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山梨百名山 百蔵山(1003m)
登頂年月日 2003/03/12 天候 快晴 同行者 単独 マイカー利用
和田美術館下の空地(13.30)−−−百蔵山(14.20-14.30)−−−下山(15.05)
このあと扇山登山口へ移動して車内泊

百蔵山々頂からの富士山

岩殿山へ登ったあと百蔵山登山口へ移動。
棚横手山で予定外の負担を強いられて少し疲労感もある。ピクニックにも及ばないとは言え、岩殿山も高低差は300メートルで汗をかいた。三つ目の百蔵山を続いて登るのは少しためらいもあったが、まだ午後の1時を過ぎたばかり、のんびり登れば疲労も問題なかろうということでこの日のうちに登ることにした。

アクセスの目標である大月市総合運動場はすぐにわかった。運動場の駐車場から歩いてもよかったが、すぐ先に百蔵山への道標が見えたのでそれにしたがって左折、次のY字の分岐には左に百蔵山、右に百蔵山・扇山という道標。どちらを取るべきかわからないままに左へ進む。民家の並ぶ急勾配1車線の坂を登りきると和田美術館の下に出る。そこに1台分の空地をみつけて駐車。「すみませんが2時間ほど車を止めさせてください」というメモを残して出発。
200メートルほど先で車道は終って水道施設があり、その上は小広い平坦地で登山者の駐車場に使えるようだ。先ほどのY字を右に行くとこの小広場へ出たのかもしれない。広場が百蔵山への登山口となる。  

薄暗い植林の中を、沢に沿うようにしてゆっくりしたペースで登って行く。 40何年か前、職場の青婦人部レクリエーションで百蔵山から扇山へと歩き、大野貯水池へ降りたことがある。あのときもこの道を登ったのだろうか。記憶に残るものは何一つない。若き青年のころのことだ。
コースは日陰にときおり雪が残る程度で歩きよい。気がつくといつのまにか尾根を歩いていた。中年の夫婦が下ってくるのに出会う。今日三つ目の山で初めてハイカーに出会った。
勾配の強くなってきた傾斜を登りきると稜線となり、道標が立っている。左が葛野、右が百蔵山々頂を指してる。山頂へ近づくと凍結した雪道となり、踏まれていない雪の上を選んで登って行く。山頂までの高低差はほぼ400メートル、ゆっくりペースで50分の行程だった。三等三角点と百蔵山・山梨百名山の標柱のある山頂は、南面のみが開けている。張り出した樹木の枝を前景にして御正体山と富士山が望める。樹間から見え隠れする山並みは奥多摩・雲取方面だろうか。姥子山、雁ガ腹摺山とおぼしき山も望見された。

このまま扇山往復も考えて見たが、疲労と時間から無理だと判断し、少し重くなった足を気にしながらも、同じ道を快調な足取りで引き返した。
今日は一日3座、合計高低差は概算1500メートルほどになった。久しぶりに良く歩いたという実感が湧いた。このあと明日登る予定の扇山登山口へ移動して車内泊とした。


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