kai-029 山梨百名山一覧表へ 「山岳巡礼」のトップへ戻る
登頂年月日 2003/05/10 | 天候 晴れ | 同行者 なし | マイカー利用 | |||
林道嵯峨塩深沢線登山口(5.45)−−−山頂まで15分表示のピーク(6.03)−−−源次郎岳(6.18-23)−−−登山口(6.55) | ||||||
国道20号線から景徳院、嵯峨塩方面へ入り、嵯峨塩館の前を過ぎて1キロ半ほど走ると、左に嵯峨塩深沢林道がある。舗装された急なこの林道を、高度を上げて行くと、源次郎岳への登山口があった。 登山道はよく整備されている。早朝の山中には絶え間ない野鳥の囀りに満ちている。尾根の左右が、カラマツ林と落葉樹林にきれいに分かれている。カラマツの芽吹きの色は最も好きな色の一つだ。落葉樹の芽吹きも、その柔らかそうな印象は、赤子の手を柔らかさを連想させる。 すぐに下日川峠への分岐となり、その先が「山頂15分」の表示のあるピーク。実はこのピークが、この先の源次郎岳より明らかに標高は高い。 ピークからいったん下りに入る。新緑がいっそう目に染みるようになる。ミツバツツジがちょうど満開を迎えている。シロバナエンレイソウもいくつか目に入る。 コルからひと登りすると源次郎岳山頂、35分ほどの楽々行程だった。樹林に囲まれていて展望はないが、落葉樹の良い雰囲気に包まれている。落ち葉を敷き詰めた広い山頂の中ほどにある三等三角点は、比較的保存状態がよかった。 新緑に清められた大気を胸いっぱいに吸い込むようにして、もとの登山口へと戻った。 軽い散歩程度の、朝のひと登りだった。 帰りは林道を深沢方面へ下った。一部未舗装部分もあったが、問題のない道だった。 |