〈一日目〉

【コメント】
 8時に兼城港を出港し、9時20分ころ7番パヤオに到着した。べたなぎでも1時間20分ほどを要した。パヤオのすぐそばでメバチの反応を確認し、ジギングを開始した。船長によると、最近は絶不調とのことだったが、一投目からアタリがあり、数投目でヒット!(120m) 5Kgサイズかと思ったが、上がってきたのは、なんと93cm−13Kgの個体(写真1)。深い場所のせいかそれほど引きは強く感じられなかった。いきなりのグッドサイズに船長は一安心したよう。とにかく最近は上がっても5Kgほどだったらしい。ジギングはほぼ入れ食いだった。5匹目を上げる途中、オマツリにより、リーダーが切れてしまい、そのままジギングは終了とした。2時間ほどで4匹の釣果。非常に暑く、しかもヒットゾーンが100〜120mと深かったので、一匹上げるごとに休憩を余儀なくされ、入れ食いの割には釣果は伸びなかった。
 午後からキハダ狙いで餌釣りを開始した。これも最近は絶不調のようで、この時期の本命釣法であるフカセではほとんど釣れないとか。よって、深場を探るパラシュートで狙うことに。そのパラシュートも不調のようで、あたったとしても20Kgほどの小型??、たまに40Kgオーバーが釣れる程度のよう。だが、この日の我々は非常に幸運だった。開始してほどなく妻にあたりが。例のごとく物凄い勢いで糸が出て行った。実は、今回の釣行は妻の希望だった。前回は電動のためマグロの引きを楽しめなく、悔しいおもいをしたらしい。今回は自分の力でマグロを釣り上げると意気込んでいた。前回の私とおなじように、私の妻もキハダから拷問を受けたが、立ったり座ったりラークに竿を取り付けたりといろいろもがきながら、何とか50分ほどで釣り上げることに成功した。138cm−35Kgのキハダだった(写真3)。猛暑のなか、本当によく頑張ったと思う。
 とりあえず、妻は目標を達成したので、後は自分だけということになった。ところが、妻のフォローをしているうちに自分もばててしまった。自分の竿にもあたってほしいが、一方で、拷問は受けたくないという葛藤した気持ちで待つこと1時間。私の竿が海面に突き刺さった。例のごとく最初は異常なスピードでドラグが出され、そのあとはじりじりドラグを出され、結局230mほど糸が出された(10Kg以上にドラグを締めていたのに・・)。スタンディングファイトにて何とか頑張りながら後100mのところまで引き上げたが、それ以上は”いやいや”されて上げられなくなった。ここで腰を痛めてしまうと二日目の釣りが出来ないと弱気になってしまい、座ってファイトすることに(アルファタックルの簡易ファインティングチェアー)。これは非常に楽だった。結局、45分を要したが、無事上がってきたのは、150cm−45Kgのキハダだった(写真4)。記録更新である! その後も反応はあったが、食わなかった。とはいえ、一日目は最高の釣果で終了した。しかし、今回の釣行に向けて背筋・腹筋等を懸命にトレーニングしてきた私としては、スタンディングで上げられなかった悔しさが残る釣行となった。


【釣果】
・パラシュート(キビナゴ):110m
キハダマグロ1(150cm−45Kg)
キメジ1(50cm、2Kg)
・ジギング:100〜120m
(ヒラジグラピンク100g)
メバチマグロ4
93cm、83cm、77cm、67cm)
【写真1】

    最初に釣れたメバチ13Kg
【写真2】

    ギャフで取り込み
【写真3】

    キハダ35Kg(妻の釣果)
【写真4】

    キハダ45Kg


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