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子檀嶺岳=こまゆみだけ(1223m)
長野県 | 2004.10.24 | Mさん、妻 | マイカー | 三等三角点 | |||
コース | 当郷コース駐車場(10.45)−−−l林道登山口(11.30)−−−子檀嶺岳(12.10-13.30)−−−登山口(13.50)−−−駐車場(14.20) | ||||||
Mさん、家内の3人で、晩秋の山を訪ねた。目的は山頂でキノコ汁を作ること。出来れば途中でキノコを採りながらという風流な山歩き。 Mさんはこの地域の山には精通、「わからないことはMさんに」というほどの人だ。 当初、大林山を予定していたが、林道通行止で隣の子檀嶺岳に行き先を変更。 上田市方面から国道143号を青木村方面へ向けて走る。大法寺の看板を右折、しばらく走り赤い鳥居の先のY字路を左に取ると間もなく当郷コースの駐車場がある。異型の子檀嶺岳が、山肌を紅葉に染めている姿が目の前にある。岩の山頂部は急角度で競りあがっていて、どうやって登るのだろうと考えこみそうな姿だ。ここからの高低差は約500mというところ。 私は食材と水、Mさんはコンロ、鍋、水を携行。 わずか舗装道を行くと登山道に入る。マツタケ山の中を通っている。仮にマツタケを見つけても絶対に採ってはいけない。見たかったら大変なことになる。 アミタケやクリタケを少しだけだが採ることができた。 途中5分ほど背丈を越すススキを押し倒しながら歩くところがある。ここを通過すると昔の林道跡となり、間もなく登山道入口のある広場となる。修那羅峠方面からの林道がここまで延びてきていた。 一服してから山頂をめざす。ここから上は落葉樹林帯で紅葉が今盛り、秋の色を愛でながらじぐざぐ道を登って行く。山頂部が急峻のため、じぐざぐを切っても、それでも勾配はかなりきつい。あわてず、ゆっくりと足を運んで頂稜に登り着く。左の小ピークに立つと東方の展望がよかった。三角点のピークは右に少し進んだところにある。 三角点の傷みは激しく、これほど損傷した物は始めて目にした。等級刻字部分も見事に欠け落ちている。 四阿山、根子岳、烏帽子、浅間方面、鹿島槍や白馬方面、それに箱庭のような塩田平をひととおり見渡してからキノコ汁の準備にとりかかる。 Mさんの持参した大きなガスボンベには驚いた。持ってみたら大変な重さだった。労をねきらうとMさんは「いやあ、訓練ですから・・・」とあっさりしたものだった。 背負ってきた食材に途中で採ったキノコも加えて、待望のキノコ汁の出来上がり。美味・・・なにしろこの好天、降り注ぐ晩秋の柔らかい陽射し、広がる景色、美味しくないはずはない。 山での行動中はアルコールを飲まない主義の私も、このときだけは少々飲ませてもらった。 キノコ汁を平らげ、山頂でのくつろぎのときを惜しみながら、同じコースを下った。 帰りに室賀温泉ささらの湯でゆっくりと汗を流した。更け行く秋の最良の一日となった。 |