっという間に林道に出てしまった。キツネにつままれた気分だ。ここは黒澤高原寄りの小熊山登山口になっている。山頂まで20分と表示されている。

このまま林道を下ることにする。
林道からは五竜、鹿島槍、爺ケ岳の展望がいい。鹿島槍の双耳峰はさすがに美しく、人気の山であることを改めて実感する。何回も立ちどまったり、あるいは斜面の藪を這い上がって好展望を求めて写真を撮ったりして、のんびりと展望の林道を行く。針ノ木、蓮華、餓鬼、唐沢岳などの大きな山体も見栄えがする。
木崎湖側の鉄階段登山口を通過し、キャンプ場へと下った。
鹿島槍展望の目的を果たし、湯量豊富な木崎湖温泉にのんびとり浸かってから帰路についた。
 
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