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夫神岳=おがみだけ(1250m)
長野県 | 2001.06.13 | 単独 | マイカー | 二等三角点 | |||
コース | 沓掛温泉====林道標高850m地点(4.40)−−−尾根取付(4.55)−−−夫神岳(5.45)−−−ロス40分−−−林道850m地点(7.10) | ||||||
宿の主人に教えてもらった林道は、草が腰丈まで茂り、今にも消えてしまいそうな頼りない道です。先に進むのが不安になって、途中で自動車を捨てました。高度計は850メートル地点です。徒歩で林道を進みますが、最高地点と思われるあたりを通過しても登山口がありません。小さな尾根の張り出しに取付いてみました。しばらくは何となく道らしいものを感じましたが、やがてそれも消えてしまい、あとは藪コギです。 潅木につかまりながら急斜面を攀じて行きますが、帰りが不安です。目印に潅木の枝を折って進みます。帽子のひさしから汗がポタポタと落ちます。 朝飯前に、簡単に登ってしまうつもりが、どうやらえらいことになりそうです。 下山時のためにコンパスでしきりに方向確認をします。道なき藪を分け、潜り抜けた末に明瞭な登山道にぶっつかりしまた。これをたどると5分もしないで山頂に登りつきました。汗びっしょりです。 霧の漂う山頂に石祠が二つ並んでいました。 山頂には3本のコースが登ってきていました。駐車したところへ戻るには、また藪コギをして下らなくてはなりません。3本の登山道をうらめしく見送り、登って来た斜面を下り始めました。 最初は折った枝などを目当てにうまく歩けたのに、どうしても方向が掴めなくなってしまいました。霧で見とおしも良くありません。 松林を登ったはずなのに、いつのまにかナラなどの落葉樹林に迷い込んでいました。現在地不明でコンパスも役にたちません。 再び山頂方向へ登り返してみますが、これも別の方向へ動いてしまったようです。下山が遅れると妻が心配する思うと焦ってきました。 とにかく上へ上へと這って、もう一度山頂へ戻りました。山頂で思案。3本のコースはあるものの、標識はまったくなく、どこへ下っているのか見当がつきません。出発地点の近くに降りられそうなコースを、感で選んで下ることにしました。 方向違いのところへ降りてしまったらどうしよう。降りたところから自動車のところへはどうやって行けばいのだろう。不安を抱いて駈け下りました。 下り過ぎの感じがしますが、とにかく下るよりしかたありません。林道の末端らしいところへ降り立ちました。大明神という小さな社があります。夫神岳登山道の標識もあります。 今度は林道をどんどん下って行きます。里が近いのか、下のほうで犬の吠え声が聞こえます。 少し広い林道に出合いました。もしや今朝方自動車で通った林道では・・・・。路を調べると草が倒れています。新しい轍もあります。まちがいない、この道だ。期待しながら林道を上がって行くと、ラッキー、10分ほどで私の愛車が目に入りました。いやあ助かりました。 宿に帰って、教わった略図を見なおすと、林道から大明神への支線へ入らなくてはいけないのを、夜明けの薄暗さから見落として直進してしまったのが失敗の原因でした。 小さな里山ですから事故などのおそれはありませんが、案じて待っているのではないかと思うと気が焦るばかりでした。 ほっとして温泉へ浸かりました。 2004.12.23 Nさん、Iさんと忘年山行 森林公園駐車場(9.05)−−−登山口(9.30)−−−四阿屋(10.00-10.05)−−−夫神岳(10.20-10.40)−−−公園駐車場(11.30) 別所温泉奥の林道を走って上田市別所森林公園駐車場へ駐車。 未舗装の林道を25分歩くと小さな道標があり登山道へ入ります。ここまで自動車でも入れます。林道を2、3回横切り、ゆっくり目に歩いて30分で四阿屋です。塩田平から浅間山や東信の山々、蓼科山の頭も見えます。山頂まで15分の表示。 この先少し勾配が増してきますが、15分で山頂でした。 浅間山、西上州の荒船山、東信の烏帽子、湯の丸山などの展望が広がり、眼下の塩田平は箱庭のようです。 山頂は霧氷がきれいでした。 |