hkk-068 ≪山岳巡礼≫のトップへ戻る

大林山=おおばやしやま(1333m)〜八頭山=はっとうさん(1204m)

長野県 2003.11.26 単独行 マイカー
コース 自宅(5.50)===登山口(6.40-6.50)−−−大林山・八頭山の分岐(7.20)−−−『大林山山頂へ」標識(7.50)−−−大林山(8.12-8.18)−−−大林山・八頭山の分岐(8.40)−−−八頭山(8.55-9.00)−−−大林山・八頭山の分岐−−−登山口(9.25)
大林山は上山田温泉の背後に位置する里山で、標高差もせいぜい400メートルほどしかなく、ファミリーハイキング向きのコースである。

R18から万葉橋を渡り、城山入口信号を左折、千曲市上山田支庁先の信号で右折、あとは道なりに四十八曲峠へ向かって車を走らせる。カーブ番号37が登山口で、広い路肩に数台は楽に駐車できる。登山道入口には、見落としてしまいそうな小さな道標が立っている。

どんよりとした曇り空を見上げて出発。
夜明け間もないつづら折れの、やや急な落ち葉の道を行く。寒い。
30分ほどで稜線に出る。その先が大林山と八頭山の分岐になっている。大林山へは左に進む。勾配がなだらかになって、カラマツと雑木林が交互にあらわれる道は、野鳥の囀りもなく静まりかえっている。
山の襞を縫うようにいく曲りかして行くと「大林山山頂へ」という道標がある。ここから桧植林の若木の中、勾配のきつくなった道を一段登り、ややゆるんでもう一度急登を登りきると樹木の伐採された小広い山頂となる。
霧で展望はない。天気が良いと北アルプスが望めるというが残念。
三角点標石は頭部が無残に壊されていて等級もわからない。
寒く、展望のない山頂に長居をする理由もない。ノートに記帳だけして早々に山頂をあとにする。

大林山・八頭山分岐まで戻り、ここから八頭山ピークに寄り道して行くことにする。たいした距離ではないが、山頂へは胸を突くような急登である。一歩一歩踏ん張りながらカラマツ林の急登を攀じて、登りきった切り開きが八頭山の山頂。しかし山頂標識もなければ、三角点もない。カラマツの高木に囲まれて展望もない。がっかりさせるような山頂だ。樹間を透してわずかに姥捨山が垣間見えていた。

再び大林山・八頭山分岐まで下る。ようやく霧が晴れてきて、最後に大林山の姿を目にすることができた。
下山後、上山田温泉の公衆浴場に立ちよって冷えた体を温める。下山場所の近くに温泉があるというのは嬉しい。料金もたったの300円がなお嬉しい。
 
≪山岳巡礼≫のトップへ戻る