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女神岳=めがみだけ(930m)

長野県 2003.12.10 単独行 マイカー
コース 穴平集落登山口(13.30)−−−女神岳(14.05-14.10)−−−登山口(14.35)
登り着いた稜線の石祠
別所温泉を挟むようにして、高さはちがうが似たようなきれいな三角錐の山が二つ並んでいる。夫神岳と女神岳である。
夫神岳は2年前に登ったことがあるが、一対をなす女神岳が未登のまま残っていた。
上田市で講演をやった帰りに立ち寄った。

別所温泉へ近づくと目の前に見える小さな山なのに、登山口へのアプローチがわかりにくい。『鳥居と石段』が目印になるということで探すと、独鈷温泉竜の湯へ向かう途中にそれが見つかった。八幡神社鳥居から石段を登り、神社の裏手へ登って行ったが、そのうちに道は藪の中へ消えてしまった。間違えたらしい。

八幡神社から少し先、竜の湯の手前で右折し、舗装道路を上がって行くと野倉という小さな集落へ出る。ここで尋ねるとすぐにわかった。集落でTの字突き当たりで右折すると女神岳登山口の道標で右折、そのまま進むと登山口の道標が立っていた。(そのまま進むと穴山集落となる)
路肩の広がりに車を止めて歩き出す。水平の山道を少し歩くと石段と鳥居がある。
コースは取り付きから急登の連続、それもジグザグは一切なし。線を引いたような一直線の登りが稜線へ向かって延びている。標高差はたかだか200メートル程度、汗をかく間もなく軽く登ってしまうとたかをくくっていたが、この急登はそれほど楽ではなかった。
石祠の並ぶ稜線へ登り着いたときには額から汗が滴り落ちていた。石祠から少し下り加減に北へ向かったところに三角点の山頂があった。樹木に囲まれて展望はよくない。眼下に塩田平、樹間からは夫神岳や独鈷山、烏帽子岳などが見え隠れするのみだった。
小さいながら、この急登は手応え十分の山だった。


国道177号線を別所温泉方面へ向かい、舞田交差点の信号の先で「独鈷温泉竜の湯」の案内看板にしたがって左折、そのあとも竜の湯の看板を追って進む。右手に大きな池を見て走ると、すぐに池を背にするように左折してさらに竜の湯方向へ走る。すぐにオレンジバスというバス停があるのでここを右折して山へ向かって行くと、やがて穴山集落を過ぎたところで登山口の道標が立っている。登山口のさらに先が野倉集落である。
2004.12.23(快晴)
登山口(11.40)−−−女神岳(12.05-12.25)−−−下山(12.40)

忘年山行と銘うって、Nさん、Iさんと登る。
計画では夫神岳だったが、時間が余ってしまったので、もう一つこの女神岳にも登ることとなった。
山頂には塩をまいたほどの雪が見え、木々の梢はきらきらと光る霧氷が青空に映えていた。塩田平を挟んで噴煙を上げる浅間山の姿もシャープだった。
山歩きのあとは上田駅前で心地良い酒に、ホロ酔いのひと時を過ごした。
 
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