hkk-406 ≪山岳巡礼≫のトップへ戻る
閼伽流山=あかるさん(1028m)
長野県 | 2004.04.15 | 単独 | マイカー | 四等三角点 | |||
コース | 明泉寺(9.50)−−−千手観音堂−−−御野立所(10.25)−−−閼伽流山三角点(10.0-11.00)−−−千手観音堂−−−明泉寺(11.40) | ||||||
佐久市岩村田相生町交叉点からR44を東進、途中で県道138号線へ入って香坂ダム方面へ向かうと、安原の集落に「閼伽流山」の小さな道標がある。 「閼伽流山明泉寺」の大きな石柱と閼伽流山案内看板のところで左奥へ入って行くと参詣用の駐車場となる。 明泉寺(みょうせんじ)境内の桜はちょうど満開、とりわけ老木のしだれ桜がみごとだ。ほかにもしだれ桜など数本の桜が、山間に長閑な光景を見せて、花見だけでも一見の価値がある。 寺の右手に林道が延びている。閼伽流山へはつま先上がりのこの林道をたどっていく。一丁目、ニ丁目・・・と石碑が置かれている。 七丁目には3、4台分の駐車スペースもあるが、ここまで車で入ってしまうと歩くところがなくなってしまう。その先には岩壁を背にした4本の巨杉があって十丁目となる。岩壁に護られるようにして鐘楼、千手観音堂、それに石の百体仏が並んでいる。 お堂の裏手から、指し示す「御野立所」の道標どおりに、急な登りを上がりきると御野立所(仙人ケ岳)で、以前昭和天皇が立寄ったところだという。コース中唯一の展望所で佐久平や蓼科・八ヶ岳方面が見えるが、春霞のためにぼんやりとしていた。 ピークの三角点へは少し藪っぽい雑木林を10分ほどの歩きとなる。 雑木林の中に四等三角点があって、ここが閼伽流山頂上とわかる。展望はまったくない。芽吹き前の雑木林を眺めて一服してから「沢コース・明泉寺へ」と板切れに書かれた案内で沢を下って行く。沢と言っても水はなく、沢の形をしているだけだ。すぐに千手観音堂の裏手に出て、先ほどの御野立所の道標となる。 鐘楼で鐘を撞いたり、石仏を眺めたりしてから「芭蕉句碑」の道標に誘われて行ってみたがどこにあるのか不明、石垣が山城の跡をとどめていた。林道に戻らずにそのまま踏跡か獣道か分からない一筋の道を追って下ったが、そのうちに藪の中に消えてしまった。見当をつけて藪をかき分けて行くとすぐに林道へ出ることができた。 山歩きより、明泉寺の桜が印象的だった。 |