【第16回 久米島釣行記 釣行一日目 2009年8月2日 7:00〜15:30 晴れ】

今年の久米島釣行、ようやく実現した。5月末に本鮪狙いの釣行を計画していたが、仕事が忙しく断念。今回も同様に仕事が忙しい状況ながら、奇跡的に都合がついた。私の生甲斐を連続して奪うのは、仕事とは言え流石に許せないところだ(笑)。しかし、安心したのも束の間、南方海域で台風発生の兆候があり、波の予報も出船限界付近の高さ(2.5m)。いつもながら、久米島釣行前は、本当に申し分の無いほど気疲れする(笑)。

初日は、波2.0〜2.5mの予報。出船は何とか可能だ。今回こそカジキを釣り上げると意気込んでいた。しかし、カジキの模様は今一。さらには、キハダ自体、今年は一度も釣り上げてない。苦肉の策として、“パヤオへの移動中⇒トローリング、パヤオでは⇒カジキの模様があるまでキハダ釣り”、という中途半端な私らしい戦法を取ることにした。

 いつものように、朝7時ホテル出発。好調な6番パヤオへ向かった。パヤオ到着の5kmくらい手前からトローリング開始。今回は全て自分の道具(TICA80Lbの竿と80Lbティアグラのデビュー)。幸先よく、パヤオ到着直後に当たり(8:30)。ドラグのクリック音が鳴り響いたのでかなり期待したが、昨年の推定200Kgオーバーのシロカワカジキがかかったときのような凄まじい勢いはない。残念ながら115cmのワフーで、あっという間に上がってしまった。でも久米島の魚影の濃さを早速実感することになり、非常に期待感が高まった。しかし、その後、パヤオの周りを少し回ってみたが、様子が無かったので、早々にキハダ狙いに変更した。甘くは無かった・・・。
 6番パヤオは、船が少ないせいか(当船含め3隻)、キハダは入れ食い。まずは一投目で18Kg級(9:10)。その後、断続的に当たりが続いた。どれも20Kg級なので、ファイトタイムは5〜10分程度。本当は難なく上がるサイズだが、体力低下のため、意外に大変。ちょうど良いサイズに感じられた(笑)。頻繁に当たりがあるので、ビデオを構えたところ、初めて竿が界面に刺さる瞬間を捉えることができた。妻は、異常な暑さと船酔いのためか午前中はダウンしており、私一人での釣りであった。妻が休んでいる間、妻の新竿(アリゲーター:クレイジーバトル200)を借りてみたが、20Kg級のキハダには全く問題なく、パワーに余裕があった。が、胴にかなり入ってくるので、ポンピングが大変。自分の所有しているアルファタックルのマグロスタンディング専用竿の方が先調子であり、スタンディングでのやり取りに向いているようだ。旧型MPGのフィーリングも実に最高。お気に入りの竿であることを再認識した。
 
妻は正午頃復活。このとき既に私は5本のキハダ釣果を得ていた。ところが、今度は私が船酔いに(笑)。私にとってもうねりと風波が大きかったようだ。急遽酔い止めを飲んだが大して効かず。胃がむかむかして気持ち悪いコンディションに。でも、気合で釣り続けた。12時頃、パラシュートに本日最大のあたり。約20分ほどで上がってきたのは30Kgオーバーの中型キハダであった。本日の私の体力では、このサイズが限界か。午後は当たりが止まった。そこで、パラシュートの待ち時間にキャスティングも試みてみた。遠くの方で30Kg級のキハダの跳ねを確認したが、近寄ることなく、結局当たりは無かった。13:50頃、妻と私の竿にダブルヒット。20Kg級をそれそれ釣り上げることができた。この時点で、二人で20〜30Kg級を計8匹。型は少々不満ながら匹数的に申し分の無い好釣果を得、キハダ釣りはこれで満足。そこで、再度カジキ狙いに変更しようと考えた。が、天候が急変。落雷が数km先で頻繁に発生し(雲の無いところからの落雷でビックリ!)、かつ雨雲が急に近づいてきたので逃げ帰ることにした(15:30)。帰港途中には、見たことの無い異常なほど激しいスコールを経験した。

 帰港後、兄嫁夫婦宅へ魚を送る手配。三番目に大きい個体を選択。ただ、このとき業者が中々来なく、1時間ほど兼城港で待機することに。待ち時間は、疲れた体には正直辛いものがあった。でも、こののんびり感が久米島の良いところ。二番目に大きい個体は、ホテル(久米アイランド)で料理してもらい、自分だちで食することにした。
 明後日にも釣行を予定していたが、熱帯低気圧の影響で波が3mの予報となったため、繰り上げて明日釣行することにした。キハダ釣果には初日で満足できたので、後はカジキ釣果を得ることが目標だが・・・。

【釣果】

パラシュート
(トビイカ、キビナゴ)
(棚100〜160m)
・キハダ7
(140cm(推定32kg)、118cm(推定22Kg)、115cm×4(推定20Kg)、110cm×1(推定18Kg))
・キメジ1(50cm)
・妻の釣果:キハダ1(115cm、推定20Kg)
トローリング
(フェニックスルアー)
・沖サワラ1(115cm)

【タックル】
〈パラシュート〉
竿 : アルファタックル HQイエローフィン50Lb
リール : ダイワ シーラインSLD−30U(PE10号×500m)
(キャスティング)
竿 : ダイワ ドラド80TN
リール : ダイワ ソルティガ6000GT
〈ジギング・エビング〉
竿 : ダイワ ソルティガヒラマサ63S
リール : 05バイオマスター8000PG(PE4号×250m + ナイロン30号×6m)

【写真9】初日の全釣果


【写真1】朝一のトローリングの風景

【写真2】キハダ一匹目(9:10頃、18Kg)

【写真3】キハダ二匹目(9:50頃、20Kg)

【写真4】キハダ三匹目(10:20頃、20Kg)

【写真5】キハダ四匹目(10:50頃、20Kg)

【写真6】キハダ五匹目(11:15頃、22kg)

【写真7】キハダ六匹目(12:10頃、32kg)

【写真8】キハダ七匹目(13:50頃、20Kg)

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