
オーディオ・ファンには、音楽を聴くのが好きなのか?それを再生する機器が好きなのか?よく解からない
人が多いが〜僕の場合は、どちらも大好きだ。特に生演奏を彷彿させる!スピーカーが好き。上座に陣取っ
て、こちらをじっ〜と睨んで居る。音が出ていなくても、その存在感は大きい。それどころか40/30では家臣・
パワーアンプを〜8台(人)も従えて、御影石の下駄を履いて〜ふんぞり返って、こちらを見下ろして居る。
ところが、僕は30頃までは、音楽は聴くものではなく、演奏するものだと思っていた。思い起こすと中学生
の頃、毎日/夢中で聞き入っていた、深夜放送のフォークソング。イヤーフォンを2組繋いだり(我流ステレオ)
_枕元に小型のラジオを2台置いて〜ステージ的に音場や音色のハ〜モニーを愉しんでました。
なかでも、アメリカ系の明音楽が好きで〜フォーク・カントリーロック→ブルーグラスへと、楽器もギターから
〜はじまりドブロ、ペダルスティール、フラマン・フィドル(バイオリン)バンジョーへと、弦楽器は、姿/形は
様々だが、親戚みたいなもので、ピアノや管楽器等とは違って、楽譜や運指の基礎がなくても、とっつき?
易いので〜かたっぱしから、手にして弾いた。学生時代_楽器店は溜まり場だった。。。
24で、はじめて憧れのアメリカに行き、ビーン・ブロッサムのフェス/インディアナ州では、今は亡きビル・
モンロー(ブルー・グラスの父)とステージで、パンハンドル・カントリーを演奏した。
(僕は、ドブロ・ギターを弾いた。もちろんフィドルはケニー・ベイカー)ことは、今でも忘れられない。
楽器をたしなむ方は(身に覚えがあると思うが)努力?と練習が=重なった音色には〜耳で聴くと同時に、
体を伝わる振動(それもハ〜トに響く?)を感じると。特に弦楽器は、お腹に抱えて弾くことが多いので、
尚更だ。しかし三十路を迎える頃になると、家族も増え、練習も思いどうりにはいかず、バンド活動からも、
どんどん〜遠ざかってしまい、、、寂しい想いで〜過ごして居ました。レコードを聴いても、指が反応して〜
うずいてしまい、一緒に演奏していた。。。
そんな時期に、ジャズに出合った!鑑賞音楽への〜入り口になった。多彩な音色のリード楽器との絡み
の何とも云えぬスピ〜ド感。それを支えるベース&ドラムの重低音の躍動感。シンプル(素朴)な音楽も、
それは〜それで愉しめるが、マネのできないレベルの差、音楽としての表現力の違いを聴かせつけられた!
メロディの歌わせ方やスリリングなアドリブとバッキングとの絡み〜感電しそうなパワ〜で聴覚を刺激した。
思い切って(ふっきれて!?)楽器も、レコードも全て、処分した。(自分でも意外な程?未練もなかったし、
むしろマイナーな楽器や音楽に興味をもった〜後輩の為にも、そうしたかった。)今でも殆ど後悔していない
がブルースハープの1・2つ残しておけばよかったか?もう、さすがに指はうずきませんが、口の方が・・・
考えてみると、当時、書店をやっていたのも、幸いしたかもしれない。複雑に進歩・変遷して往ったジャズも、
わかり易く?解説する入門書や、名曲/名盤紹介・・もいっぱい読めたし、CDの時代に至っては、客注と称し
て?自分用に仕入れる事も出来た。スイングジャーナルを参考にセッセと〜CDの注文書をかいたっけ。。
後になって、思い出してみると〜美味しい順に味わって?いったのかも。モチロン自分の生まれた頃1956年
の全盛期のモダンジャズ(20世紀の偉大なる音楽)はリアルタイムには体感できなかったが、かえって〜難解
な時代のジャズも避けられというか?好きなおかずが、最後に残ってたみたいに?一番旨いところ(56〜60年
頃のジャズ)は、アタラシキヲ訪ねて〜フルキヲ知る。が如く〜奇妙な近道を通ってやって来た。
つまり、80年前後、VSOPライブ・アンダーザ・スカイのハンコックやウィントン・マルサリスが、デェビュー
した頃がスタートで、そこからルーツを探って〜時代を遡って、聴いていったわけ?(温故知新)
勿論スピーカーも、レコードも入手困難な時代から、ジャズを紹介されてきた、ジャズ喫茶の親爺さん・・・
趣味をつきつめた、ジャズファンの諸先輩方には、実に頭が下がる想いで、大変感謝しつつ、、御礼申し
上げます。時代もLPレコードからコンパクトディスクCDへと〜幻の名盤もどんどん復刻され、ブームにも
後押しされ、とっつき易くなったぶん、にわかジャズファンも雨後の竹の子の如く?しかし、敷居がちょっと
ばかり_低くなった処で、中身が変わる訳でもない。性分的に、弁当と同じで?好きなものから味わって
いったが〜「100枚聴くまでは、何も云うまい!」 の心意気で聴いた。鼓動がスィン〜グ♪し始めた。
ジャズは、ボーカルも含め〜その音色やニュアンスも多彩だがプロデューサー・レコーディングエンジニア
・デザイナーも、そんなサウンドを後世に、聴き継がせるやうな〜素晴らしい仕事を成し遂げてくれた。
50年前の録音にも拘わらず・・・スピーカーの前にジャケットどおりのジャズメンの姿を見た。夭折して録音も
数少ないミュージシャンの叫び!や貴重なライブ録音にも感化され、どんどん〜深みにはまっていった。
恐れていたとうり〜オーディオ装置は、その後〜益々大きな顔をして、部屋の特等席に鎮座していった!
かれこれ30年近く〜好みの音楽も、変遷して来たが、SPとは両手で足りない位の、出会い!?と別れ〜
があった。インパクトのあるサウンドで(耳ではなく〜body&soulをimpulse!)音楽を聴きたい!とオーディオ
熱も、うなぎのぼり〜食べ歩きじゃないけど、聴き比べ〜歩きもした。時間も、授業料も〜けっこう払ったが、
それ以上の・・・経験・感動!発見・やすらぎ〜満足感をもたらしてくれた。
(趣味の回り道、寄り道はとても愉しいし?・・・道草もそれは〜それで、、、美味しかった。。。)
ひとり/部屋で、聴いていたオーディオ装置/スピーカーですが、店に引っ越して、皆に〜聴いてもらえる
方が〜嬉しそうな顔をしている。(この薄情者め!)事実、店の方が音響的にも空間/構造的にも、余程?
気に入ったのか〜よく唄って♪ご機嫌にスゥイングしてくれます。(この恩知らずが・・・)
しかし、この様に音楽をメイン・メニューにしたカフェ(40/30)をオープンさせてくれた事には、本音は?彼女
(JBL4344)に対して、大感謝しています。実は、彼女は10年程前に、東京のオーディオ店から〜
バージンで?(新品同様のラベルをぶら下げて)僕のところに、養女に来ました。アメリカ国籍の大柄な美人
でしたが、評判どうりの、かなり難しい性分で〜ボーイフレンド(アンプ)の好みも煩く、おまけに?金使いも
粗い放蕩娘でしたが、辛抱づよく、厳しくし躾けたので、名古屋では、ダントツのマルチ・ジャズウーマン?!
に成長しました。(まるで親バカ)・・どうぞ〜僕の自慢の、大箱入り娘を〜聴き(見に)来て下さいな。
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