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第1編 青年期と人間としてのあり方・生き方
2章 人間としての自覚
8.
道家
(1)孔孟に対し,人為的な作為を退けるのが老荘の立場で,中国の思想には珍しく,形而上学的であり,宇宙万物の根源で一切のものがそこから生じそこに帰る[答 ],または有を有たらしめるもので,絶対的・無限定的な無を思想の中核とする。
@ 梵 A 天地 B 道 C
無我
(2)老子は作為を捨てて自然に従って生きる[答 ]を説いた。
@ 無為自然 A 不動心 B 無感動 C 無我
(3)無為自然にもとづく生き方で,常に人の下手にでて人と争わない態度を柔弱謙下という。そして「上善は[答 ]の如し」という。
@ 嬰児 A 水 B 自然 C 空
(4)「道の道とすべきは,常の道に非ず」とは,たとえば儒家などでいわれている[答 ]の道などは,真の道ではないの意である。
@ 自然 A 天地 B 人工 C 人倫
(5)老子は「大道廃れて[答 ]あり,智恵出でて大偽あり」といって一切の人為的なものを捨てなければならないと述べた。
@ 廃墟 A 作為 B 混乱 C 仁義
(6)孔子の人倫の道に対して,老子は自然の大道・無為自然の道を説き,政治面において[答 ]を理想とした。
@ 逍遥遊 A 王道政治 B 小国寡民 C 無用の用
(7)荘子は現実の相対性をこえた道を体得し,一切の人間的なはからいを捨て去り,絶対的自由の境地に遊ぶ人を[答 ]とよんだ。
@ 真人 A 君子 B 大人 C 長考
(8)「いつか荘周は,夢のなかで[答 ]になっていた」とは夢も現実もその差別は相対的で,無差別なものであるの意である。
@
嬰児 A 渓声 B 猿 C 胡蝶
(9)朱子学でいう,宇宙の根本原理と,存在界を構成するガス・エネルギーとの二元によって,万物の現象を説明しようとする説を[答 ]二元論という。
@ 理気 A 物心 B 霊肉 C 身心
(10) 朱子は,万物の根元を理と名付け,それに基づいて陰陽の[答 ]が生成し,宇宙の万物が運行していると考えた。
@ 梵 A 我 B 道 C 気
(11) 理は善に向かう[答 ]の性としてあらわれ,気は悪に向かう気質の性(情欲)としてあらわれる。
@ 四端 A 本質 B 本然 C 四徳
(12)朱子の思想の中心で,自分の知をきわめようと思えば,物についての理をきわめなければならないとする考え方で,四書の一つ『大学』にあることばは[答 ]である。
@ 万物斉同 A 身心脱落 B 自然法爾 C 格物致知
(13)朱子の説いた修養法の一つで,雑念を交えず,心を引き締めて,理につつしみ従うことを[答 ]という。
@ 禅定 A 知慧 B 持戒 C 居敬
(14)朱子の中心思想で,心を統一して自己本来の性に立ち帰り,宇宙万物の理をきわめ,心の本来の姿を発揮することを[答 ]という。
@ 居敬窮理 A 身心脱落 B 本来面目 C 万物斉同
(15)朱子に対して明の王陽明は,[答 ]の説を唱えて,理と気の二元論に反対して,一元論を主張した。
@ 性即理 A 気即理 B 気即性 C 心即理
(16) 認識と実践は同じものであり不可分であるとする王陽明の実践主義を示す思想を[答 ]という。
@ 知徳合一 A 知行合一 B 福徳一致 C 修証−如
(17)人間の心の奥底にある先天的な善悪是非の判断力,論理的な感受性,行為の自律的な規範の実現を[答 ]という。
@ 致良知 A 愛敬 B 仁愛 C 正直
(18) 王陽明は,人間の本性に[答 ]があり,これが善に向かってただちに行動によってあらわれるとし,知と行はつねに一つであるとし,知行合一説を説いた。
@ 四端 A 仁愛 B 本然の性 C 良知良能