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光城山=ひかるじょうさん(911m)

長野県 2004.04.18 妻同行 マイカー 三等三角点
コース 登山口(10.45)−−−光城山(11.25-12.10)−−−登山口(12.40)
満開の桜花の彼方には北アルプスの銀嶺が連なる
新聞記事に触発されて、妻と二人お花見ハイキングに出かけた。
登山口から911mの山頂まで桜並木がつづき、安曇野から眺めると白竜が天に向かって昇るように見えるという。

豊科町の国道19号線を北へ向かって走ると、田沢駅先の光集落に「光城山登山口」という看板がある。うっかりすると見落とすような看板だ。ここを右折して行くと登山口駐車場がある。マイカーが溢れかえっていた。

山頂まで尾根通しに遊歩道が整備されていて、老人子供も安心して歩ける。標高差も300メートルほどで、家族ハイキングには手ごろだ。
登山口ありは散りはじめているが、山頂まで今まさに満開の桜並木、花を愛でながらの家族連れなどが数珠繋ぎに登って行く。背中を振りかえると桜花の隙間から、銀嶺輝く北アルプスが連なり、とりわけ常念岳が美しい。

桜とあわせてヤマブキも負けじと、その黄色い花びらが存在を主張していた。
のんびり歩いて40分、山頂へ到着した。桜の公園という雰囲気で、ご馳走を広げる家族連れで満員の盛況。山頂には三等三角点があるが、等級の刻字が損傷で読めなかった。ここは鎌倉時代に築かれた山城の史蹟で、最高所には古峰神社の社もある。
アルプスの見える場所に座して弁当を広げ、しばらく花や銀嶺の眺めを楽しんでから山頂をあとにした。

下山の途中、爽やかな風が吹きぬけたあとに、そのたとえどおり、あたりが花吹雪きに包まれると、人々がいっせいに感嘆の声を洩らした。
里の公園とはちがった贅沢なお花見だった。
 
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