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高 峰 山(2092m)

長野県 2004.10.16 妻同行 マイカー 三等三角点
コース 高峰温泉(10.30)−−−高峰山(11.15ー11.45)−−−高峰温泉(12.10)
背後は雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰

秋晴れの天気予報に、紅葉狩りをかねたハイキングに出かけた。
予報に反して天気は思いのほかすっきりとしない。マイカーが中腹の霧の中を抜けると紅葉が目に入ってきた。
地蔵峠から林道へ入る。池の平駐車場には相当の数の自動車が止っている。多くは籠ノ登山への登山者だろう。高峰温泉にも多くの車が止っていた。

温泉先の小さな空地に自動車を止めて高峰山へ向かう。雲量は多いが大気の透明度は良い。背後に籠ノ登山を背負いながら整備の行き届いた道をゆっくりと登って行く。標高2000メートルを超えたこのあたりは、カンバなどの落葉樹はおおかた落葉していて黄葉には遅い。サラサドイダンの深紅がとぎどき目につく。

左手に黒斑山の黒々とした山容を横目に見て、軽装のハイカーと何回も行き交いながら、40分余で山頂に到着。高低差は200メートル余だった。
青空はないが遠望は素晴らしい。
雲海上の富士山、それと重なるようにして瑞牆山、左に奥秩父連峰。
八ヶ岳連峰とその背後には甲斐駒ケ岳。 中央アルプス、御岳、乗鞍岳。美ケ原から霧ケ峰にかけての大きな台地状の山巓、槍穂高から後立山の北アルプス。蓮華や鹿島槍は雪化粧している。
山頂の少し下からは妙高など頚城の山々を見ることもできる。
三角点を探したが見つからなかった。少し離れているのかもしれない。

12年前の晩秋、この山へ登ったとき、眼下に黄金を敷き詰めたようなカラマツの黄葉が強く目に焼き付き、今回もそれを期待したがまだ少し早かったようだ。
先日の茨城県周辺の低山の展望とは格段の相違のある山岳展望を、しばし楽しんでから高峰温泉へ下った。途中浅間山が小噴火したらしい噴煙がもくもくと空へ向かって噴き上げるのが目に入った。

 
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