SC07
7 日本経済の現状
1.戦後日本経済の流れ
1.戦後の復興過程において,政府は資金と資材を鉄鋼・石炭・電力・肥料の基幹産業に重点的に配分する(1)方式を採用し,その資金を(2)が担当した。
2.1949年ドッジ=ラインにより,ドルの円に対する為替レートは1ドル=(3)円に固定された。
3.1950年にはじまった(4)の特需によって,第二次世界大戦後の日本経済の復興にはずみがつき,50年代半ばには鉱工業生産は戦前水準を超えた。
4.1960年に政府が発表した(5)は高度経済成長に拍車をかけて,60年代半ば日本は貿易黒字国になった。
5.国民総生産の対前年比は1970年まで年平均(6)%以上の高成長を続け,1968年,資本主義国のなかで(7)に次いで第二位の経済大国となった。
6.高度成長前半には「三種の神器」といわれたテレビ・電気洗濯機・(8),後半には「3C」といわれたカラーテレビ・クーラー・(9)などの耐久消費財が普及した。
7.高度成長は,「投資が投資をよぶ」と言われた活発な民間(10)主導で,国民の高い(11)をもとにした民間銀行からのオーバーローンが資金となった。
8.高度成長期の景気循環は,好況による輸入増加で国際収支が悪化し,それに対する金融引き締めで景気が後退した。これを「(12)」といった。
9.1970年代の石油危機により74年に経済成長率は(13)に転じ,産業構造の再編をせまられた企業は,(14)と新たな技術革新によって製品の国際競争力を高め,輸出の拡大をはかった。
10.1980年代半ばのプラザ合意以後,円高が急速に進行し,日本経済は一時(15)に陥った。
11.1980年代後半には,これまでにない低金利のもとで,株価や地価などの(16)の上昇による(17 )とよばれる好景気が到来した。
12.バブル経済崩壊によって,多額の不良債権を抱えて事実上倒産し,村山内閣時に税金を投入して資産整理が行われた企業群を(18)という。
13.戦後急速な経済成長をとげたわが国の社会・経済システムも,近年にいたってその制度疲労が目に付くようになり,(19)というキーワードが叫ばれている。
14.平成不況を乗り切るために,企業は不採算部門の整理や労働者の配置転換・削減などの(20)を行っている。
2.産業構造の変化
1.経済の発展にともなって,第一次産業の比重が(21)し,第二次産業や第三次産業の重要性が(22 )する傾向が,多くの国でみられる。
2.高度成長期の産業構造の変化をみると,繊維や食品などの(23)中心の産業構造から,鉄鋼や石油などの(24)中心の産業構造へと変化した。
3.日本では,オイルショック以降,第二次産業の内部で,(25 )型産業から軽薄短小・省エネルギー型産業へ比重が移っている。
4.1980年代の産業構造の変化をみると,鉄鋼・石油化学などの素材産業に代わって,自動車・電気機械などの(26 )型の産業が経済の中心となってきた。
5.近年,知識集約産業や金融・通信・サービス業が重視され経済の(27)化や,第二次産業でも生産部門より企画・技術開発部門が重視される経済の(28)化が進展している。
6.近年,工場へのロボットの導入などの(29 )化,事務部門へのパソコンやFAXなどの導入による(30)化が進展している。
7.消費者が商品を購入した時点で,バーコードによってコンピュータに商品販売状況が入力されるシステムを(31)システムという。
8.OA化の進展にともなって,労働の密度と緊張が増し,(32)が新たな職業病となっている。
3.日本経済の現状
1.近代的で生産性が高い少数の大企業と,生産性が低い多数の中小企業や農業との格差を1957年の『経済白書』は日本経済の(33 )と表現した。
2.中小企業基本法では製造業では従業員数(34 )以下または資本金1億円以下の企業を中小企業としている。
3.1995年,製造業での中小企業は,日本全体の(35)の約90%,(36)の約50%,出荷額の約30%を占めている。
4.中小企業は資本規模が小さいので,労働者一人当たりに投資された機械設備・技術である(37)が大企業と比べて低い。
5.高度な技術や専門知識で,先端技術を製品化したり多様化したニーズに応える事業を行っている中小企業を(38 )という。
6.大企業と中小企業との間には,部品取引や技術指導などをめぐる(39)・系列関係がある。
7.米作を中心とする日本の農業は,国際的にみて土地生産性は(40 )が,労働生産性は(41)という特色を持っている。
8.高度成長期以降,就業者数に占める農業人口の割合は一貫して低下し,(42)農家の比率が増加した。
9.1961年には自立的農家の育成を目的とする(43)が制定され,畜産・野菜・果実などへの農業生産の選択的拡大や農業構造の改善がはかられた。
10.農業生産の高度化にともない,農業所得の増大に結びつかない機械化による(44)や,(45)の大量使用による周囲の生態系への悪影響などの弊害が生じている。
11.日本は,1988年の(46)の輸入自由化に続き,1991年からのガットのウルグアイ=ラウンドでは(47 )の輸入自由化を認めた。