tohoku-095 東北百名山一覧表へ 「山岳巡礼」のトップへ戻る
登頂年月日 2005.10.23 |
天候 雨 | 単独 | マイカー | 蒲生岳 三角点なし | |||||
国道沿い駐車場(8.00)−−−夫婦松(8.35)−−−蒲生岳(9.10..9.15)−−−駐車場(10.20) | |||||||||
≪福島県秋の山旅−19−≫
惣山を下山、沼沢湖からR252号を南に向かって走ると、蒲生岳登山口の表示がいやでも目に入る。その直ぐ先の左手に登山者用の駐車場があった。ここで車中泊。雨は一晩中降り続いた。 残り2座のうち、狢ケ森山は登山道の様子もわからないし、延々と長い林道走行はこの雨では心配だ。小止みを待って、無難と思える蒲生岳を登ることにした。 様子を見ていたが雨は小止みの気配はない。踏ん切りをつけて雨の中を出発する。 道標で国道から山へ向かう道へ入るとJR蒲生駅の踏切を渡り、すぐに杉植林の中の道へと入って行く。 駐車場から見ると山頂までの高低差は200メートルほどにしか見えない。ところが実際は500メートル近くあってかなりの登りだ。 しばらくは緩い登りだっがやがて急勾配となってくる。岩場となるが、削ってスタンスが取れるようになっているので、それほど苦労することもな登って行く。しかし油断して転倒したら大変、加えてこの雨で滑る可能性もある。それなりに真剣に足を運ぶ。 眼下に集落が小さくなってきた。露岩の登りが終って夫婦松に着く。二本の幹が合体した松が立っていた。 勾配はさらに厳しくなるばかり。一歩一歩に気が抜けない。岩壁の基部で左岩壁コース、右鼻毛通しコースに分
一番高いところに石祠が据えつけられている。これから訪れる雪の季節には何メートルもの雪に覆われるのだろう。 晴れていれば遮るもののない展望台も、あいにくの天候で南側に低山が2、3見えるだけ、北風にさらされて寒さが忍び入ってくる。それに雨も相変わらず降り続いている。 早々に山頂を後にして下山開始。下りは登り以上に慎重に動く必要がある。鼻毛通しコースを下ったが、岩壁コースより歩きにくく感じた。ロープにつかまったり、潅木につかまったり、常に三点確保を意識しての下りはけっこう神経が疲れた。 鼻毛通しの岩場を通過して、分岐地点まで降りるといくらかほっとできる。 この先さらに露岩の下りも足を滑らせないよう気を使い、樹林に入ると心底やれやれという気分になることができた。 雨という悪条件もあったが、蒲生岳はちょっと侮れない険しい山である。 雨は止みそうもない。今日の狢ケ森山は中止して、狢ケ森山への足場の良い沼沢湖畔で休養方々待機することにして、また昨日の道を沼沢湖へと引き返した。 |
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