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第3編 国際化と日本人としての自覚 

2章 外来思想の受容と日本の伝統 

48. 古学系

 

 

1)古学は,江戸時代の儒学において中国古典を直接研究しようとした学問のことで,それには,山鹿素行の聖学,伊藤仁斎にはじまる古義学,荻生徂徠の[   ]3派がある。

 @ 訓古学 A 古文書学 B 考証学 C 古文辞学

 

2)素行の士道論は,武士の倫理的自覚と高貴な人格の形成を説き,平和禁断おける[   ]と位置づけた。他方,葉隠武士道は「鍋島論語」とよばれる 『葉隠』による。

 @ 武術の継承者   A 死の覚悟 B 礼楽刑政の実務者 C 三民の道徳的指導者

 

3)聖学派の山鹿兼行は朱子学を批判し,『[ ]』を著し,儒学を武士の日常に役立つ学問にしようとした。

 @ 童子問 A 翁問答 B 聖教要録 C 弁道

 

4)伊藤仁斎の唱えた学問で,『論語』・『孟子』の原典(「語孟二書」という)にたち返り,孔・孟の精神を明確にしようとしたものは[ ]ある。

 @ 古義学 A 古文書学 B 聖学 C 古文辞学

 

5)伊藤仁斎の説いた聖人の道の核心は[ ]である。

 @ 仁義 A 仁徳 B 仁信 C 仁愛

 

6)伊藤仁斎は人間の基本的なあり方として仁愛をとき,その実践過程における私欲のない心のもち方として[ ]を強調した。

 @ 信 A 義 B 誠 C 忠

 

7)儒教の日本化は,きびしい敬から,[ ]と融和を重んずる誠の重視にみることができる。

 @ 清明心 A 忠義の心 B 高邁の精神 C 心情の純粋さ

 

8)仁斎が古義学を確立した著書は『[ ]』であり,論語の注釈書は『論語古義』である。童子の問いかけに仁斎が返答する形式で自らの思想を体系化した主著は『童子問』である。

 @ 語孟字義 A 翁問答 B 講孟余話 C 都鄙問答

 

9)荻生徂徠は,聖人の道は先王の道,天下を安んずる道であり,世を治め人民を救う[ ]の学であるべきと主張した。

 @ 易姓革命 A 経世済民 B 古文辞 C 徳治主義

 

11)荻生徂徠は聖人を[ ]として把握した。

@ 君子 A 大人 B 先王 C 大夫

 

12)荻生徂徠は,『語孟』以前の古代の聖人の道の探究のために古文辞すなわち[ ]に精通した。これは後に国学の実証的態度に影響する。

@ 故事 A 古代語 B 政治 C 礼楽

 

13)聖人の道は平天下の道だとする徂徠の主著は『[ ]』である。

@ 語孟字義 A 翁問答 B 弁道 C 都問答

 

 

 

 

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