【釣行二日目】

〈コメント〉
 二日目も7時半にホテルまえ迎えにきてもらい、一日目同様に5番パヤオに向かうことに。一日目の釣果が良かったために結構余裕の気持ちで二日目を迎えることができた。ただ、今回の最大魚を釣った妻がやたらと気分よさそうなので、”ぎゃふん”と言わせてやろう、なんて思ってたりもしていた。
 それにしても今回の釣行は天候には非常に恵まれた。台風10号の後に南に熱帯低気圧が発生し、初期の予報では沖縄に向かっていたので少し気にしていたが、だいじょうぶだったみたい(台風11号になったみたい)。

 二日目は餌から開始した。しかし、全くあたりがない。一日目と同様に本ガツオが近くで跳ね始めたので、ジギングをやってみた。(ちなみに一日目のキハダマグロのヒットは全てカツオ狙いの最中だった。)カツオは釣れたが、キハダ狙いの餌にあたりがこない。周りの漁師さんもほとんど魚を上げていなかった。デカ物の反応自体はあるみたいだが、本当に食わない。最も深いときは240mまで沈めた。手巻きのリールなので、結構大変だった。あまりの食いの悪さに船長からオリオンビールを勧められ、お言葉に甘えることに。アルコールを飲むと多少なりとも脱水症状が生じるので、キハダとのファイトをまっとうするには不利になる。でも飲まずにはいられなかった。しかし、皮肉なもので飲んだ直後に本日初めてのアタリが!(ちなみに本ガツオを狙っている最中だった。)午後1時半のできごとであり、最も暑い時間帯だ。8Kgに設定したドラグはじりじり出て行った。しかも斜めに食い上げながらである。底なし沼的な重量感を感じた。100m糸を出され、計300mの糸が出た状態のところでドラグを締める決断をした。このままでは自分の体力が残っているうちに上げられないと思ったためだ。細ハリス(ナイロン50号)を使用していたため、仮にハリスが歯にあたっていたらすぐに切れてしまう。計測はしていないが、10Kg以上のドラグになっていたと思う。どうやらハリスは大丈夫のようだった。ほとんど糸は出されなくなったが、とにかく異常に重かった。これまで味わったことの無い重さ。でも、本マグロ専用の竿(アルファタックル:ブルーフィンツナ80Lb)が初めて本領を発揮しているように感じた。実は28Kgのキハダでも竿自体がオーバースペックと感じていたのだ。律速は完全に自分の体力だった。しかもビールを飲んだことの副作用が・・・。だけど、マグロとのファイトもこれで通算10回目で要領を得ているため、じわじわではあるが、確実に糸を巻いていった。結局、50分を要したが、水面に上がったキハダを見てビックリ! これまでとは大きさが全然異なった。これは50Kgを超えたな、と思った。50Kg以上は簡単には計測できないため、解体後の半身から総重量を推測することに。半身で25Kgあったこと、半身はちょうど全体の1/3であるとのことから控えめに計算して70Kgとの認定を船長からいただいた。おそらくこの記録を抜くのは一生かかっても無理かもしれないと思った。大満足である。ちなみに、妻は密かにくやしがっていたみたいで、最も大物が釣れる秋から冬に久米島に行きたい、なんてぼやいている。もちろん妻が行きたいといって、拒む理由は全く無いが。

 ちなみに、ビールを飲んで大変な目にあったにもかかわらず、意外に余力が残っていた。70Kgのキハダを上げたあとも、引き続き本ガツオを狙い続けた。船長も妻もほとんど呆れて私の方を見ていた。でも、楽しかったのだからしょうがない。久米島に出会うことだできたおかげて、私のダイエットおよび体作りが楽しくなり、今では結構体力をつけることができた。そのためにも、もっと久米島に行って恩返しをしてあげねば、と感じる今日このごろである。


〈釣果1〉
餌つり(パラシュート、キビナゴ、ムロアジ)
・キハダ1(177cm−70Kg
・キメジ1(65cm)
・シイラ

〈釣果2〉
ジギング
・本ガツオ3(〜55cm)・・・ヒラジグラ青100g
・キメジ3         ・・・ 〃
・沖サワラ1       ・・・ 〃
・シイラ          ・・・ 〃

【写真1】70Kgキハダと格闘中。

【写真2】記念すべき70Kgのキハダ

【写真3】マグロ解体中

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