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嵩 山=たけやま(789m)

群馬県 2004.11.09 単独 マイカー 等三角点
コース 神都神社前の表コース登山口(7.50)−−−休石(8.10)−−−天狗の広場−−−小天狗−−−中天狗−−−御城平−−−大天狗(8.35-40)−−−東登山口(9.05)
大天狗山頂、背後の山は子持山?

岩櫃山を下山してから中之条町の嵩山へ移動。
国道145号線を東進、中之条町市街に入り、群馬銀行の前を左折して県道53号を北上する。丁字形に突き当たり、左が親都神社で道を挟んで公営の広い駐車場もある。

駐車場の左側が表登山道、右手が東登山道となっている。大きな鳥居の脇に嵩山登山口の表示があって、ここから登るのが表登山道である。仰ぐと樹林の中に岩頭が飛び出して陽光を反射している。あれが最高点の大天狗か。

遊園地脇の階段を上がって行くとすぐに樹林の山道となる。歩きやすく整備された道を登って行く。「○○番」の表示が次々とあらわれる。観音石仏が収まっているようだが、すでに消失しているものも多いようだった。「休石」で展望が開けるが休まずに上へ向かう。尾根上に出た感じのところが天狗の広場、左手のピーク「小天狗」に立寄る。岩のピークで石祠がまつられている。展望も360度。
浅間山、浅間隠、四阿山、白根、佐武流、榛名、赤城、子持山など上州の山々がぐるりと見渡せる。先ほど登ったばかりの岩櫃山も確認できた。

小天狗から中天狗に回ってから大天狗へ。途中の「御城の平」は小さな石仏が何十体と並んでいる。西国秩父観音群と表示されていた。この山は古代から霊魂を祀る霊山として信仰を集め、遺跡も多いとか。大天狗のピークへは長い鉄梯子を伝って登る。この山が岩山であることを認識する。
大天狗の山頂も大きな岩の塊で、さえぎるものもなく低山には似つかわしくないほどの大展望が得られた。
岩のいちばん高いところには石祠が祀られ、三等三角点標石は2mほど下がったところに設置されていた。この山の高さは地図に表示されたものより2メートルほど高いということだろう。
しばらく展望を楽しんでから東登山道を下る。表コースより道は急で少し歩きにくいが、急な分、下るのは早かった。

山頂までの高低差はわずかに250メートル、楽々ハイキングで大展望が楽しめる山だった。
 
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