SC08

8 国民経済と政府の経済活動

 1.国民所得と経済成長

1.二重計算を遜るために,一定期間に生産された総生産額から原材料や中間生産物の価値を差し引いたものを(1)という。

2GNPから生産活動にともなって発生した(2)分を差し引いたものを国民純生産という。

3.国民純生産から(3)を差し引き,政府から受け取った(4)を加えたものを国民所得という。

4GNPから海外からの利子や賃金などの所得を差し引き,海外に送金される利子や賃金などの所得を加えたものを(5 )という。

5.一国の経済規模を表す指標として,日本経済の国際化が進んできた今日では,国民総生産にかわって(6)という指標がよく用いられるようになってきた。

6.貨幣価値の持続的下落を(7)といい,退職者などの年金生活者は実質所得が(8)し,銀行から借入れを行っている企業は債務負担が(9)する。

7.国民所得には生産・分配・支出の3面があるがこの3つが等しいことを,国民所得の(10)の原則という。

8.支出国民所得は,政府消費と民間消費の消費支出と,(11)からなっている。

9.国民総生産から公害や都市化にともなう費用を差し引き,家事労働や余暇時間の価値を加えた指標を(12)(NNW)という。

10.第二次石油危機から1980年代の初頭にかけて,欧米諸国は物価上昇と失業・生産停滞が同時に進行する(13)に悩まされた。

11.資本主義経済は,単純に拡大・発展をたどるのではなく,上昇と下降を繰り返しながら次第に成長するが,これを(14)という。

12.(15)のときには,企業は積極的に投資を拡大し,企業の生産増加と家計の消費増加がうまくかみ合って経済は拡大する。

13.(16)のときには,商品の売れ行きが鈍り・企業は売れ残りの在庫を抱え,投資を控えるので生産が縮小し,結果として企業の倒産が増え,家計支出も減少する。

141929年のニューヨークの株式市場の株価大暴落に端を発したときのように,景気後退がきわめて急激におこり,不況の状態が非常に深刻な場合を(17)という。

 2.租税と財政

1.生活必需品に課せられる(18 )は,ともすれば低所得者ほど負担が相対的に重くなるため,(19)ともいえる。

2.(20)とは,所得額が大きくなるにつれて税率が高くなる課税制度である。

3.消費税には中小零細の事業者に対する(21)制度や,必要最小限の非課税品目が認められている。

4.財政の機能として,社会資本や公共サービスの供給,(22),景気変動をならし,失業を減らしたりインフレーションを回避することがあげられる。

5.政府の行う(23)には,主権の行使に直接関係する外交や裁判,義務教育,国民の安全や便宜をはかるための道路や河川の維持・管理などがある。

6.勤労者が負担し高齢者に支給されるという方式の年金は,(24)の所得再分配の役割を果たす。

7.「経済大国」から「生活大国」への転換をめざして,輸送施設や電力施設などの生産関連社会資本だけでなく,住宅や公園などの(25)の充実がもとめられている。

8・失業を減少させようとする場合には,政府は(26)を拡大するため,財政支出を増加させる。

9.27)は,民間の経済を活性化するために,不況対策として採られる財政政策である。

10.政府の経済政策は,農協や日本医師会などの(28)の影響を受けることによって,偏ったものとなることもある。

11.独占禁止政策が要請される理由のひとつは,独占や寡占が(29)をゆがめて経済の効率と公正を損なうことである。

12.1970年代に歳出が急膨張した要因は,高度成長期以来はじめてマイナス成長となったこともあり,景気対策がもとめられ,(30)関係費が増大したことである。

13.1980年代の財政再建に関連して,行財政改革の推進のために,(31)が設置された。

14.財政法では,国債発行について公共事業などに限定するという(32)の原則,国債の日銀引き受けを禁止するという(33)の原則が定められている。

 

3.通貨制度と金融

1.中央銀行が通貨の発行量を調整する現在の通貨制度を(34)制度というが,現実の経済状況に見合った通貨供給ができるという長所と貨幣価値の安定性が失われて,(35)を招きやすいという欠点がある。

2.高度成長期には,企業の資本調達は銀行からの借入れの(36)方式が主だった。

3.企業の資本調達には,銀行からの借入れや株式の発行の他には,(37)を発行して直接金融市場から資金を借り入れる方式がある。

4.38)を発行して集めた資本は,利潤の一部を配当するだけで,返済する必要がない。

5.民間部門が保有する現金通貨に(39)を加えたものをMl,これに(40)を加えたものをM2M2に譲渡性預金を加えたものをマネーサプライという。

6.市中銀行の預金量から支払準備金を引いた残りを企業に貸し出しする操作を繰り返すことによって,(41)を生み出すことを(42)という。

7.インフレーションに対し中央銀行は,公開市場操作として(43)を行う。

8.不況期には貨幣の需要が減るので,中央銀行は,不況対策として金利を(44)るなどして貨幣需要を増やそうとする。

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