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第1編 青年期と人間としてのあり方・生き方
1章 青年期の課題と自己形成
3. 欲求と個性の形成
(1)食欲・性欲・睡眠欲のように,人間に限らず動物一般にも見られる,身体にかかわる欲求を[答 ]という。
@ 二次的欲求 A 社会的欲求 B 生理的欲求 C 生存欲求
(2)自己の個性の実現をはかることや他人に認められることを願う欲求を[答 ]という。
@ 一次的欲求 A 生理的欲求 B 生存欲求 C 社会的欲求
(3)二つ以上の相反する欲求があって,どちらにしてよいかを決めかねるような場合を[答 ]という。「接近−接近」,「回避−回避」,「接近−回避」の3つのパターンがある。
@ フラストレーション Aトレランス B モラトリアム C コンフリクト
(4)欲求が何らかの理由によって妨げられ,心の緊張度が高まり不安定になった状態を[答 ]という。
@ フラストレーション Aトレランス B テンション C コンフリクト
(5)欲求不満に陥りやすいかいなかは,[答 ]のあるなしによって左右される。
@ フラストレーション Aトレランス B モラトリアム C コンフリクト
(6)欲求間の葛藤や欲求不満に対処して,外的世界に対応できるようにする働きを[答 ]という。
@ 順応 A 適応 B 合理化 C 同一化
(7)適応の一つで,試験に失敗したとき実力をつけて再挑戦するように,筋道の通った行動をとって欲求を満たす場合を[答 ]という。
@ 近道反応 A 合理的解決 B 防衛機制 C 合理化
(8)適応の一つで,本来的な欲求を満たさず,てっとりばやく欲求不満の状態を解消する行動をとることを[答 ]という。
@ 近道反応 A 合理的解決 B 防衛機制 C 合理化
(9)欲求間の葛藤や欲求不満に当面したとき,自分を守ろうとして自動的にとられる意識内部の適応の仕方を[答 ]という。
@ 近道反応 A 合理的解決 B 防衛機制 C 合理化
(10)防衛機制のうち,社会的に許されない欲求や衝動を,無意識的に阻止することを[答 ]という。不快な記憶も意識化しないように働く。
@ 抑止 A 無意識化 B 疎外 C 抑圧
(11)防衛機制の一つで,自己の失敗や欠点を他人や制度のせいにしたり,理屈づけることで,不安から逃れることを[答 ]という。
@ 合理化 A 逃避 B 失敗反応 C 投射
(12)合理化の例で,木になるぶどうに手が届かない狐が,あのぶどうは酸っぱいとけちをつけることを[答 ]の論理という。
@ すっぱいぶどう A 狐の反応 B 甘いレモン C イソップ
(13)合理化の例で,自分が持っているつまらないものを他人に指摘されたときに働くのが[答 ]の論理である。
@ すっぱいぶどう A 狐の反応 B 甘いレモン Cイソップ
(14)防衛機制の一つで,ドラマを見て,自分がその主人公になった気分になり,欲求を満足させることを[答 ]という。
@ 投射 A 合理化 B補償 C 同一視
(15)防衛機制の一つで,好きだという感情を素直に表現できないために,好きな子を逆にいじめてしまうようなことを[答 ]という。
@ 合理化 A 退行 B 代償 C 反動形成
(16)防衛機制の一つで,子どものいない人が子どもの代わりに犬をかわいがるように,ある目的の達成が困難なときその目的に類似した他の目的を目指すことにより満足することを[答 ]という。
@ 代償 A 退行 B 同一視 C 投射
(17)広い意味では代償行動であるが,スポーツの苦手な子が勉強で頑張るように,とくにある面における欠点を補おうとして他の面で優越しようとする行動を[答 ]という。
@ 補償 A 投射 B 同一視 C 合理化
(18)防衛機制の一つで,失恋した作家が創作に没頭するように,満たされない欲求(とくに性に関する場合)を,文学や芸術などのより高度な社会的価値のある目標に置き換えて努力することを[答 ]という。
@ 昇華 A 投射 B 同一視 C 反動形成
(19)防衛機制の一つで,新しく弟妹の生まれた幼児が,母親に甘えたい欲求を満足させるために,赤ちゃんのころの行動に逆戻りするように,人間の発達段階にふさわしくない行動を
@ 投射 A 反動形成 B 同一視 C 退行
(20)人間の行動や思考傾向の総体を[答 ]という。
@ 気質 A 特質 B 能力 C 性格
(21)夢判断や自由連想法によって,人間の抑圧された記憶を引き出す精神分析の手法を開発し,深層心理学を確立した,オーストリアの精神科医は[答 ]である。
@ フロイト A ユング Bクレッチマー C エリクソン
(22)フロイトの影響で,精神分析の指導者となり,人間の性格を関心の方向から二つに分類した,スイスの精神科医は[答 ]である。
@ オルポート A ユング Bクレッチマー C エリクソン
(23)ユングは,「内気で繊細な神経をもち,関心が自己の内面に集中する」タイプと,「陽気かつ行動的で,外部の客観的なものに関心が傾く」タイプに性格を類型したが,後者を[答 ] という。
@ 分裂型 A 躁うつ型 B 外向型 C 内向型
(24)人間の能動性や目的追求的な点を強調し,「成熟した人格」として,自己の拡大,自己の客観視,人生観をもつこと,をあげたアメリカの社会心理学者は[答 ]である。
@ エリクソン A オルポート B シュプランガー C タン=カイリー
(25)パーソナリティの3要素のうち,欲求を満たすための知能や技能は能力であり,先天的に形成されている情意的側面は[答 ]であり,その人独自の感情的・意志的な行動の仕方・考え方を総称したものは性格である。
@ 感情 A 情緒 B 感性 C 気質
(26)ドイツの心理学者[答 ]は,「理論追求に関心」を示す理論型,「利益・富・金の追求に関心」を示す経済型,「美を求めることに関心」を示す審美型,「いかに生きるか,死の問題に関心」を示す宗教型,「政治・支配欲に関心」を示す権力型,「福祉・奉仕等に関心」を示す社会型の6つに性格を分類した。
@ エリクソン A オルポート B シュプランガー C ダン=カイリー
(27)ドイツの精神病理学者で,体型と気質との関連性を研究したのは[答 ]である。
@ フロイト A ユング B クレッチマー C エリクソン
(28)クレッチマーによれば,体型が「肥満型」は「社交的でこだわりがなく,愉快と憂鬱が周期的」な躁うつ質であり,体型が「細長型」の場合は「非社交的で,心に内と外がある」と いう[答 ]であり,体型が「闘士型」では「凡帳面できれい好き,義理がたい」というてんかん賃となる。