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旅日記 2008年GW 地球温暖化?そして事件?の旅(前編)


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4月28日(月) 4月29日(火) 4月30日(水) 5月1日(木)
上野→札幌 日高門別→養老牛温泉 養老牛温泉→知床 知床→日の出岬

4月27日 16:20
上野駅13番ホーム、16時20分発 寝台特急カシオペア・・・・
そうです! 今回は初めて「北斗星」ではなく、「カシオペア」に乗りました。 北斗星に比べてだいぶ小奇麗なお部屋、そして各部屋にトイレも付いているので快適性がかなり良くなっています。 しかし、しかし。組み立て式のベッドと部屋の手狭さがちょっと気になりました。
そんな、カシオペア初体験も済ませ早速 早弁?をいただきます。
カシオペア専用の浴衣に着替えて本日は就寝です。

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クリックすると拡大写真 <左> カシオペア初体験!
なんか新鮮です。

<右> 二人とも、海の幸のお弁当。

4月28日 9:30
一晩ガタゴトと走って朝になると北海道に上陸!。
函館、大沼、駒ケ岳、内浦湾、、、と列車は進み、9時半頃に札幌に到着。 当然先頭車両まで歩いて行って記念撮影。(^^ゞ〜 う〜む。と安心してレンタカーを借りる事に。
今回はピカピカの新車インプレッサ!でも色は何故かいつも「青」!、謎です。 そして今夜の宿、日高門別まで思いっきり時間が余っているのでどうしよう???(ーー;)  と思っていたのですが、今年は春がやたら早く「これなら桜も咲いているかも?」と言うことで 日高の二十間道路にお花見に行く事にしました。はたして桜は咲いているのか?!
ここ二十間道路のエゾヤマザクラは、ソメイヨシノに比べてかなりピンク色が濃くとてもかわいい感じです。 ・・・桜は一分咲きぐらいでしょうか、、、(^_^;) でも、ちょっとだけでも咲いていてくれて良かった。 時間もいい感じになってきて途中、優駿サラブレッドロードのど真ん中を通り今夜の宿に向かいます。 この時期いつもそうなのですが、この時期 子馬のかわいい姿が見られます。たどたどしい足取りでお母さんに 一生懸命付いて歩くのがまたたまらんです。(*^_^*)
そして今夜の宿、グランオーベルジュホッカイに到着。 旅の始まりにして一番贅沢なディナーをいただき、満足満足♪ 半田シェフ、今回もご馳走様でした。とても美味しゅうございました。 この日を堺にエンゲル係数は急落するのでした。

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<左> 今回はインプレッサ。やっぱり青(^_^;)


<右> 途中の道の駅で買った、イチゴのロールケーキを食べながら、ちょっと早いお花見をするのでした。


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<左> 子馬はいつもお母さんと一緒♪

<右> 毎回楽しみな、半田シェフのディナー。
これは前菜二品目。

4月29日 8:30
朝ゆっくりと起きてきて、遅い朝食。毎度ここのパンは絶品です。 しっかりといただき、いざ道東へ出発!。
途中日高町と通るといろいろな花がいっせいに咲き乱れていて、つくずく「今年の春」の 早さを実感するのでした。。。やはり温暖化のせいなのかな?

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<左> 半田シェフ、こだわりのパン。
このパンがべらぼうに美味しいです。

<右> 日高町に入り山の中で咲いていたお花。
おそらくレンギョウと言う種類だと思います。

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<左> レンギョウの隣に、エゾヤマザクラ。
濃いピンクが綺麗です。


4月29日 11:00
日高町から日勝峠を越えていざ、十勝へ! といつもならここから、エゾリス観察ツアーが始まるのですが、今年は十勝を一気に通過。 道東道を足寄ICで降りて一路、中標津町を目指します。 走るうちにだんだん雄阿寒岳、雌阿寒岳が近づいてきます。いつ見ても綺麗なシルエットです。 途中、オンネトーに寄りました。例年この季節はまだ湖面の氷が解けないのですが、今年は すっかり解けて見事に雄阿寒岳、雌阿寒岳を湖面に映し美しいの一言。 温かいお陰でいい景色が見れました。 お宿に着いて、すっかり寛ぎ。今年はシマフクロウを見れるでしょうか?

