ヒトっさんの独り言

2004年 4月29日

  その程度で?

先日、某陶芸の産地の、とあるギャラリーを見学した時だった、
1階では多数の作家の作品を販売していて、2階では個展をやっていたので
それも見学することにした。

色んな器や作品を見ていると、土瓶と急須に目が留まった。
元々、注器に興味が強いためだったのだが、
勉強のために、じっくり見てみると
何と出来の悪い事か・・・
蓋とそれを受ける落としのクリアランスが成ってなかったり、
茶漉しが半分釉薬に埋まっていたり、
そして何よりも注ぎ口に水切れを良くするための工夫が全く無いという事だ。
まだまだ未熟者のヒトっさんの目から見ても判る位
お粗末過ぎる作品に付いた値段を見てさらに驚いた。
何と9500円!!、
それだけの値段を付けるなら、もっと使う人の身になって作陶できないのだろうか?
少なくとも、ヒトっさんは使う人の身のなって作っているので、
「その程度なら、急須を作り始めた頃のヒトっさんの作品レベルだぜ!」、と作者本人が居れば言ってやりたっかた。



2004年 4月21日

   ちょっと宣伝します!

ヒトっさんの友達で、
滋賀県にお住まいのKazさんからの依頼です。

いきなりですが、
薪窯で窯焚きをやりたい方を募集します!
と言う事です。
募集内容は
窯焚きを手伝って頂ける方のみの募集です。
作品は大きさにもよりますが
1〜2点とさせて頂きます。
人数は、10〜20名
費用は参加者全員で割り勘です。

場所は滋賀県栗東市内の山中。
焼成期間は3日間。
特に、夜間の、窯焚き要員が少なくなりますので
出来るだけ夜間も参加して頂ければ助かります。
もちろん、ヒトっさんも参加します。

まだ、正確な日時は決まっていませせんが
おそらくは、今秋あたりだと思います。

参加して頂ける方は当ホームページ内掲示板か
メールにてお知らせ下さい。




2004年 2月14日

陶芸って何?


かつてヒトっさんは陶芸なる物にとんと興味が無かった。
それが4年程前に唐突に、自分で陶芸をする事になったのでした。

当時、ヒトっさんは中国料理仁将の店長で、カブマツの社長の将さんとは隣の建物で仕事を
していたため、社内で陶芸窯(現在の紫松窯の元)のテストをしていたのを知らなかった。
で、ある日、「陶芸用の粘土を購入するから信楽まで一緒においでや」と言われて
クルマの運転手として付き合った。
それがこの世界に入るきっかけだった。

で、目的のお店に着き、父と将さんが粘土の購入をしている間に店内の陶器を見て回っていると
父が、「おい、代金は出したるから、ちょっと、土を触らしてもらいや。」
と不敵に笑いながら言った。
じゃあ、お言葉に甘えてと、体験陶芸をやってみる事にした訳だが
それまで陶芸という物をした事がなかったために
電動ロクロや手回しロクロ、それに、蹴りロクロなどがあることすら
知らない状態だ・・・。
しかも、作陶と言えば電動ロクロと決め付けて考えていた。
今から思えば無茶苦茶カッコ悪い!


で、結局手回しロクロでの土いぢりとなった訳だが
これがなかなか難しい。
当然上手く出来ない。

ここで、タイトルの陶芸って何?である。
帰ってから早速同じ事をしてみたが
より一層上手く出来なかった・・・
しかも、器を引けば、必ず高台を削らなければいけない、
そんなことも知らなかったヒトっさんは
どれだけ作品をパーにした事か(T T)
それ以降、教室に通う事もなく
陶芸を続ける事になる訳だが、
当時を思い浮かべると
陶芸って何?
頭の中でこの一言だけが渦巻いていた様に思う。
土から焼き上がりまでの工程をこなす時、
どれだけの知識と技術が必要な事か・・・・
当時の事を今思い返すと、とても恥ずかしいかぎりだ。。




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