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第2編 現代社会と倫理 2章 現代を生きる倫理
5.現代の新思想
39. 現代の新思想
(1)[答 ]学派は,1924年に開設された「社会研究所」に関係した人々の集団であり,現代社会を哲学・文学・心理学・社会学などの諸学問が取り扱う種々の文化領域の相互連関のなかで総体的に解明しようとした。
@ フランクフルト A シカゴ B フロイト C ヘーゲル
(2)ドイツの思想家で,フランクフルト学派のひとりとして活躍し,否定の弁証法という概念によって現代文明の矛盾を批判し克服しようとした人物は[答 ]である。
@ ホルクハイマー A マルクーゼ B アドルノ C フロム
(3)生存のために自由や主体性を放棄し,ファシズムに対して無批判的な支持を与えるようになる人間精神のあり方をアドルノは[答 ]とよんだ。
@ 権力への意志 A 全体主義的性格 B 政治的無関心 C 権威主義的性格
(4)近代合理主義が人間及び自然を画一化・規格化する管理主義へと逆転したことを明らかにし,批判理論によって現代社会の矛盾を解明しようとしたフランクフルト学派の哲学者は[答 ]である。
@ ホルクハイマー A マルクーゼ B アドルノ C フロム
(5)人間精神を呪術や神話から脱却させて恐怖から解放するはずの理性による啓蒙が逆に人間を抑圧し疎外するものとなった状況を明らかにしたアドルノとホルクハイマーの共著は 『[答 ]』である。
@ 啓蒙の弁証法 A 否定の弁証法 B 弁証法的理性批判 C 実践理性批判
(6)精神分析とマルクス主義の社会理論を接合し,ナチズムを支える大衆心理を「自由からの逃走」という観点から分析したフランクフルト学派の社会心理学者は[答 ]である。
@ ホルクハイマー A マルクーゼ B アドルノ C フロム
(7)[答 ]は,先進産業社会のテクノロジーの発達が,個人の欲求や願望までも決定し,社会を全体主義化する傾向をもつことを主著『一次元的人間』で明らかにした。
@ ホルクハイマー A マルクーゼ B アドルノ C フロム
(8)19世紀のドイツの歴史家シュベンダラーはその主著『[答 ]』で,ヨーロッパ文明の繁栄と没落をローマ帝国の歴史に重ね合わせて説いた。
@ 啓蒙の弁証法 A 野生の思考 B 夜と霧 C 西洋の没落
(9)世界史を21の文明圏に分けて,それぞれが有機体として動き,他の文明との接触による変化を歴史形成の重要点と考え,ヨーロッパ中心の進歩史観を批判したイギリスの歴史学者は[答 ]である。
@ シュベングラー Aトインビー B オルテガ C フランクル
(10) 1960年代のフランスを中心に始まった学問潮流で,言語学の分野で成立した方法論を人類学に応用することによって未開社会や文明社会に共通する象徴的な規則性を見つけ出した 思想を[答 ]という。
@ 批判主義 A 機能主義 B 理性主義 C 構造主義
(11)[答 ]は,現代フランスの社会人類学者であり構造主義の祖とよばれ,未開社会の思考に体系性を発見した。
@ ベネディクト A レヴィ=ストロース B サルトル C ウェーバー
(12) レヴィ=ストロースの主著で,未開人の世界認識が分類や比喩によるものであり,文明社会にも共通する思考様式であることを主張する書物は『[答 ]』である。
@ 啓蒙の弁証法 A 野生の思考 B 夜と霧 C 西洋の没落
(13) 現代社会において「人間の死」を唱え,人間中心主義の断念や反ヒューマニズムの立場に立つことによって近代理性の権力性を批判したフランスの哲学者は[答 ]である。
@ フーコー A レヴィ=ストロース B サルトル Cドゥルーズ
(14) 自らの強制収容所体験をつづった心理学者フランクルの著書は『[答 ]』である。
@啓蒙の弁証法 A 野生の思考 B 夜と霧 C 西洋の没落