【第9回 久米島釣行記 釣行一日目 2006年8月01日】

 例年通り、釣行一週間前から週間天気図等をよく調べた。南の海域で怪しげな雲がたむろしており、台風に襲撃されるのではとずいぶんひやひやした。万が一、台風で釣行できなければ秋の連休を利用して釣行すればよいと思ってはいたが、オニューのイエローフィン専用竿を早く試してみたかったし、どうしても釣行したかった。直前になり、何とか天気が持ちそうなことが判明。今年は本当についている。

 ところが・・・、初日は妻の体調がすぐれなく、一人で釣行することに。正直一人では寂しい。二本竿で同時に二つの棚を探るほうが高確率で釣れるに決まっている。

 最も大型が期待できるとの理由で、7番パヤオで釣りをすることにした。凪であったが、7番パヤオまでは1時間半ほどを要した。
 最初は、船長の一言でジギングから試してみた。魚探に映る魚影は濃いのだが、全くあたりがなかった。一流しでパラシュートに変更。魚探にてマグロがいることは分かっていたのだが、潮がゆるいせいかあたりが来なかった。
 そういえば10時ころ珍事件が発生。パラシュートを沈める途中で道糸がペラに絡んでしまった。約50分ほどをロスしてしまったが、周りでは釣れてる様子もなかったので一安心。
 全く釣れそうにないので、カジキ狙いでトローリングをやってみるという案も浮上したが、最低限600mほどは道糸が必要とのことで、私のタックルでは役不足であった。残念。

 昼過ぎに、くに丸がふかせで50Kg級のキハダを釣り上げたのでふかせもやってみた。ふかせをやっている最中に鳥が騒ぎはじめ、大型のキハダらしき魚が跳ねたのを確認することもできたのだが、あたりはこなかった。ふかせでは10Kg以上のマグロを未だに釣り上げたことがない。
 14時ころ釣れなくてもよいからパヤオ近傍にてメバチジギングをやりたいと提案したものの、一流しでギブアップ。暑いし、多重潮になっているせいかしゃくるジグが非常に重く感じられた。深さも100m以上沈める必要あった。私が珍しく一瞬でギブアップしたので船長も笑っていた。

 その後はパラシュートをやることに。流すごとに魚探に反応が現れるので魚影は濃いようだった。17時になり、最後の一投。反応があるのに全く食わないため、完全に諦めていた。一人で沖に出たのがまずかったかな・・・、妻に悪いことしたかな・・・と思っていた17時10分に何とあたり。ドラグも出されたのでそれなりのサイズのようだ。オニューのイエローフィン専用竿で初めてやりとりを行った。これまで使用していたブルーフィンに比較して随分柔らかい。その分、やり取りは非常に楽しかった。もちろん、それなりのパワーはある。フカセ専用竿とはいえ、50Kgオーバーをターゲットとした竿だ。それなりに体を仕上げていったため、良型キハダとやりとりするのは快感であった。最後の一投のため、多少体を酷使してもよいと思い、ハーネス無しで最後までやり取りした。スタンディングとはいえ120mほどから18分も要した。すごく良型かと期待したが、33Kgのキハダであり、やり取りで感じたほどは良型ではなかった。とはいえ、初日としては満足のいくサイズである。竿が柔らかいために多少時間を要したのかもしれなかった。ぼうずを完全に覚悟していたためにまさに奇跡的な一匹であった。今年はやはりついている。
 キハダを取り込む最中にキハダにまとわりつくように泳いでいる魚を確認した。これが何とブルーマーリン。フカセのしかけに、釣り上げておいた鰹を餌にして流せばカジキが釣れる可能性もあったようだが、カジキはすぐに居なくなった。今回の釣行でカジキも釣れるのではと二日目に対する期待が非常に高まった。

【釣果】
パラシュート
(キビナゴ等)
私の釣果
 ・キハダ1  :  135cm−33Kg
 ・キメジ2   :  50、40cm
 ・本ガツオ1 :  40cm
妻の釣果 
 無し

【タックル】
竿 : アルファタックル HQイエローフィン50Lb
リール : ダイワ シーラインSLD−30U(PE10号×450m)

【写真1】オニューの竿と凪いだ海

【写真2】33Kgキハダ

【写真3】記念撮影

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