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<左> 日勝峠。
何故かここは毎年、天気に恵まれます。

<右> 日勝峠の休憩所から見た十勝平野
広大な平野が広がります。


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<左> オンネトーに行く途中でキタキツネに逢いました。


<右> 何か地面をほじくって探しています。



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<左> オンネトー。
鏡のような湖面が美しい!!

<右> オンネトーから離れる時に、さっきとは違うキタキツネに逢いました。
なんと、肉片らしき物を咥えています。


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<左> お馴染みの湯宿だいいちの夕ご飯。
このほかに次々とお皿が運ばれてきて・・・お腹はち切れる〜



4月30日 9:30
朝起きて体調最悪。お腹壊してトイレから離れられず。。。(ーー;) しばらく休んでから、出発です。朝食も小パン2個とかぼちゃの煮物一切れ、ヨーグルトのみ。悲しい。 しかし留まってはいられない、摩周湖に向けてGO! お?通れるではないの。 毎年通行止めを食らっていたのでラッキーです。 温かく空気が湿気を含んでいるせいか霞んでいますが、しっかりと湖面は見えて満足です。 第三展望台に来たのは本当に久しぶり。2001年以来。なんか気持ちいいっす。 でも、雪が全然無いっす。 しかし、2002年も雪が少なくGW時期にエゾヤマザクラが咲いていました。まぁ、その時々いろいろなんですね。
そして山を降りて川湯へ向かいます。ここには避けては通れぬアイスクリームが・・・(笑)
ここでも私はバナナ味1つだけ。つくづく悲しい。そして美幌峠へ向かいます。 いやいやその前に、のんびり行きましょうや。と言うことで屈斜路の直前、川湯温泉で足湯に浸かってみました。 足だけなのに、暖まって気持ちいいものです。ようやく体調も復活しだして美幌峠へ。
美幌峠でも綺麗な景色を見る事が出来ました。しかし、やっぱり霞んでますね〜(^_^;) ここで、先ほどのアイスクリーム屋さんで買ったフクロウパンと湯宿だいいちでいただいた 大福で昼食をいただきます。どちらも美味しかった。(*^_^*)

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<左> 第三展望台からの摩周湖。
ここからの眺めが一番好きです。

<右> ジェラードアイス、バナナ味!
分り易い!(笑)



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<左> 最近ブームの「足湯」
ここは、本当に源泉が目の前です。

<右> ようやく元気を取り戻した、ひで3




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<左> フクロウパンがかわいい♪
しかも美味しい。

<右> 美幌峠からの屈斜路湖の眺め。
いつ来ても雄大です。

4月30日 15:00
今回、二十間道路の桜は一部咲きと悔しかったので、藻琴山の芝桜はどうだろう?と前日に宿で 聞きこみ。(ーー;)フムフム。 二部咲き程との事。
でも、行って見なけりゃわからんべ!と言うことで急遽、藻琴山に行く事に。 はい。。。確かに二部咲きでした。負けました。悔しいので二部咲きの部分を 画面いっぱいに写してみました。

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<左> 芝桜の気配が・・・・ない?


<右> いやいや、わずかに発見!


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<左> わ〜い。
満開の芝桜!ってここのエリアだけね。(^_^;)


4月30日 17:30
夕方になり目指すは今夜の宿、知床。 知床は久しぶりです。最後に来た時は2005GWだったかな?その時は雪の中、吹雪の中、寒かった。 しかし、今年は!!なんと明日の予想気温知床は25度?どうなっちゃうの? 不安渦巻く中、斜里岳(カッコイイ)を見ながらウトロと目指すのでした。

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<左> 斜里バス、西5線バス停付近からの斜里岳の眺め
とっても綺麗な形の山で好きです。

<右> ゴジラ岩に沈んでいく夕日。
宿の部屋から見えました。

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<左> またまた宿の部屋から。
港の港内にキタキツネです。



5月1日 9:30
一夜明け、知床は晴れ。いい天気〜〜でも、暑い!!! なんと30度ですよ。フェーン現象のお陰で 「本日、日本で一番暑いのは、 北海道のオホーツク側です」と お天気キャスターが申しておりました。今、そこですよ!そこに居ますよ!うちらは!!(^_^;) ビックリしつつ、知床五個遊歩道を散策開始です。(汗) 雪はかなり解けていますが、まだところどころ残っていました。(汗汗) 途中見た水芭蕉が綺麗でした。(汗汗だくだく) ところで今年が異常なのか?と思いつつも、何年か前に同じような雪解けでやはり 水芭蕉を見たような・・・ 二湖以降は「ヒグマ出没」で通行止め。さあ、戻るか・・・
そして事件は起こった!!

