【釣行一日目】

〈コメント〉
 今年の夏も何とか久米島釣行が実現した。久米島は、釣り以外にも食べ物の楽しみがある。この時期は、マンゴーがめちゃくちゃうまい。さらには、ゴーヤチャンプルー、トンピー、ミミガーを肴に久米仙、オリオンビール生を飲むのは非常に気分が良い。お茶もおいしい。うっちん茶、さんぴん茶を飲むと沖縄に来たなあ、と感じる。

 台風10号が西に向かい、九州に近づこうとしていたため、今回も事前の気疲れを存分に味わっての釣行となった。結果的には、沖縄には全く無影響だったみたいで、これ以上望めないほどの凪であった。

 本題に入ろう。最近は(も??)調子がよくないみたいで、本来のふかせがだめなよう。今年も深場を狙うパラシュートの釣りになった。10Kgクラスが好調の7番パヤオと一発大物狙いの5番パヤオの選択を船長に迫られたが、もちろん後者を選択した。
 8時前に兼城港を出発し、9時過ぎに5番パヤオに到着した。海は湖のように静か。昨年同様、ジギングから開始した。ほどなくして100m付近でヒット。4Kgのドラグが出されたので8Kgクラスかと思ったが、残念3Kgクラスだった。でも船長からジギングの腕がよいとお褒めの言葉をいただき、結構ご機嫌モードに突入。その後、あたりがないので、1時間ほどでパラシュートに変更した。
 パラシュートもあたりがなかなかこなかった。ふと周りを見渡してみると、本ガツオの巨大ナブラが発生していた。このあと帰るまでの6時間ほどずっとナブラが出っぱなしだったので、魚影の濃さはまさに特筆に価する。餌に反応ないことから、餌のしかけはそのまま垂らしておいて外道の本ガツオをルアーで狙ってみた。一発で食ってきた。3Kgほどのカツオだが、やはり引きは非常に楽しかった。カツオ釣りに夢中になっていると、船長と妻からあたりだよとの声が! ようやく餌に食らいついたみたいで、妻の竿も同時にヒットした。私からやりとり始めた。この重量感のある引きはあまりにも楽しい。鍛えてきた体も活き活きとしてくるというものだ。15分ほどで28Kgのキハダをゲットした。このサイズは、疲れもそれほど残らず、ある意味最も楽しめるサイズかもしれない。次は妻の番だ。やり取りは同時に行わない方がよいため、私が魚を上げたあとに妻のやり取り開始となった。私は最低限の目標を達成したため、ほっとしながら妻の戦況を見守ることに。妻は随分苦労したとはいえ、30分ほどの短時間でキハダを上げた。これが何と42Kgの良型。そういえば、妻は最近マッチョである。
 その後、あたりが遠のき、妻の冷たい視線に耐えながら、餌釣りと本ガツオ釣りの二本立てで過ごすことに。夕方に立て続けに一本目と同サイズのキハダを二匹釣り上げることができた。一日で複数のキハダを釣り上げたのは、実は初めて。サイズは少し物足りなかったが、三匹も釣れ随分と満足の一日だった。今日のヒットゾーンは160〜200m。本日のヒットパターンは、表層で本ガツオ釣りを同時に行うことによりキハダを油断させることであった。ちなみに、妻は私よりも大サイズを釣ったため、随分ご機嫌であった。
 驚いたことが一つ。200mの水深でも本ガツオが釣れたこと。本ガツオが随分と深い層を泳ぐことは知っていたが、ここまで深いとは驚きである。その本ガツオ(と思われる)を釣り上げる途中で、でかい魚に化けたことが一回だけあった。8Kgのドラグが出されたので、最初キハダかと思ったが、随分と軽く、キハダではないよう。正体はサワラだった。112cmもあるので、随分とでかいのだが、キハダを見た後では小さく感じた。本当にいろいろ楽しめた一日だった。


〈釣果1〉
餌つり(パラシュート、キビナゴ、ムロアジ)
・キハダ(130cm−28Kg、127cm−26Kg、125cm−28Kg)
・キメジ1
・本ガツオ4(〜55cm)
沖サワラ1(112cm)
・シイラ3

〈釣果2〉
ジギング
・メバチ1(60cm)   ・・・ヒラジグラオレンジ150g
・本ガツオ4(〜55cm)・・・ヒラジグラ青100g

【写真1】キハダ一匹目(28Kg)

【写真2】初めての沖サワラ(112cm)

【写真3】帰港途中にて

【写真4】一日目の記念撮影(42Kg,28Kg)

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