【釣行一日目】

 昨年夏以来の久米島。かなりの高確率で大型キハダが釣れるため、他人から釣堀のようと言われようが、理屈抜きに久米島のパヤオ釣りはおもしろかった(昨年)。今年も久米島に対する期待は非常に大きかった。直前情報では、10〜20Kgサイズが一日で10本くらい上がるとのこと。梅雨入りしたために天候が心配された。気付いてみると週間予報を事前に毎日チェックしている自分がいた。毎日微妙に変化する予報を見て一喜一憂するなんてばかげているが、こういうのは得意である。
 一日目は、波の予想が1.5m→2.5m。出船自体は問題なし。まずは5番パヤオから。昨年夏のよい記憶をもとにジギングから開始した。最近はジグでの釣果がよくないよう。確かになかなかあたらないし、そもそも反応自体が少なかった。ようやくかけた魚は引きからして5Kgサイズと思った。実際に船上に上げたメバチを見ると小さく感じられた。しかし、計測すると83cm−9Kgのりっぱなメバチ。久米島での錯覚現象は本当に恐ろしい。
 その後ジグでは一度あたりがあったのみでおもわしくないので、パラシュートに変更。(ジグは一時間で一匹の釣果)。パラシュートでは入れ食いだった。妻が10Kgクラスを上げ、私も21Kgのキハダを釣り上げた。ところが、その後はさっぱし。朝一でジグなんぞやるんじゃなかったと後悔したが遅かった。その後は、よいあたりが一度だけあったが、なんと60号ハリスが瞬時に切られてしまった。10Kgのドラグで切れるはずはないのでハリスが歯に当たったのだろう。(船長にはドラグがきつすぎると言われてしまった。船長が10Kgを指示したのに・・・)。そういえば、前日はカジキにやられたらしい。
 今回の餌釣りタックルは、オニューのマグロ専用竿。さすがにパワフルだった。21Kgの個体をものの5分ほどで上げることができた(100m強の深さから)。さらには史上最強の私の筋力もこの成果にずいぶん貢献したにちがいない。
 ということで、一日目は最低限の目標(10kgオーバーを一匹以上釣り上げること)をクリアーしたが、思ったよりも数が少なく少々不満の残る釣果であった。

【写真1】一日目の全釣果(妻の釣果も含む)

【写真2】私と21Kgのキハダ

【写真3】パヤオと釣り船
〈釣果1〉
餌つり(パラシュート、キビナゴ)
キハダ1(115cm−21Kg
キメジ1(50cm)
メバチ1(50cm)
〈釣果2〉
ジギング(ヒラジグラピンク120g)
メバチ1(83cm−9.0Kg)

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