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旅日記 2002年GW 十勝・道北 7泊8日 アニマルウォッチングの旅(後編・道北編)


--- メニュー(順路) ---
5月01日16:00  ディナー(旭川)
5月02日 6:30  嵐山公園(エゾリス)
5月02日10:00  嵐山公園
5月02日16:00  苫前・ヒグマ事件跡地
5月03日 9:00  サロベツ原野
5月03日 9:00  道北・天北線跡
5月04日11:00  美深・トロッコ王国
5月04日18:00  ディナー(旭川)
5月05日 6:00  嵐山公園(エゾリス)

5月1日16:00
帯広から士幌、糠平、三国峠と通過し、大雪湖、層雲峡と有名観光地を見向きもせず旭川に夕方到着。 いよいよグルメ旅行の始まりです。
旭川の初日のディナーは、いつもの半田シェフのお店、ベル・ドゥ・ラシェット。
あらかじめ「鴨肉は苦手」とレストランに知らせておいたにもかかわらず、 上品な感じのレストランのスタッフの口から出た言葉は、 「シェフが、この鴨料理でもお口に合わないのであれば今後一切○○様には鴨料理はお出し致しません。 と申して降りました・・・」 とあえて鴨料理を出してきた。半田シェフ・・・やるな。(^_^;) 今回は6800円のコース。おっしゃる通り、とても美味しかったです。

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<左>フルーツトマトとフランス産チーズの冷製スープ。
これが、フルーティで美味しかったです。見た目もGOOD!
<右>さて、問題の鴨料理。右が鴨肉のソテー、左が鴨の燻製肉。 どちらも香草が良く効いていて一切臭みも無く柔らかくて美味しく頂けました。 半田シェフ、負けましたよ。あんたにゃ〜(^^)

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<左>最後に出たデザート。これが、ミルクレープとプリンなんですが、東京のそこら辺で評判のプリン よりも美味しいかも? 絶品でした。

5月2日6:30
早起きして、いざ嵐山公園でエゾリスに会うぞ!! 意気込んで行ってみると早速沢山のエゾリスが お出迎え。
お天気も良いしこんなに出だしが良いとは、以前に来た冬とは違いのんびりムードが漂っていました。

クリックすると拡大写真 クリックすると拡大写真 <左>すっかり春の装いの嵐山公園。
以前来た時は吹雪きでした。

<右>北国に春を知らせる花、きたこぶしの花です。
色は白ですが、清楚で綺麗な感じです。


クリックすると拡大写真 クリックすると拡大写真 <左>冬にも見ましたが、相変わらず逆さまの姿勢でクルミを食べる奴がいました。


<右>超アップで失礼!
そーっと近づいて撮影しました。

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<左>小顔のエゾリス。珍しい。
アイドルになれるな・・・フフッ(^^)

<右>クルミ咥えてどこ行くの?
お気に入りの枝の先にて。


5月2日 10:00
ホテルに戻って遅い朝食を頂く。早朝観察で一運動したせいか、いつも朝食は美味しく頂けます。
昨晩泊まったここ旭川グランドホテルの朝食は、帯広の北海道ホテルと一緒のアメリカンスタイル。トーストと ベーコンかハム、目玉焼きかスクランブルエッグから選ぶ形式。最上階のレストランからの眺めも なかなか。
その後、再び嵐山公園に。エゾリスとの再会はなりませんでしたが、アカゲラ(キツツキ)の 面白い行動や綺麗な草花を見て時間を過ごしました。

このシーンの動画→ 北海道野生動物の動画 にあります。
クリックすると拡大写真 <左>アカゲラのカップルが、求愛ダンスを始めました。
珍しいシーンにしばし見入る。


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<左>これはエゾエンゴサク。 今年は、季節が早かったせいでこの時期には見れない春の草花が見れました。

<右>これは何じゃろ? ニリンソウでもチングルマでもないような・・・朝と昼でニリンソウは花の形 が違うのかな?  知ってる人がいたら教えて下さい(笑)


5月2日 17:00
アカゲラの求愛ダンスを見た後、名残りおしいけど旭川を発つ。苫前方面に向かって道道72号線 国道275号線と北上、名寄方面へ。途中、雨竜川沿いを走り霧立峠を経て三渓ヒグマ事件跡地(三毛別) に立ち寄る。三毛別付近に入ると最初は「ベア−ロード」などと商店街のシャッターに書いてあったり ののんびりムードでしたが近づくにつれて山深くなって行き、想像以上に怖い場所でした。
そして、初山別の公共の宿「岬センター」に宿泊。ゆっくりと温泉につかって旅の「恐怖」 を忘れるのでした。

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<左>にわかにオドロオドロしいムードになっていきました。

<右>私の背丈とヒグマのジオラマ模型の大きさを比べて下さい。
こんなのに襲われたら・・・と思うと怖すぎです。

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<左>ここで起きたヒグマ災害の概要を書いた看板です。
クリックして拡大写真の文章を読んでみて下さい。
<右>明治、大正時代にはこんな山奥にこんな簡素な小屋を建てて開拓民は苦労していたのですね。 「冬なんかどうするのだろう? 寒そう!」と思うくらいにスカスカの作りの小屋でした。


5月3日 9:00
初山別の公共の宿「岬センター」を後にし、サロベツ原野をひたすら北上! 途中、道の駅「富士見」 で、評判のソフトクリームを頂く。朝10時過ぎなのに行列が! 確かにその名に恥じないお味です。
サロベツ原野の前に幌延原野の遊歩道を歩く。ここは穴場的で結構良い感じ。沼(長沼)沿いに 遊歩道が設置してあって原野の果てには利尻富士・・・幻想的で気分爽快になれる所です。

