【第9回 久米島釣行記 釣行二日目 2006年8月03日】

 二日目は夫婦で船に乗ることができた。予報では波1mであったが、風が少々吹いており、沖はそれなりに波が大きかった。相模湾の感覚では、波2〜2.5mほどあったと思う。

 本日も7番パヤオを目指した。移動中に酔い止めを飲んだ。私は久米島でしか酔い止めを飲まない。朝一に時合がくるため、一般人に開放される午前8時から釣り開始できるよう朝6時に港を出港した。
 パヤオに着くなり、唖然とした。既に8隻の船が居た。我らの後からも船がやってきたため、合計10隻の船でマグロを狙うことに。確率が低そうであり、悪い予感がした。事実、期待の朝一はからぶりに終わった。渋い中で何とか一匹を釣り上げる釣りになりそうな予感がした9時半すぎ、私の竿にあたり。裏でジギングをしていた最中のこと。棚は200m。最初は10Kg級かと思った。ところが、100mをきってから次第に引きが強くなり、50mからはほとんど上がらなくなった。大型ほど最初はしかけを甘くみるためフルパワーを出さないことが多いとのこと。ファイトタイムが20分を超えたところで50Kg級であることを確信した。竿を立てすぎると折れてしまう気がしたので竿を気遣いながらのやり取りを実施した。今日もハーネスをつけなかったので、結構疲れたが、32分のファイトタイムにて無事上げることができたのは、本当に50Kg級のキハダであった。上がった瞬間は両手で万歳してしまった。このサイズが釣れるのは本当に感動もの。また、ハーネスなしで上げることができたのは結構自信になった。50Kgは、私の久米島釣行の中でもNo.2のサイズ。今年の五月に妻が釣ったのと同一サイズだ。疲れたとはいえ、意外と余力も残っており、次の一匹に期待が高まった。
 その後、沈黙が続いた。他船でも釣果は出てないようだった。諦めかけた14時半ころ、再度私の竿にあたり。もし私の竿にあたりがきたときは、今回、一度もやり取りを楽しんでいない妻に譲ろうかとも思っていたが、あたりが来た瞬間は、体が自然に動いてしまい、気づいてみれば自分がやり取りを実施していた。これも棚は200m。160mの深さで物凄い抵抗を受け、なかなか上がらなかった。昔の私ならここでへこたれたかもしれなかったが、何とか我慢すれば次第に上がってくることは分かっていたので必死に耐えた。抵抗された時間が結構長かったが、次第に上がるようになった。残り50m付近からもかなりの抵抗にあったが、本釣行の最後のやり取りになりそうだったので、体が壊れてもよいと開きなおってやり取りし、30分の短時間で上げることができた。細身の個体であったが、40Kg級の良型であった。これもハーネスなしで上げた。後でビデオを見たら、結構なさけない格好でやり取りしていたようだが、一日に二匹の良型キハダをハーネスなしで上げることができたのは相当に自信につながったと思う。

 二匹目のキハダを処理しおえた後、残り1時間半の勝負となった。私の竿に当たりがきても妻に譲ることにした。反応は結構あった。ところが・・・、このままあたりなく17時が来てしまい終了となった。二匹目は妻に譲ってもよかったと少し反省した。でも前向きな妻は次回があると思っているらしく、10月にも最釣行することを計画している。マグロとは・・・我々夫婦の人生そのものになっている気がしてならない。

【釣果】
パラシュート
(ムロアジ等)
私の釣果
 ・キハダ2 : 155cm−50Kg
          160cm−41Kg
 ・キメジ2  : 60、40cm
 ・ツムブリ2 : 80cm
妻の釣果 
 キメジ、ツムブリ
ジギング
(スキル128g青)
私の釣果
 ・キメジ1  : 60cm
妻の釣果 
 無し

【タックル】
〈餌〉
竿 : アルファタックル HQイエローフィン50Lb
リール : ダイワ シーラインSLD−30U(PE10号×450m)
〈ジギング〉
竿 : シマノ ゲーム タイプJ S5107R
リール : 02バイオマスター8000PG(PE4号×250m + ナイロン30号×10m)

【写真1】一匹目、50Kgのキハダ

【写真2】二匹目、41Kgのキハダ

【写真3】記念撮影

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