GSYZ24

24 国際連合と戦後国際政治

 

24-1 国際連盟についての記述として誤っているものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

国際紛争を解決するために必要な措置を勧告する権限がなかった。

国際連盟による制裁は,経済制裁を中心とするものであった。

当時の有力国が,そろって参加したわけではなかった。

総会や理事会の表決方式では,全会一致制を原則としていた。

 24-1 解答

24-2 国連の安全保障理事会についての記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

常任理事国は,国連憲章に明記された10か団である。

非常任理事国には,加盟国が加盟順に就任することになっている。

軍事的強制措置〈武力制裁)に関する兵力の提供方法などにつき,加盟国と協定を結ぶことができる。

「平和のための結集」決議に基づき,侵略を行った加盟国を国連から除名することができる。

 24-2 解答 

24-3 国連創設から現在に至るまでの,安保理の常任理手国と非常任理事国に関する記述として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

安保理の常任理事国と非常任理事国の数はともに変化していない。

安保理の常任理事国の数に変化はないが,非常任理事国の数は増やされた。

安保理の非常任理事国の数に変化はないが,常任理事国の数は中華人民共和国の国連加盟によって増加した。

安保理の常任理事団と非常任理事国の数は,国連加盟国数の増大に合わせていずれも増やされた。

 24-3 解答 

24-4 国連の活動に関する記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

国連総会は世界人権宣言を採択し,加盟国に対してその実施を法的に義務づけた。

国連経済社会理事会で,ドル高解消のために主要国の財政・金融当局が協力することを決めたプラザ合意が成立した。

国連総合は世界貿易機関(WTO)を設立する条約を採択し,すべての国連加盟国がそれに加入した。

国連環境開発合議(地球サミット)の参加国は,地球温暖化問題への対策をまとめた気候変動枠組条約に署名した。

 24-4 解答 

24-5 国際連合による紛争解決に関する記述として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

国連憲章は,自衛のための武力行使を含め,いっさいの武力行使を禁止している。

紛争の平和的解決に失敗した場合,例外として,限定的な武力行使が認められている。

国連において国際の平和と安全の維持に関する主要な責任を負うのは,安全保障理事会である。

交渉による紛争解決に失敗した加盟国は,国際司法裁判所に紛争解決をゆだねなければならない。

 24-5 解答 

24-6 PKO(平和維持活動)の冷戦期における典型的な活動についての記述として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選ベ。

非武装の文民を中心として構成された。

派遣先団の近隣諸国からの要員を中心として構成された。

国連の専門機関による勧告に基づいて派遣された。

紛争当事国の同意を得て派遣された。

  24-6 解答

24-7 PKOの組織や活動に関する原則を述べた文として誤っているものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

活動に参加する要員は,自衛のためにやむを得ない場合を除いて,武力を行使しない。

活動内容は,停戦監視などの軍事的任務と,選挙監視などの民生的任務に大別される。

紛争の激化を防止するため,関係国の同意を得た上で、活動先に派遺される。

派遣される人員は,国連加盟国が常設する待機部隊の中から,国連の割当て方針に従って決定される。

  24-7 解答

24-8 国連改革に関連する最近の動きを記述した文として誤っているものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

民族紛争の激化とともに難民の数が増えており,それに応じて国連の難民救援活動の充実が図られている。

イラクによるクウェート侵攻に対して,安全保障理事会の承認のもとに多国籍軍が派遣された。

安全保障理事会が拒否権で機能停止することを避けるため,常任理事国間で拒否権を放棄しようとする動きがある。

平和維持分野での国連の機構を強化するため,安全保障理事会の常任理事国の数を増やそうとする動きがある。

 24-8 解答 

24-9 冷戦時代に起こった事柄の記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

西側から東側への輸出は,対共産圏輸出統制委員会(COCOM)により設定された輸出禁止品目リストに従って,制限された。

NATOが東側からの武力攻撃を阻むために築いたベルリンの壁は,長い間,東西対立の悲劇を象徴する存在となった。

朝鮮戦争の際に米ソ両軍の直接の戦闘が核戦争の危機を招くことが認識され,両国首脳は緊張緩和のためにホットラインを設けることに合意した。

核兵器の増大を懸念したアメリカは,ソ連に対して戦略兵器を制限するための交渉を提案したが,ソ連側の拒否にあい,実現しないままに終わった。

 24-9 解答 

24-10 東西対立に関連する記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

東西対立は欧米諸国間の問題であり,発展途上国には及ばなかった。

東西対立の時代においても,中ソ対立など陣営内部での対立や衝突がみられた。

日本は「西側」の一員として,NATOく北大西洋条約機構〉に加入している。

米ソがキューバ危機を回避した後,冷戦は終結した。

  24-10 解答

24-11 アメリカやソ連が軍手介入を行った国・地域とは言えないものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

 ① ベトナム      ② アフガニスタン  ③ ハンガリー    ④ 北アイルランド

 24-11 解答 

24-12 欧州における東西冷戦の歴史についての記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

西側への亡命を阻止するなどのために,東ドイツは東西ベルリンの間に壁を築いた。

西側諸国は,ジュネーブ四巨頭会談において,東側との対決姿勢を鮮明にした。

アメリカは,東欧諸国の復興を支援するためにマーシャル・プランを実施した。

東欧および西欧諸国はヘルシンキ宣言を発表し,米ソ超大国からの自立を表明した。

 24-12 解答 

24-13 冷戦期における米国の対外援助に関する記述として適当でないものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

アメリカはマーシャル・プランを発表し,西ヨーロッパ諸国の経済復興を援助した。

第二次世界大戦後のアメリカによる西側諸国への経済援助に対抗して,ソ連は経済相互援助会議(コメコン)を設立した。

アメリカの経済援助をヨーロッパに受け入れるために,ヨーロッパ連合(EU)が設立された。

アメリカの経済援助は,ソ連や他の共産圏諸国対する「封じ込め政策」の一環として行われた。

 24-13 解答 

24-14 1955年のジュネーブ4巨頭会談以降1960年代までの「平和共存」に関連する記述として誤っているものを次の①~④のうちから一つ選ベ。

ソ連の首相が初めてアメリカを訪問した。

ソ両国は,キューバ危機のあと,ホットラインを設置した。

アメリカは,対共産圏輸出統制委員会(COCOM〉 を廃止した。

日本とソ連との間に国交が回復した。

 24-14 解答 

24-15 1970年代の「デタント」に関する記述として正しいものを,つぎの①~④のうちから一つ選べ。

米ソ間の軍事面での緊張は緩和されたが,貿易や投資などの経済交流までは実現しなかった。

米ソは,戦略兵器制限協定によって,軍備を半減することに合意した。

アメリカは,ニクソン・ドクトリンを発表し,ヨーロッパからの撤兵を宣言した。

ソ連は,全欧安保協力会議に参加し,「ヘルシンキ宣言」に署名した。

 24-15 解答 

24-16 冷戦終結後の動向に開する記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。

NATOとワルシャワ条約機構はいずれも解体し,それぞれの加盟国は一致して全欧安全保障協力横構(OSCE)を結成した。

NATOとワルシャワ条約機構はいずれも存続しているが,その兵力は国連軍に編入され,国連の指揮下に置かれている。

NATOは存続し,加盟国数も増大する勢いを見せているのに対し,ワルシャワ条約機構は解体した。

NATOは解体したが,ワルシャワ条約機構は存続し,主として地域紛争への緊急対応にあたっている。

 24-16 解答

 

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