【第18回 久米島釣行記 釣行1日目 2010年8月5日 7:00〜16:40 雨〜曇り】

 今年も久米島釣行実現した。5月にも釣行予定だったが、職場異動で休み取り辛く断念。昨年に引き続き年1回の釣行になってしまった。裏本命はカジキながら本命のキハダは確実に釣りたいところ。これまで久米島は私の要求にほぼ確実に応えてくれた。今年も期待は大きかった。ちょうど相模湾では30Kg級のキハダが跳ねているとの情報もあり、これで久米島で好釣果得られないと泣きたくなるところ(笑)。

 例年通り、週間天気予報を1W前からチェック。この時期、台風さえ出来なければ海は安定している。台風発生の予兆無く、今年も幸運かなと思っていた。しかし、直前になり予報を見て唖然。釣行初日の予報が波1.5→3メートル、風やや強い。初日は出船できても2日目は厳しそうだ。何でこんなに等圧線が混んでるのか理解出来なかった。異常気象だ。

 初日、無事沖に出られた。7時にホテルロビー集合。Cocoで昼ご飯と飲料を調達し、兼城港に向かった。そして7:30頃出船。6番パヤオへ。今年は黒潮が離れカジキどころかキハダの調子もイマイチとのこと。キハダは型良くても40キロ級、数も出ないとのこと。前日”ぼ”の猟師も居たようだ。しかし、毎年不調と言いながらほぼ確実に満足できる釣果を得てきた。U船長の腕が良いのが毎年好釣果を得る勝因だと思っている。それに加え自分の久米島との相性の良さもあるかな、と。ということで、今年もそんなに心配はしなかった。

 6番パヤオでは由奈丸含め計2隻。船の数は少ない方が好ましい。9時丁度に実釣開始。その2投目、110メートルで良型が当たった(9:30)。全く幸先良い出だし。7Kg程度に設定したドラグが出たので10Kgオーバーと分かった。ファイトタイムは5分。15キロ級のキハダだった。久しぶりなので、魚体が海面に上がった瞬間、十分でかく感じた。さらには今の私の体力では、スタンディングファイトするには十分のサイズ(笑)。とにもかくにも、10キロオーバーが釣れて安心した。
 以降、断続的にヒットする好調が続いた。10:45には妻の竿に当たり(130m)。同サイズのキハダ追加。さらに11:45にも妻の竿に当たり。同じく130mにて15kg級。そろそろサイズアップが欲しいと思っていた12時ころ、船長から、30キロクラスが漁探に映っているとの話があった(私は体力無く、魚探を見る元気無し(笑))。中々食わないようだが、しつこくコマセを巻いているといつかは食うことは経験的に知っていたので諦めずにコマセを撒き続けた。コマセを巻く作業は非常に重労働。相模湾の青物狙いと異なり、100m以上の棚から魚のついてない重いパラシュート仕掛けを手巻きで上げてくるのはかなり大変。12時過ぎ、仕掛け投入直後に竿を置いて”昼食宣言”したところ、ようやく当たった。船長が道糸を手に取り潮の状況確認をしようとしたところだったので、危なかった。この個体は15分のやりとり。私はへろへろに(笑)。上がって来た魚を見て満足。30Kg級であった。久米島では並サイズかもしれないが、このサイズが釣れると充実感に満たされる。本当に良かった。海面に上げた瞬間の魚体を見ると本当に惚れ惚れする。色の鮮やかさ、またそれにも増して魚体のでかさ。幸せを実感できる瞬間だ。14:45にも私の竿に当たり。これは15kg級に戻ってしまった。その後はパラシュートで当たりなく、また浅い棚(60m付近)に好反応があること、ときどきキハダが跳ねていることから、久しぶりにフカセをやってみた(15:30〜)。しかし、全く反応無く餌も取られなかった。パラシュートの安定感は凄いと実感する結果となった。パラシュートを続けていればもう数匹追加できたのではと思う。

 なお、パラシュート置き竿で当たりを待つ間、例により裏でキャスティングをやってみた。鳥が騒いでいたので結構期待したのだが、当たったのは50cm級キメジ一匹のみ。中途半端に合間に狙うやり方では良型の結果はついてこないようだ。

 2日目は波予報3mにて出船できない可能性が極めて高く、今回の久米島釣果は初日の結果のみとなると思ったため、少し物足りなさも感じたが、一方で、自然相手、しかも絶不調の状況では、ある意味満足できる釣果を得たとも思った。

 ちなみに、妻の釣果が少ないのは、パラシュートで狙う棚が私より10〜20m高いため。低い層にもった方が明らかに有利。上層のコマセが下層に効いてくるため。それを甘んじて受けている妻には本当に大大大感謝。

ps.帰港後、美味しそうな個体を2匹チョイスし、1匹は兄嫁宅へ、もう1匹はホテル(久米アイランド)で調理してもらうことにした。翌日の夜、マグロパーティー。何と6品。刺身/ハラミ炙り、皮部の煮付け、天婦羅、バター焼き、兜煮、握り。兜煮最高。天婦羅は意外に美味。残念だったのは握り。シャリ固くイマイチ。これでは100円寿司の方が旨い(笑)。でもトータル満足度高く、来年もホテルで調理してもらいたいと思った。

【釣果】
・パラシュート(トビイカ、キビナゴ)でキハダ6
  130cm×1(推定29kg) ●
  110cm×2(推定18Kg) ●○
  107cm×2(推定16Kg) ●●
  104cm×1(推定14Kg) ○
・ドラドペンシルF18cmトビウオでキメジ1(目測50cm) ●

  ●…私の竿、○…妻の竿

【タックル】
〈パラシュート〉
竿 : アルファタックル HQイエローフィン50Lb/アリゲーター クレージバトル200
リール : ダイワ シーラインSLD−30U(PE10号×500m)/okumaタイタスG30−U
(キャスティング)
竿 : ダイワ ドラド80TN
リール : ダイワ ソルティガ6000GT
〈ジギング・エビング〉
竿 : ダイワ ソルティガヒラマサ63S
リール : 05バイオマスター8000PG(PE4号×250m + ナイロン30号×6m)


【写真1】 私一匹目107cm推定16kg(9:30)

【写真2】 妻一匹目110cm推定18Kg(10:45)

【写真3】 妻二匹目104cm推定14Kg(11:45)

【写真4】 私二匹目130cm推定29Kg(12:12)

【写真5】 私三匹目110cm推定18Kg(13:35)

【写真6】 私四匹目107cm推定16kg(14:45)

【写真7】 一日目集合写真

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