【第5回 久米島釣行記 初日 移動日 2005年5月5日】

 今年も久米島釣行を実現することができた。直前まで会社の休暇を取得できない危険性があったが、何とかクリアできた。しかし、最大の強敵は他に潜んでいた・・・。
 本島北部の美ら海水族館を観光したい希望があったため、羽田の始発便(6:30発)で那覇に飛び、本島観光のあと最終便(午後5時45分発)で久米島に渡ることにした。
 本島ではレンタカーでの移動。地元の釣具店(マンモス)に寄りながら目的の水族館まで移動した。新しいだけあって結構きれいな水族館であった。メジサイズ中心ながら相当な数のマグロが泳いでいたため、満足度は高かった。海遊館で裏切られた経緯もあったためか、喜びは結構大きかった。ちなみに、ジンベイザメ等の人気魚は個人的には全く興味がなかった。空港までは片道2時間を要するため、午後2時には帰路に。予定通り、午後4時に空港に到着し、待ち時間の間、オリオン生とつまみで一杯やりながら幸せな時間を過ごした。この後、悲惨な出来事が起こることも知らずに・・・。
 飛行機に乗るまえに嫌なアナウンスが聞こえた。天候不良のため、久米島空港に着陸できない場合は那覇空港に引き返すというのだ。こういう話は他人のHPで何回か読んだことがあった。でもほとんどは台風のケース。この時期に濃霧で飛べないことがあるなんて信じられないと思いながら、飛行機に乗り込んだ。が、なかなか離陸しない。30分くらい待たされたあげくに欠航が決まったとのアナウンス。明日の釣りができない・・・、絶望感に見舞われながら、今晩どうなるのだろうと不安も感じた。
 欠航手続きは非常に淡白な内容だった。翌日の特別空席待ちの整理券が渡されたのみ。天候が理由の場合は航空会社は何にも補償も手配等も手伝ってくれないのだ。結局、自分で宿の手配もとり、結構疲労困憊することに。重くて大きい釣り道具を携帯して移動することは不可能なので空港内の一時預かり所へ持って行き、宿の手配、明日の飛行機の予約・・・なんでこんなに大変なんだ・・・と思いながら何とか収束させることができた。午後8時をまわっていた。そもそも朝3時半に起きていたわけだし、疲れるはずだ。明日の飛行機も最終便しか予約できなかったし、久米島に渡れるかどうか不安で一杯であった。さらには、明日天候不良で久米島の釣り船も休船するとのこと。ということは明日久米島に渡っても明後日も船が出られるかどうか分からないということだ。久米島釣行を始めて以来の大ピンチであった。
 

【写真1】大浴槽の全貌

【写真2】一眼ならではの写真

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