kai-009 山梨百名山一覧表へ 「山岳巡礼」のトップへ戻る
登頂年月日 2003/01/13 | 天候 快晴 | 同行者 単独 | マイカー利用 | |||
自宅(3.40)===芦川村鴬宿峠(7.15-7.25)−−−名所山(7.50)−−−滝戸山(8.00)−−−鴬宿峠(8.25) このあと春日山へ |
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まだ夜中とも言える3時40分に自宅を出た。長野市から佐久までは高速道、それから一般道で野辺山を越え、途中道を間違えたりして芦川村へ入る頃には夜が明けていた。 村内の道は凍てた雪が路面に残っている。鴬宿峠まで自動車で入るのは無理かと思いつつマイカーを進めてみた。途中からテカテカに凍った雪道となったが封鎖もなく峠まで上がれた。集落から歩くつもりでいたので大きな時間節約となった。 峠には“滝戸山40分”の案内がある。 道標の立つ擁壁へ這いあがったところから登山道が延びている。雪の上に2人分の足跡が残されていて、これをたどっていけばいいから気は楽だ。 冬枯れのミズナラ林がつづく。この雰囲気は実に好きだ。白と黒だけのモノトーンの世界には音もない。異空間に入ったようなこの雰囲気は、冬の里山特有のもので、信州で育った子供のころの郷愁が蘇る。 無風、青空がだんだんと広がっているようだ。 さしたる勾配もなく、静かな林を縫って行くと小さなコブに「名所山(1205m)」の標識が立っていた。小さく下って登り返せばあっけなく山頂に着いてしまった。所要35分だった。 山頂には『山梨100名山』の標識と二等三角点、それに『山梨の森林 百選』と書かれた看板がミズナラの美林を紹介していた。 ミズナラの枝越しに南アルプスが見え隠れしているが、葉が茂ればまったく展望のないピークである。 そのままきびすを返して鴬宿峠へ戻ると、出発時には見えなかった南アルプスが青空に浮かびあがっていた。 (2003.01.15記) |