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<左> 最高の天気!
最悪の気温・・・30度オーバー(ーー;)

<右> だんだん知床連山に近づきます。

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<左> やはりここまで来ると、エゾシカが目の前で見れます。
しかも逃げない。

<右> 綺麗な目をしています。

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<左> いざ!知床五湖散策ツアー!
2005年に比べ、全く残雪無し。

<右> 一湖から眺めた、羅臼岳。

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<左> 遊歩道も歩きやすい。
・・・こういうの維持するのとても大変なんだそうです。

<右> 出ました、ヒグマの爪とぎ跡らしきもの。(^_^;)怖いよ〜

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<左> ぬかるんでいる所にはところどころ水芭蕉が咲いています。



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<左> 完全に雪解けした!って感じの湿地帯。
原生の森とはこんな感じなのでしょうか。

<右> さてさて、自然センターに戻ります。

5月1日 12:00
五湖見物も終わり、駐車場に車を止め自然センターで土産でも買って、知床峠に行くぞ!

やや?なにか人影が・・・「ああ、この車の方ですか?当て逃げされましたよ」
ガァ〜ン☆(ーー;) 確かにバンパーとボンネットの先っちょがほんのちょこっと凹んでいる。 新品の「青の」インプレッサ。 この方に指摘されなければ、我々は全く気付かずに知床峠へ走り去っていたでしょう。。。
・・・はて、どうしたものか。その目撃者様は、親切にもその時の状況と車のナンバーを教えてくださった。 間髪いれずその時、何か目的地ありげな車が駐車場に入って来た。 そして、おもむろに「すみません、あなたの車にぶつけてしまったのですがどうしていいのか・・・」 聞くと、一度は立ち去ったのだが「怖くて震えてきて、戻って来た」との事。
・・・まあ幸い誰も怪我してないし。(駐車中で人乗ってなかったし)
話を聞いていると、本当に素直に申し訳なさそうに謝罪してくれて。。。
自分は、己の非を認めない人、注意しても聞かない人には怒りますが、 こんなにも誠意を見せてくれたら怒りようがありません。
もし戻って来てくれなかったら、レンタカーを返す時に 「少し凹んでますね、修理代をいただきます」となっていたはず。 見た目に殆ど分らないし走行上何の問題も無かったから、 最後に嫌な思いをする事になったかもしれません。

この場を借りて、改めまして・・・
目撃してわざわざ私達が車に戻って来るのを待っていてくれた九州の方。 本当にありがとうございました。我々を引き止めてくれなかったら確実に 修理代を払うところでした

それから、不幸にも我々のレンタカーに当ててしまった地元の方。 戻ってくるのには本当に勇気がいった事でしょう。怖かったでしょう。 戻って来てくれて、そしてきちんと謝罪してくれてありがとうございました。

お陰様で私達は以後、嫌な気分一つせずに旅を続ける事が出来ました。
日本人もまだまだ、捨てたもんじゃないよね。(^^ゞ

そして、何故か清々しい気分で知床峠に向かうのでした。♪

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<左> ぶつかった跡。
殆ど分りませんよね。

<右> 知床峠への途中。
清々しい景色です。

5月1日 13:30
知床峠に到着!!
やはり例年よりも残雪が少ないようです。気温も三十度(@_@;)近く・・・信じられん。 当然国後島も見えません。でも、羅臼岳はカッコイイ♪
そして、夕日を見ながら今夜の宿、日の出岬に向かうのでした。(太陽がイクラみたいね。)

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<左> 峠からの羅臼岳の眺め。


<右> 紋別付近(?)での夕日。


旅日記 2008年GW 地球温暖化?そして事件?の旅(前編)
後編に続く。


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