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第3編 国際化と日本人としての自覚
1章 日本の風土と日本人の考え方
40. 古代日本人の考え方
(1)原始宗教の形態のうち,自然現象に神性を宿しているとみるものを[答 ]という。
@ シャーマニズム A アニミズム Bトーテミズム C フェティシズム
(2)原始宗教の形態のうち,巫女の媒介により神霊界と人間の交信をする神秘的形態を[答 ]という。
@ シャーマニズム A アニミズム B トーテミズム C フェティシズム
(3)日本神話で,死者の行くべき暗黒で不潔な世界のことを[答 ]の国という。
@ 地下 A 高天原 B 黄泉 C 葦原中国
(4)日本神話で,生きとし生けるものの住む現実の国(日本)としての葦原中国は,神々の住む[答 ]と死者の国の中間に位置する。
@ 地下 A 高天原 B 黄泉 C 海中
(5)日本の神話における黄泉の国は[答 ]の世界であり,仏教やキリスト教の説くような世界ではない。
@ 罪 A 地獄 B ケガレ C 絶対悪
(6)原始・古代に日本で信仰の対象・畏敬の対象となった無数の神々を[答 ]という。
@ 荒ぶる神 A 八百万神 B 祭る神 C 現人神
(7)古代日本人は,天皇をこの世に姿を現している身体をもった神とみて現人神といった。また,自分の生まれた土地を守護する神を[答 ]という。
@ 祭られる神 A 祟り神 B 産土神 C 八百万神
(8)[答 ]は太陽神且つ皇祖神として崇められ,自然神と人格神が一体化した天皇の祖先神として奉られている女神である。
@ イザナギ A イザナミ B 天照大神 C 現人神
(9)古代日本人の考え方をさぐる資料として『古事記』『日本書紀』『万葉集』『風土記』があげられる。そのうち[答 ]は舎人親王が編集した最古の正史である。
@ 『古事記』 A 『日本書紀』 B『万葉集』 C『風土記』
(10) 古代日本人は,欧米と異なり自然に対して[答 ]しようとする傾向は弱かった。
@ 融和 A 合一 B 服従 C 支配
(11)「倭は国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭しうるはし」は[答 ]の歌で,大和の自然の美しさを表現している。また和歌や俳句,「雪月花」「花鳥風月」という言葉が示すように,日本人は自然を愛し,自然と一体化して生きてきた。
@『古事記』 A『日本書紀』 B『万葉集』 C 『風土記』
(12)古代日本人は悪をツミ・ケガレとしてとらえ,それは[答 ]で除去されるとしていた。
@神の恩寵 A信仰告白 B悔い改め C 禊ぎ・祓え
(13) 日常生活と違って特別に汚いもの(死や病気など),不浄とされたものを[答 ]といった。
@ 凶 A 祓 B 穢 C 禊
(14) 古代日本人の道徳の中心で,私心なく集団の中に融和しようとする心を[答 ]といい,理想とした。反対に共同体の生活を乱す行為を何よりも悪とした。
@ 清明心 A 暗汚心 B 清浄心 C 公共心
(15)[答 ]とは,海中や清流によって身体的・精神的けがれを洗い落とし清めることをいう。
@ 禊 A 祓 B 穢 C 忌
(16)祓(はらい)とは,自分の犯した罪や身体に着いたけがれを払い退けることをいい,ツミ・ケガレは神聖な[答 ]によって消えていくとされた。
@ 加持 A 祈祷 B 祝詞 C 曼荼羅
(17)清らかで澄み切った清流のようなすがすがしいことで,月の光・川の流れの美しさを表現するものは[答 ]である。
@ きよし A うるはし B さやけし C わびし
(18) 須佐之男命が高天原で犯した罪で,農耕を妨げたり,祭礼を汚したりする罪が[答 ]である。
@ 原罪 A 国津罪 B 天津罪 C 犯罪
(19)殺生や性的タブーを犯したりして,外部から人間に付着して生活を脅かす罪が[答 ]である。
@ 原罪 A 国津罪 B 犯罪 C 天津罪
(20)[答 ](神話で悪徳として否定された自分勝手な心)を捨てて全体のためにつくす,うしろめたさのない心を,「清き明き心」といい,公共に対する反逆の心を「汚き暗き心」という。
@ 黒心 A 真心 B 私心 C 漢心
(21) 古代日本人はキリスト教における原罪のような深刻な罪の意識はなく,楽観的であり,キリスト教の[答 ]のような悲観的な歴史観もなかった。
@ 輪廻転生 A 末法思想 B 地獄の思想 C 終末観
(22)古代日本人は[答 ]な罪悪感をもち,「罪を憎んで人を憎まず」「身の潔白」などの表現として,我々の精神生活の中に浸透している。
@ 楽観的 A 悲観的 B 主観的 C 客観的
(23)古代日本人の固有の道徳観の理想は[答 ]であり,反対に罪や汚れのある心を「きたなき心」という。
@清明心 A 暗汚心 B 清浄心 C 公共心