kai-084 山梨百名山一覧表へ 「山岳巡礼」のトップへ戻る
登頂年月日 2003.11.09 | 天候 曇り | 同行者 単独 | マイカー利用 | |||
長野自宅(7.20)===身延===大崩集落(10.10-10.15)−−−左ターンの青い道標(10.45)−−−10数分のロス−−−展望台三角点(11.20)−−−三石山(11.40-55)−−−展望台三角点(12.20)−−−大崩集落(12.45) | ||||||
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諏訪市の温泉で高校の同級会が行われた。夕方4時の集合に間に合うよう三石山を登った。 総選挙の投票をすませてから高速道を飛ばして富士川街道を身延へ。JR身延駅北の踏切を渡って直進すると、サーフの車体が一杯になるような大崩町道の狭い道となる。 急勾配の道を10分余、山奥の3、4戸の大崩集落が現われる。ここで「三石山ハイキングコース」の道標を見て左方向へ向きを変えてカーブを繰り返すと再び2、3戸の民家。ここで町道は終点となる。それにしてもなんと淋しい集落。煙突から揺らぐ煙が見えなかったら、あまりにも淋し過ぎる。ここでの生活がどのようなものか想像もつかない。 3、4台の駐車スペースがある。その前に登山コース入口の表示がある。 小さな茶畑の中を通って林の中へと入って行く。落ち葉の深々とした溝状にえぐれた道をしばらく登ると、明るい伐採地に出る。植林されたばかりのヒノキはまだ幼木だが、そのうちに薄暗い林になっていくのだろう。手入れされた明瞭な道は遊歩道のようだ。谷間の紅葉を見ながらなだらかな道を進むと、ブリキの青い道標地点でU字型に左折、再び杉林の中へと入る。一つ二つカーブのあと、コースは尾根状になるが、ここで左手に分岐した薄い踏跡と、樹木につけられた赤い印が目つにいた。そういえば途中で左方に目立つ山が見えた。それが三石山だろうか。そうだとすれば この薄い踏跡の方向となる。そう思って踏跡を追ってみることにした。疑心暗鬼で頼りない踏跡を追って10分余、笹の茂みで踏跡は途絶えてしまった。 元の分岐へ引き返し、明瞭な道を進むとすぐに三石山ハイキングコースの道標があった。10数分のロスをしてしまった。 山登りをしている気がしないような緩やかな道がつづく。樹相は気持ちいい落葉樹林となり、三石峠展望台と三等三角点を通過。曇り空にかすんだ山影は見えるが、何という山かわからない。 鎖の取りつけられたちょっした岩っぽい登りがあったりするが、この鎖は無用という感じだ。 ブナの高木を眺めたりして、ほとんど急登もないまま足を運ぶ。 途中のロスタイム差し引きで1時間ちょっとの所要時間で簡単に山頂へ到着してしまった。“山梨百名山”の標柱のあるピークは、神社裏手の樹木に囲まれた高みにあった。山頂からの展望はない。 神社前の小広場では、御坂山岳会の10数人が、仲間の山梨百名山達成登山を祝っているところだった。 三石山由来となったらしい大石は、赤い鳥居の前に落ち葉に包まれていた。 |