【第11回 久米島釣行記 釣行二日目 2007年4月07日】

 二日目は、これまでで最も早い出港となった。あまりに食いが悪く、かつ朝一が勝負とのことであった。朝ご飯は、本日もホットスパーの自家製お弁当。やはりおいしかった。

 何番を選択するか非常に悩ましかった。魚のパヤオへの居付きが悪く、昨日のデータが参考にならない。南東の風が強かったため、パヤオ間の移動しやすさを考慮して、5番から順に6番、7番へとわたる作戦に。本日の波は、実感としては2〜3mほどあったと思う。(昨日は、2mほど。)

 5番では、反応がたくさんあり、一投目から妻に食ってきた。が、80cm級。久米島では、釣ったうちに入らないようなサイズ。その後、私にも同サイズ。他船でも同様なサイズということで、良型が居ないと判断し、6番に移ることにした。

 6番では、昨日のイルカは姿を消していたもののマグロも姿を消したようで、反応が無かった。仕掛けを一度だけ落としたものの、7番に即移動することにした。

 7番では、結構反応がたくさん見られ、期待感が高まった。6番での早めの判断が功を奏するかと思った。カジキと思われる反応もあった。ところが、やはり食いが非常に悪かった。
 11時過ぎになり、ようやくあたり。ドラグも多少出されたので、それなりのサイズと思い、喜んでスタンディングファイトを開始したが・・・、すぐにテンションが無くなった。食い上げとも感じられなかったので、ばれたと判断した。針掛かりしてからばれることは滅多に無い。気を取り直して、仕掛けを回収しているときのこと、非常に信じられないことが起こった。何と魚がついていたのだ。しかも、ハリスを手繰る途中で急にテンションがかかったため非常にビックリした。1m級のキハダがまさに元気な状態でいたのだ。普通なら、十分にやり取りして疲れきった状態で上がってくるだけに、元気な状態でハリスを手繰るのはまさに初めて。薄い手袋を装着していたものの、指が少し切れてしまった。引きは極めて強かった。でも、ハリスを放すと逆にやっかいと思い、ハリスを握ったまま放さないことにした。船長には、それが正解と言ってもらったが、結構きわどかったと思う。かなりの強い引きであった。手は何とか無事だった。何とか取り込むことができたが、昨日と同様なサイズ。やはり30Kgオーバーのサイズが欲しい。さらに頑張ることにした。ちなみに、この魚はカジキ等に追われたために挙動不審だったのかもしれない、とのことであった。

 魚影が見つからなくなった。そこで、船長の提案でカジキ狙いのトローリングを実施することに。餌は、活メジ。カブラのトローリングで直ぐに餌は釣れた(さすが久米島)。これを泳がしながら、トローリングすることに。途中でシイラの襲撃にあったが、結局、本命はあたらなかった。

 その後、マグロの反応が復活したので、パラシュートも続けてみたが、結局、あたりがなかった。餌釣りの待ち時間に、ジギングをやってみたところ、小型の本鰹が釣れた。150gのジグによく食ってきたものだ。引きは非常に強かった。

 さらには、再度、トローリングもやってみたが、やはり駄目。17時前にイルカが現れたのを確認し、終了とした。結局、今回は、全く山場なく終了となった。正直、不完全燃焼であったが、一方で、良型マグロをかけてもスタンディングでファイトできるだけの体力が自分になかったかもしれなく、ある意味ほっとした。

次回は、夏に挑戦したい。

【釣果】
パラシュート
(マイワシ、キビナゴ)
私の釣果
 ・キハダ1 : 100cm−13Kg
 ・キメジ1  : 76cm
 ・ツムブリ1 : 45cm
妻の釣果 
・キメジ1 80cm
ジギング
(ヒラジグラもどき
 ピンク150g)
私の釣果
 ・本鰹1  : 45cm
妻の釣果 
 無し

【タックル】
昨日と同じ。

【写真1】一匹目 76cm

【写真2】二匹目 100cm

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