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東北百名山 額取山=ひたいとりさん1009m) 大将旗山=たいしょうはたさん(1056m)

登頂年月日 
2005.10.20
天候 晴れ 単独 マイカー 大将旗山 二等三角点
額取山   三等三角点
御霊櫃峠(8.45)−−−大将旗山旗(9.20)−−−額取山(10.00-10.10)−−−大将旗山(10.50)−−−御霊櫃峠(11.20)

≪福島県秋の山旅−14−≫
左のピークが大将旗山

額取山は安積山ともいう。

猪苗代湖畔の東、浜路浜水泳場あたりから御霊櫃峠への道に入るのだが、わかりにくくて通り過ぎてしまった。

曲りくねった道をどんどん高度を上げて行くと、最高点の御霊櫃峠に着く。広い駐車場やトイレも完備している。

目の前の小ピークが邪魔をしていて、峠からは大将旗山を見ることができない。その小ピークへ向かって歩きだす。すぐに裸のピークとなって大将旗山が目の前にあらわれる。紅葉も始まっているが、最盛期にはまだ少し早いようだ。
小さなアップダウンを繰り返し、最後に少し急な斜面を登りきると大将旗山のピークとなる。地面からかなり浮き出た二等三角点がある。展望はすこぶる良好。とりわけ磐梯山の眺めが良い。東北百名山の額取山よりこの大将旗山の方が47メートルも標高が高い。
ひとまず立ち止まっただけで額取山へ向かう


額取山までは高原状の起伏に富んだ稜線歩きがつづく。目立ったピークだけでも3つ越えて行かなくてはならない。ただ展望の良さが気分を紛らわせてくれるので、その起伏もあまり負担には感じない。磐梯山を垣間見ながら、ときに秋色に染まった潅木や、彩に満ちた山肌に目をやり、秋の山歩きにこそ最適と思われるような稜線の漫歩だ。

大将旗山から40分で額取山へ着く。細長い裸の山頂で、手前にケルン、奥に山頂標柱と三角点がある。山頂の案内板には「安積山 額取山」と二つの名前が書かれていた。地元では安積山の方が通りが良いようだ。
ここも絶好の展望台、視界を遮るものは皆無。眼下に郡山の市街が広がり、この山が市民の山として親しまれていることが実感
額取山山頂
できる。見渡す山々は磐梯、飯豊、安達太良など、周囲を取り巻く低山は数多いが、名前はほとんどわからない。
この山の良さは大将旗山から額取山にかけての稜線を歩くことでこそ味わうことが出来るのだと思われる。低山ながら良い山だった。

肌寒い風に吹かれて10分ほど展望を楽しんでから来た道を御霊櫃峠へと引き返した。平日にもかかわらず、途中数組以上のハイカーとすれ違い、この山の人気の高さを感じとることができた。
峠に着くと観光の人たちが入れかわり立ちかわり車で上ってきた。紅葉目あてのようだ。紅葉の名所としても知られるのだろう。

このあと、明日の飯森山登頂のために車を喜多方市方面へ向けた。
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