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第1編 青年期と人間としてのあり方・生き方

1章 青年期の課題と自己形成

2. 青年期の意義と課題

 

(1) 児童期から青年期への移行過程において最も顕著な身体的変化としての第二次性徴が発現するが,精神的動揺の著しいこの時期を特別に[ ]という。

@ 思春期 A 疾風怒涛 B 青年中期 C 精神的離乳

 

(2) 子どもでもおとなでもなく,その両方の世界に所属していることから,社会の中で極めて不安定な位置にある青年期の特徴を[]という。ドイツの社会心理学者K.レヴィンが提唱した。

@ 普遍人 A 清明人 B 不安定人 C 境界人

 

(3) ルソーはその著書『エミール』のなかで,青年期を[]と規定し,「一回目は存在するために,二回目は生きるために」すると表現した。

@ 一般意志 A 自然に帰れ B 第二の誕生 C 全体意志

 

(4) 青年期において,他人とは異なる自分の存在を意識(この自覚的個人としての意識を自我意職という)し,自己の人生の意味を考えはじめることを[]という。

@ 精神的離乳 A 自我分裂 B 第二の誕生 C 自我のめざめ

 

(5) 青年がおとなの保護や監督のもとから精神的に離脱していく過程を,ホリングワースは[]と表現した。

@ 精神的離乳 A 自我分裂 B 第二の誕生 C 自我のめざめ

 

(6) 自我のめざめから,おとなや権威に反発・抵抗する時期を[]といい,2〜4歳ごろのそれと区別する。

@ 第二の誕生 A 自我分裂 B 疾風怒涛 C 第二反抗期

 

(7) ゲーテらのロマン主義文学運動のシュトゥルム=ウント=ドラングから,青年期を[]の時代という。感情の起伏が激しく,極端から極端へ動くような特徴を表す用語として用いられる。

@ 疾風怒涛 A 自我分裂 B 第二反抗 C 境界人

 

(8) 青年期は,成年になるための準備期間であり,一定の役割や義務が免除され猶予される期間である。この時期を[]という。この概念を提唱したのはE.H.エリクソンである。

@ アイデンティティ  A モラトリアム B コンフリクト   C プレ青年期

 

(9) 青年期における自信過剰に陥りやすい感情と対になり,自分の能力不足を認識したとき,陥りやすい感情が[]である。

@ 劣等感 A 優越感 B 自我分裂 C 精神分裂

   

(10) 人間が社会的に健全な形で成長するため,乳幼児期,児童期,青年期等のそれぞれの段階で達成すべき内容を総称して]という。

@ 自我同一性 A 合理的解決 B 適応規制 C 発達課題

 

(11) 青年期の発達課題として,身体的変化への適応,両親からの精神的な独立,情緒的安定,]等がある。

@ 配偶者の選択 A 就職 B 人生観の確立 C 同輩集団の形成

 

(12) 自分らしい生き方を実現するために不可欠な,自分は自分であり,真の自分は不変であるという感覚を確立することを]の確立という。

@ アイデンティティ  A マージナルマン B パーソナリティ  C コンフリクト

 

(13) アイデンティティの確立を自己と自己の所属する集団との一体感の確立として説明した,アメリカの心理学者は[]である。

@ レヴィン A フロイト B エリクソン C オルポート

 

(14) 青年が,将来の準備期間として,社会的な義務の遂行を猶予または免除されていることをエリクソンは[]と表現した。

@ モラトリアム  A マージナルマン B プレ青年期  C 発達課題

(15) 意識的に,卒業延期・留年するなどして,社会的な集団に所属することを自ら延期する現代日本の青年を[]という。

@ グライダー人間  A 青い鳥症候群 B モラトリアム人間 C ピーターパン症候群

 

(16) 周囲に甘やかされて育った青年男性が,おとなとしての義務遂行を拒否し,子どものままでいようとする現象を,アメリカの心理学者ダン=カイリーは[]とよんだ。

@ グライダー人間  A 青い鳥症候群 B モラトリアム人間 C ピーターパン症候群

 

(17) 既成文化への反発の面を持ち,青年特有の内的なエネルギーによってつくられる,青年独自の考え方や行動様式を[]という。

@ 青年文化 A 対抗文化 B 非行文化 C 犯罪文化

 

(18) 青年のエネルギーは行き場を失い,無気力・無関心・無感動という消極的な[]に陥る場合がある。

@ 反社会的行為 A 逃避的行動 B アパシー C 三無主義

 

 

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