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2 現代社会の特質と青年期の課題

1.現代社会の特質

1.現代社会は情報でつながった社会であり,(1)とよばれている。新開・雑誌やテレビ・ラジオなどの(2)の発達は,多くの情報を多くの受け手に効率よく伝達する(3)を可能にしてきた。

 2.アメリカの経済学者(4)は,(5)次産業としての情報産業の発達をとらえて,現代を脱工業化社会とした。同じく,トフラーは情報革命を人類が行った農業革命,産業革命に匹敵する(6)と指摘した。

 3.ニューメディアとしては,(7)に代表されるコンピュータネットワークや付加価値通信網,高度情報通信システム,CATVなどの多様な形態がある。さらに、テレビ放送も現在のアナログ方式から(8)方式へ変化することで多チャンネル化など新たな変化の段階をむかえている。

 4.情報化社会の展開は,個人の(9)の保護,OA機器の操作からくる疲労による(10 ),コンピュータソフトウェアの著作権などの(11)の保護などの問題も起こしている。

 5.交通や通信の発達は国際化された社会を生み出している。相互に輸出入にたよる経済の(12)関係,情報の共有化や人的交流の活発化がみられる。

 6.現代社会は大衆社会である。リースマンは『(13)』のなかで連帯感の希薄な社会を指摘した。フロムは『(14)』のなかで大衆民主主義の問題を指摘した。

 7.現代社会は管理された社会であり,その中で人間性を喪失した(15 )の状況がみられる。

 2.青年期

 1.わたしたちは子どもでもなければ大人でもない。この時期は(16)とよばれていて,だいたいのところ,(17)歳からのおよそ10年間をそういっている。この時期はどう行動してよいかがわからず,いらいらがつのる。青年が(18 )に陥りやすいのもこのためである。こうした子どもでもない大人でもない立場にある人をレヴインは(19)というが,子ども,大人どちらの立場での行動のしかたも敏感になるのが特徴である。

 2.子どもから大人へなるに際して,大人としての認知する儀礼することを(20)といい,日本語では通過儀礼と訳している。一方,マーガレットミードは(21)島の調査から,この島では青年期の葛藤がない社会であるとの報告をしている。

 3.大人になることには,(22)的自立,技能を持つこと,問題解決能力,文化の豊かさを持つこと,(23)の能力を持つことなどがあげられる。

 4.「第二の誕生」とは,青年が自我に目ざめて自立することをフランスの(24)が表現したことばである。

 5.エリクソンは人生の幼少期−青年期−成人期−老年期の人生の周期を(25)といい,ぞれぞれの課題があるとした。しかし,青年期で大人としての課題の達成をあとまわしにする傾向,いわゆる(26)傾向があることを指摘している。

 6.青年期は心理的に離乳期でもあるこの時代には(27)期といわれる親からの精神的に独立するためにおこす反抗の状態がみられる。ゲーテは青年期を「(28)の時代」といっている。

 7.(29)は精神分析をはじめた。欲求不満に対しての適応をすることを防衛反応という。もっともらしい理由付けをして,自己を正当化することを(30)という。満たされない欲求を相手の欲求とすり替えることを(31),本当は好きなのに嫌いであるような反対の態度をとる(32),欲求が満たされないときに幼少期の行動をする(33),類似の欲求に本来の欲求を振り向けようとする(34),不安や苦悩の原因を無意識のうちに閉じこめてしまう(35),満たされない欲求を満たしている他人に自分を重複させる(36),欲求を社会的に認知されている価値に置き換えて実現する(37)などがあるとした。

 3.青年期の課題(生きがいの追及

1.パーソナリティとは人格をあらわすことばであるが,その語源は仮面をあらわすことばである(38)に由来する。

2.性格の類型として(39)はやせ型,肥満型,筋肉型の3つに分類し,やせ型は(40)気質,肥満型は循環気質,筋肉型は(41)気質といった。一方,内向性と外向性に分類したのは(42)である。

3.青年期は自我の形成を行う時期である。(43)は青年期の発達課題として,(44)の形成をあげている。

4.職業は「生きがい」として自己実現をし,生活のために収入を得,自己の能力を社会に生かし,社会的役割を果たすことである。プロテスタントではこうした意味を込めて職業のことを「(45)」といっている。

5.社会参加をすることも青年期の課題である。ボランティア活動などもそのひとつである。ボランティアとは(46)で,自主的に社会のために奉仕する社会的行動である。

6.青年期の若者が大人文化へ対抗してつくっている文化を(47)という。これらのなかには反社会的なものや未熟な価値観によるものもみられる。その中にはスチューデント=アパシーという反抗的,否定的な文化もふくまれている。

7.青年期は生きがいの探求をすべき時期であるが,一方で三無主義といわれる無責任,(48),(49)がみられ,現代社会の青年の問題と指摘されている。

8.青少年の犯罪行為などの(50)や青少年のいじめ問題なども社会問題化している。

 

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