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坂田山=さかたさん(860m)〜明覚山=みょうかくさん(980m)

長野県 2004.10.29 単独 マイカー 明覚山三等三角点
コース 天徳寺(6.15)−−−林道横断(6.40)−−−坂田山(7.20)−−−三角点(7.40)−−−明覚山最高点(7.55-8.05)−−−三角点−−−坂田山(8.40)−−−l林道(9.05)−−−天徳寺(9.25)
明覚山最高点の神社

登山口は須坂市内の住宅地付近から始まる。

長野市内から406号線で村山橋を渡りそのまま直進、中町信号を右折、坂田町交差点を過ぎて左手を注意して行くと、すぐに屋根がけの石碑が見える。ここを左折すると突き当たりが天徳寺の境内。墓参用の駐車場に車を止めさせてもらう。

登山コースの道標はないが、本堂まで石段を登り、右手の丸太でできた階段状の遊歩道を進む。階段遊歩道が左に折れるところで遊歩道から離れてそのまま直進。細い踏跡が急勾配で山上へと延びている。
赤松林の道は薄くなったりわかりにくくなったりするが藪道ではない。赤テープで確認しながら尾根を忠実に登ると林道出る。
林道からさらに赤松の急な登りはつづくが踏跡ははっきりしてきて、もうコースの心配はいらなくなる。
ひと登りするとはっきりした尾根状の道となり、赤松の中に雑木も混じるようになる。小さな上り下りはあるが気持ちいい道だ。間もなく展望のピークとなる。三峰神社の石祠が祀られている。秩父の三峰神社から分社されたとのこと。ここが坂田山で、善光寺平を見下ろし、遠く北アルプスの全山が見渡せる。
ピークから急降下して明覚山へ向かう。落葉樹が目立つようになり、紅葉・黄葉も楽しめる。
尾根は痩せてきて、ところどころ岩の露出が見られる。小さな起伏を越えてから急な登りを終ると三等三角点のピークとなる。明覚山の標柱もなく、ほとんど展望はない。この先にさらに高いピークがあるのかどうか、疑心暗鬼で先へ進む。いったん下ってから、大きな岩が露出した急坂を登り、緩くなった道をしばらく進むと、神社の森を思わせる大きな杉林があり、ここが明覚山の最高点だった。ブナの巨木も何本かあり、神域の雰囲気が漂っている。木製の小社がミズナラの根本にある。
樹木に囲まれて展望はないが、木々の間から斑尾、妙高、黒姫、飯縄、戸隠の北信五岳、それに志賀の笠ケ岳、北には真っ白に雪化粧した火打山、焼山などが垣間見えた。

山中道標のたぐいは一切ない。帰りに過って支尾根へ入ってしまったが、すぐに気がついた。2ヶ所ほど尾根の屈曲するところで、うっかりすると直進してしまうところがあるので下山は注意を要する。
低山にしては楽しめる山だった。

 
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