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<左>道の駅「富士見」のソフトクリーム。 今年の流行は各地にあったイチゴソフトか?
これは、バニラ味。

<右>サロベツの象徴、利尻島の利尻冨士。
かっこいい形の山です。

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<左>幌延原野の遊歩道より。
ビジターセンターの様な建物があり、動物写真家の富士元寿彦さんの写真が沢山展示されていました。
<右>道北って感じの風景です。他では味わえない荒涼とした荒々しさ、雄大さがあります。
この道北の景色、好きです。何にも無い・・・けど色んな事を感じる。


5月3日 13:00
サロベツを利尻冨士を見ながらのドライブ。稚内まで到着。その後、旧国鉄天北線跡を見ながら 枝幸の公共の宿「ホテルニュー幸林」へ。ここの夕食がとても良かった! 一人に新鮮な毛ガニ1パイ 付き。更に小皿に生ウニを少々。もちろんご飯にかけて「ミニうに丼」にしました(^^) 値段の割りに 食べ物の充実感のある良い宿でした。


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<左>旧天北線の飛行場前駅の跡地。 真っ直ぐに伸びるアスファルトはサイクリングロード。以前の線路の跡です。
<右>旧天北線の沼川付近から猿払に向かう途中。 こんな山深いところを列車が走っていたなんて、さぞや景色が良かったのでしょうね。 でも、熊が出そう・・・笑い事じゃないかも(^_^;)


5月4日 11:00
この日は朝から雨。でも予定通り旧国鉄美幸線(未成線)を見物しながら当時の線路を残したまま 利用しトロッコに乗れる「トロッコ王国」という所があるのでそこに向かう。途中、歌登で ノウサギの交通事故死体を見る。やっぱりノウサギは大きかった。(エゾユキウサギ)
行ってみると正直立派とはいえない作りのトロッコ(台車の様な物にエンジンを付けた)で、高原の 様な景色の中に続くレールの上を快走! しかし天気は最悪の雨。しかも寒い。でもそれを差し引いた としても十分な程の爽快な乗り味!! オープンカーと言うよりはバイクに乗っている感じで、 肌に風を受けながらゆっくりと時速20キロ程の速度で走る感覚は気持ちいい!!
その後は、旭川に向けひたすら車を走らせる。朱鞠内湖沿いをドライブしようと思ったけどまだ 冬季通行止め期間中でした。

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<左>旧美幸線の線路の終点。線路はどこまでも続かなかった。
線路の先の砂利は線路予定地だったところ


<右>このトロッコに乗ってさあ出発だ!
なんか遊園地みたい?


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<左>走り出して見ると景色の良い中、レールの上を行くバイクの様。
気持ち良い!!
<右>全コース、約5キロの中、川を渡る鉄橋あり湿原あり・・・
これは最後の方にあった線路沿いの湿原で、水芭蕉が沢山咲いていました



5月4日18:00
旭川に着いて2度目の半田シェフディナー! ワクワク(^^)
明日は、最終日、朝からエゾリスを観察するし、ここでパワーを貯めておかねば!
いやぁ〜出てきた料理はパワーあふれる品々。さすが半田シェフ。あなたがいるから我々は 毎年旭川旅行を3回以上計画してるんですよ!頑張ってね(^^)
今回の出来も快心の作でした。前回は6800円のコース今回は8000円のコースです。 それでもあの味を味わったら、良心的に感じます

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<左>ジャガイモの冷製スープ。
とても良いお味でした。


<右>お魚料理メイン。


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<左>お肉料理メイン。
子羊の肉の上には、カリッと香ばしく焼いたフォアグラが・・・
ああぁああぁ〜美味すぎる!!


5月5日 6:00
朝6時、昨日からの雨がほぼ上がってまずまずの天気。しかし爽やかな・・・とはいかず、やや曇り空。
でも、エゾリス君達はその時その時を懸命に生きています。
この日は、葉っぱの上に溜まった水滴で喉を潤していました。あと、この時期ならではの木の新芽、若葉 を良く食べていました。

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<左>傷だらけのメスがいました。どうやらテンかフクロウにやられた様です。
天敵だって一生懸命生きている・・・みんな頑張れ!


<右>一瞬遠くを見るような目をして、フッとこちらを向いた。
何を思っているんでしょうね。


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<左>昨日から降った雨が葉っぱの上に溜まって、その水滴をペロペロ舐めていました。
ちべたくて、美味しそう?
<右>森の中にたたずむエゾリスの後ろ姿。哀愁というよりカワイイですね。



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<左>木の根元からなにやら臭いを嗅ぎながら登ってくる方がお一人。
クンクンクン・・・
<右>どうやら誰かが洞の中に隠しておいたクルミを見つけた様です。
この後、お気に入りの場所でお食事タイム♪


5月5日 9:30
最終日と言う事もあって少し早めにこの場所を退散。エゾリス君達、また来るからね、元気でね!
ホテルで朝食を取り(今回はホテルクレッセント)、ゆっくりとチェックアウト。いよいよ長かったGWの旅もおしまい、もう一度 嵐山に行きましたがやはりエゾリス達は山に帰っていました。
嵐山公園のすぐ隣りのカントリー風の喫茶店で長旅を惜しみながら、昼食を兼ねたティータイム。
その後、旭川空港から14:00発の飛行機で羽田に帰ったのでした。
今回も良い旅であった! 

★ 2002年GW 十勝・道北 7泊8日 アニマルウォッチングの旅(後編・道北編)おしまい。


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